パリ日記Ⅱ 本文へジャンプ



2005年は2度目のパリ。9月初めのパリ。

シヤンドマルス公園からのエッフェル塔です。
PM8:00頃です
この日はあたたかく、まだ日の長い秋の夜をいつまでもピクニック気分で芝生でくつろぐ人でいっぱいでした。


2005.9.2 金曜日 出発前日。仕事を定時に終えて帰宅。軽く夕食をとり、千歳へ出発!
ほぼ夜中の12時に品川のホテルに到着。翌朝9月3日早朝5時半にホテルを出て成田へ向かう。



9月3日 土曜日  時差7時間を行く長い一日。

パリに到着後、凱旋門やエッフェル塔、ギメ美術館を見ながらちょっとした観光気分でホテルへ。
ホテル到着後は近くのスーパーへ行きビールとサラダを買う。サラダはトマト味のマッシュルームに見えるけど・・・しょっぱい!
スーパーを出て歩いてみると、けっこうおいしそうなお惣菜屋さん発見!しかし箸がないので断念。ぬるいビールとしょっぱいマッシュルームと飛行機内のパン(なぞの味)で一日目のディナー? 




9月4日 日曜日

第一日曜日は美術館無料の日。
ロダン美術館、オルセー美術館、ルーブル美術館を歩き回る。サン・ロック教会、ヴァンドーム広場を見学してエッフェル塔を目指す。

サン・ロック教会はなんだか変わった感じの印象・・・たぶん私がゴシック教会が好きだからかなぁ。。。
そしてヴァンドーム広場は・・・よく見る映像のとおり(あたりまえっ!)高級店ばかりで(日曜日は定休日)カフェもなく、しばらくぶらぶら。
エッフェル塔をシャイヨー宮側からみて、その下をくぐって、シャンドマルス公園を突っ切って地下鉄でホテルへ。この日みたエッフェル塔はオレンジ色にライトアップされてとてもきれい。「鉄のレース」といわれる繊細さがより際立っていい感じでした。
本当にへとへとに歩いたのは次の日は歩かない予定だったから。


9月5日 月曜日

モンサンミシェルを目指す。昨日やたらと歩いたのは今日はひたすら列車とバスの1日の予定だから。


雑誌「エイビーロード」の記事でオプショナルツアーじゃなく列車とバスで行けることを知り、自力でモンサンミシェルへ行くことにした。
ホテルを出て地下鉄でモンパルナス駅へ。駅に着くとAM9:05にレンヌ行きがある。バスに乗り継ぎ込みで約130ユーロなり。

TGVは混んでる。ほとんど満席。レンヌにつくと駅を出て右手にバスターミナルがあり電光掲示板でモンサンミシェル行きのバスを確認して乗る。バスの乗客は日本人率高い。バスの車窓からの景色はやはり十勝平野かって・・・牛がいたりして、建物がなければ北海道を走ってるみたい。。。
なーんて思っていたらモンサンミシェル現る!この時はかなり感動。わくわくです。
ついに来たよー!!!


狭い緩やかな坂が続き、通り沿いのお土産物屋さんなんかを見たりしながら修道院を目指す。
修道院の内部は複雑な感じです。なんだか感激・・・いつも写真で外観を見ていた修道院の中にいるんだもの。フランスって・・・英語の説明表記ないから、ガイドブックの情報なんかを頼りに探検気分。

到着した時から雨が降ったり止んだりしていたけど濡れるのは気にならない程度です。修道院をじっくり見学して、さて、名物の「オムレツ」を食べなきゃ!



オムレツはやはり巨大で、でも塩味でさっぱり。フリット(ポテトフライ)とともにビールが進みます。途中からケチャップつけてみるとまたまたおいしく、朝食をたべたきりだったので完食。

帰りのバスを待つ間は海沿いをお散歩してみたり・・・雨も上がって潮風が気持よかった。なんといっても大西洋の海風だもの!



