ベルリンの旅 2007年 本文へジャンプ


3年続けてパリへ行って、また行きたいけれど、他の都市にも行ってみたい!
ドイツって気になるので・・・ベルリン。
前の年に旅の候補地だったけどサッカーワールドカップ終了してからのほうがドイツ語わからない、英語もあやしい観光客には歩きやすいかなぁって・・・。

ベルリン行きはミラノ経由でした。イタリア行きの日本人がわんさかいたけどミラノでベルリン行きのアリタリア航空の搭乗口へ行くと日本人率私だけ、でした。


10月13日土曜日。一日かけてベルリン到着。
○○ホフとか○○シュトラーセとか、懐かしい。9年ぶりのドイツ。以前は南ドイツ。今度はドイツ北部、ってベルリンです。

さぁて、明日はどこへいこうか。。。



10月14日

まずはホテルの近く、カイザー・ヴィルヘルム記念教会目指してホテル出発です。日曜の朝の人気のない街を歩くとほどなく教会を発見。すぐ横に建てられた現在の教会と内部が崩れた塔が痛々しく、戦争の悲惨さを伝えています。

教会のそばから100番のバスに乗りジーゲスゾイレ(戦勝記念塔)へ。映画「ベルリン天使の詩」で知ったこの塔を目の前にしてベルリンに来たなぁと実感。もちろん塔には上がってみる。塔の上からは市内一望って感じで、またバスに乗りブランデンブルク門へ。修復が終わったばかりでとてもきれい。ここに「壁」があったんだ・・・。

ブランデンブルク門からウンター・デン・リンデンを歩くってのにあこがれてて、博物館島を目指そうかと思っていたのに、ポツダム広場のソニー・センターを目指すことに予定変更。



ブランデンブルク門のすぐ横にはホロコースト記念碑が広がる。こんな中心部に広がるのが戦争を忘れないってもの。ドイツって・・・


さて、ソニー・センターの目的はビアホール「リンデンプロイ」!ドイツだもん。ビールだよ。ヘーフェヴァイツェンと自家製お肉料理の盛り合わせ(にほんごメニューあり)です。ドイツでビール。久々の本場のヴァイツェン。おいしいよーー。お肉は多いなぁと思ったけど油っこくないから完食。初クネーデルも美味い。
もっともっとビール、飲みたかったけど2杯で我慢。お昼ですもの。初日ですもの。

のんびりビールを飲んだ後はポツダム広場から近く、絵画ギャラリーへ。人が少なく、静かな空間が広がりボッティチェリやフェルメールの前は私一人。なんて贅沢。

ベルリンのクマのアートなんかを見ながらぶらぶら・・・ウンター・デン・リンデンを散策。街の空気を満喫しつつ歩いて歩いて疲れたー。。。200番のバスでホテルに戻ったらベットに転がり熟睡。。。気がついたら夜中、でした。



10月15日

ホテルの朝食が美味しい。白いパンとか、白いソーセージとか、フルーツもヨーグルトもおいしい。ユーロが高いし、ビールはしっかり飲みたいから朝食をたくさん食べて出かける。。

前日寝ちゃうほど歩き疲れたので2日目にしてのんびりムード。近くのスーパーで水@ビールBとkitkat買って2.762ユーロって安っ!マヂ?
一度ホテルに戻り、実はホテルからすぐだった有名デパートKaDeWeへ行ってみる。苦手なお土産買いを早くも済ませようと。。。しかしやはり苦手なお土産買いで、買ったのはお友達へのチョコのみ。職場のは決められずです。
部屋でペットボトルのビール(さすがリサイクル大国!)を飲んでみて・・・ふつうにおいしい。
その後Uバーンでアレクサンダーブラッツへ行く。東ベルリンのテレビ塔、森鴎外の「舞姫」に登場するマリエン教会、旧東ベルリン地区にしか走っていないトラムなんかを横目にハッケンシャー・ホーフを目指す。ホーフを見学してお目当てのビアホール「レムケ」で休憩。