9月6日 火曜日


2日間朝早くホテルを出て行動したのでのんびりしてたらAM9:00でも遅い気分。時間がもったいないような、でものんびりするための旅だしね。

シテ島やサンルイ島、リュクサンブール公園あたりを歩いてみることにして出発。パンテオンにも行こう。
雨模様だけど傘をささずに歩いてる人多し。パーカー来て出かける。ノートル・ダム・・・やっぱりいいなぁって何回目かな。ゴシック様式の教会はほんとに好き。
サンルイ島にあるサンルイ・アン・リール教会は人気もなく静かで、そして華麗です。
セーヌ河沿いをお散歩してりして、パンテオンを目指す。サンエティエンヌ・デュ・モン教会にはパリ唯一らしいジュペ(高廊)がある。古い様式みたい・・・ヨハネ・パウロ2世もここを訪れているようです。写真が展示されてた。
さて、パンテオンでは有名な「振り子」があって、説明のビデオモニターみたいのもあるけど・・実は私は何がすごいのかよくわからないっ!!!振り子は常に振れていて地球の自転を証明してるんだっけ・・・なんで???

パンテオンを出てカフェで初クロック・ムッシュ。とーってもおいしい。ビールもおいしい。フランスって本当にパンがおいしい。チーズがおいしい。
シテ島にもどって「サント・シャペル」を見学。入口でカルト・ミュゼ・モニュマン購入。36ユーロ。裁判所の敷地内にあるので手荷物検査でいつも混んでいて、なかなか行列に並ぶ気にならなかったけど、やはり見とかなきゃ。。。入ってびっくりです。壁のすべてがステンドグラス!すごいです。光に圧倒されます。日本語の説明ボードもあって、読みながらステンドグラスをじっくり見学。のんびり見学。
スーパーMONOPRIでお土産のチョコなどをを買って、1日のんびり過ごし、ホテルへ戻った。テレビでは「コナン」がフランス語を話してて、でも手紙は日本語で書かれてるぞーってあたりまえか。。。





9月7日 水曜日

シャンティイに行く。目的はコンデ美術館の「ベリー公の華麗なる時禱書」
GALE DE NORD(北駅)はヨーロッパの北へ行く列車の発着駅。真ん中で国内線と国際線に分かれていて赤い列車はタリス。アムステルダムからブリュッセルへ行く時に乗ったパリ行きの列車。その奥にはロンドンへ行く国際特急のホーム・・・。ロンドン・ナショナルギャラリーにもいつか行ってみたいなぁなんて思いつつ、シャンティイイは二つ目の駅。25分でつく。快速みたいなものかなぁ。

シャンティイに着くと・・・歩いた歩いた。ガイドブックによると20分から30分ってあるのに30分以上はかかった。暑かったし。

コンデ美術館はルーブルよりも充実したコレクション、なんて書かれたりしていて期待してきたけど、本当に素晴らしい。
オマール公というひとのコレクションが、彼が展示していたたままにある絵画たち。感動です。お城もルーブルやベルサイユのように巨大ではなく、かつての生活が感じられて素敵。
庭園から見たお城自体が絵画のよう。。。

12:00~14:00は美術館はお昼休み。庭園のなかにカフェがあるので散策しつつ、カフェでのんびり。庭園を流れる小川の水がとてもきれいだったりして、優雅な貴族の生活を想像したみてり・・・カフェのビールはベルギー式(?)にボトルとお揃いのグラスでした。ランチはボリュームがありそうなので有名なクリームシャンテリーに挑戦。ビール飲みながらストロベリータルトwithクリームシャンテリー!イチゴの酸味がきいたさっぱりとしたタルト。大きくておなかいっぱいです。

14時から再び美術館を見学。受付のお兄さんが大きな声をかけながら歩き回って・・・近づいてきて・・・城の内部のガイドツアーが始まるから参加したい人は集まるように・・・って言ってるみたい。ただしフランス語のみらしい。
フランス語は全く分からないのに、なぜかガイドツアーがあるってことは分かった。なんでかな。

ガイドツアーはやはりフランス語でチンプンカンプン。部屋にある説明ボードには日本語もあって読みながらの見学。ただし1部屋ずつ進んでいくので、なかなか追いつかない。部屋のいくつかは装飾が痛んで修復さていなかったりして、今で見たどのお城よりもリアルでした。

パリ市内に戻ると水曜日なので夜間開館のルーブルへ。リシュリュー翼を中心に見て、ライトアップされたマルリーの庭でのんびり。ホテルではサッカーワールドカップ予選「フランスvsアイルランド」をテレビ観戦。アンリの技ありシュートに思わずガッツポーズ出ました。



9月8日 木曜日



サン・ドニへ行く。お目当てはゴシックの大聖堂だけど、フランス・ブルボン朝の王族のお墓がある。ってことはマリー・アントワネットのお墓参り?
建物を見に行ったつもりが王族達の横臥像が興味深い。リアルで、アンリ2世の肖像画をいっぱい見たので横臥像も顔でわかっちゃった。。。そしてバジリカ。こちらもなかなか見ごたえありました。
サン・ドニに来たからにはフランススタジアムも見学しましょうと行ってみたけどガイドツアーはフランス語のみしか出来ないらしく断念してパリ市内へ戻る。
東駅でメトロを降りてプランタンとギャラリー・ラファイエットをぶらぶら。パリ三越にも行っちゃって、自分用にエミリオ・プッチの小さめスカーフを購入。パリでイタリア製だよ!昼食はPAULのパン。おいしー!
その後ピカソ美術館とポンピドゥーセンターへ。どちらも行かないわけにはいかない?やっぱり前と展示は替わってるし、おもしろい。行ってよかった。
ポンピドゥーセンター前の広場に面した有名カフェボブールでビール。椅子も高いし(足が地につかないっ)、ビールも高い。でも、おつまみ付きでブラックオリーブがうまかった。。。


明日はもう帰国で名残惜しく、ぶらぶらする。ぶらぶら歩いてシテ島に行き、勢いでノートル・ダムの塔に登る。いい加減疲れていたけど、いい眺めです。かなり疲れていたらしく、降りる時に階段の段数、数えちゃいました。380段なり。はぁ。
ディナーは裁判所前のカフェで。フランス人も意外に好きらしいステーキ&フリットに挑戦。ビーフはおいしいし、ビールが美味いよー。うれしいジョッキ入りです。このカフェはギャルソンが気さくで観光客にやさしいのがうれしい。のんびりできます。そして裁判所に出入りするイケメン・パリジャンウオッチに最適かも!?
ビールとビーフで元気回復。シテ島からすぐメトロに乗るのがもったいなくて歩く。セーヌ沿いをポン・ヌフ、ポン・デザール・・・すごくきれいで、帰りたくないなぁと思ったら雨が降ってきた。メトロの駅を目指してループルを歩いているとガラスのピラミッドがきれいでうれしい。歩いてよかった。


帰りのメトロの駅では窓口に人がいなくて自販で切符を買ってみました。カルネ(11枚セット)を窓口で買っていたので自販は初めて。画面にタッチ式かと思ったら、ぐるぐるローラーを回して選択!というナゾな仕組み。。。買ってる人を観察してないとわからなかったなあ。


9月9日 金曜日

帰国の日。
メトロでレ・アルまで行き、サン・トゥシュタッシ教会へ行く。朝早いので人気が少ない。教会は修復中で外も中も足場だらけ。
オペラガルニエ方面を目指してぶらぶら。途中「ギャラリー・ヴィヴィエンヌ」発見。床のモザイクがとても美しい。スケッチをするグループがいるだけでシーンとしていました。

途中パリのスタバに入ってみて休憩・・・ミシュランブティクへお土産を買いに行くことに・・・店内には日本人の男団体と遭遇。落ち着かない気分でいるとミシュラン・ジャパンの団体でした。なぜか「サーキットを走ったんだよ」なんて話を聞き、結局私はミシュラン・ジャパンサッポロブランチ(!)の職員ということにしてくれて、かなりのディスカウントショッピングしちゃいました。

最後にアンヴァリットへ。ナポレオンのお墓を見に行く。
そして最後のランチ。メトロ「エコール・ミリテール」駅上交差点にあるカフェでLUNCH 1(ランチ・アン)は見た目もオシャレでおいしかった。


シャルル・ト゜・ゴール空港ではなぜか待合室(一階がショッピング・モール、二階が待合室部分)から30程締め出されました。
説明もないみたいで、もちろんフランス語がわからず、なぞな時間。。。