ビール飲んで元気ですぎて(?)ベルリン大聖堂まで歩き、ドームに上るが・・・・

本日も歩きすぎです。疲れたーー。
アレクサンダー・プラッツへ戻りカリー・ブルストを食べてみる。
ちょっと不思議なスパイシーカレー味がおいしくって、パンも食べて夕食です。
カリーブルストの味はそこそこで違うようなのでいろいろ食べるのが楽しみ。


10月16日

今日は博物館島。明日はドレスデンへ行くことに決定(?)まずはベルリン中央駅へ行きドレスデン行きの時刻をチェック。その後博物館島へ。
なんといってもペルガモン博物館が人気のようで、ここでだけ日本人に遭った。改装が終わったばかりのボーテ美術館は明るくていい雰囲気だけど・・・全部で四つある美術館はなかなか回りにくく、つながる構想があるようなので早くみんなつながって下さい、という感じでした。広いのに休憩スペースが少なく感じたし、まだまだこれから、なんでしょうか。。。
博物館島周辺をうろうろして、ホテル近くのクーダムへ戻る。
夕食はオイローパーセンターの地下のレストランでビール&ハクセ。
見た目、インパクト大だけと、あっさりしていておいしい。クネーデルもかりかりしたのがのってて美味。レーベンブロイ直営の店みたいでオクトーバーフェストビールが飲めたのがうれしかった。




10月17日

今日はドレスデンへ。鉄道の旅でーす。

往復68ユーロ!高いっっっ。列車はプラハ行きでした。来年はプラハに行きたいなぁ。ヨーロッパの草原を走って・・・いつも思うのは風景だけだと「十勝平野かっ!?」

ドレスデン中央駅に到着し、エルベ川周辺、ドレスデン城を目指してやっぱり歩く。
まだまだ工事が多くてアルトマルクトなんか大きな穴状態。サッカーワールドカップ目指しても間に合わなかったのかしら。。。

聖十字架教会に入ってみるとパイプオルガンの練習中で、聴き入る。最初小さかった音が迫力を増して感動です。ジーンときました。
さらに歩くといよいよフラウエン教会が見えてきました。世界最大のジグソーパズルといわれ、復元された姿は美しく痛々しい。黒く見えるオリジナルの部分があまりにも少ない。協会内部を見学してエルベ川をめざす。
途中ブラートブルスト(焼きソーセージとパン)で腹ごしらえしてブリュールのテラスをぶらぶら。蒸気船の汽笛がいい感じです。
劇場広場と呼ばれるツヴィンガー宮殿、ゼンバーオーパー、ドレスデン王宮に囲まれた広場でのんびりした後は宮殿内を見学。、アルテ・マイスターではラファエロの「システィーナのマドンナ」が目玉とばかり展示されているものの、フェルメールやクラナッハetc.はかなりさりげなく展示されていて、ここでも独り占め状態です。
ドレスデン王宮の外壁のタイルはすごかった。磁器だから戦火にも耐えたのかしら。財宝コレクションもとにかく展示してみましたという感じですごすぎ。。。これって王様は一回しか見てないとか? 一度も目にしてないものもあるんじゃないかなと思う。

美術館ってかなり歩くし疲れたなぁってことでノイマルクトのカフェでビールとサラダ。野菜不足をさすがに感じてサラダにしてみたがチーズの乗ったバゲットがついてておしゃれでした。立ち食いソーセージとかナイフ刺さってるお肉とかだったもんね。
中央駅に戻ると少し列車の時間に早かったのでビールを飲んで待つ。戻る列車は眠いし外は暗いし・・・ハンブルク行きだし・・・乗り過ごしたらどうなるんだ私?って思っていたら行きには止まらなかったひとつ前の駅が中央駅に見えて(寝ぼけてました)降りちゃった。しかも私のガイドブックはワールドカップ前年の情報でsudkreuzと書かれた駅が何処なのかわからない!あたりは真っ暗であせったけど、ハンブルクまで行っちゃうよりマシ。ノートパソコン開いた案内のおじさんに聞き自分の居場所が分かると元気が出てきて・・・せっかく暗いんだからポツダーマープラッツへビルの夜景を見に行きホテルへ戻る。KaDeWe横のインビス(立ち食いキオスクみたい?)でビールを買ってホテルで安着祝?しました。



10月18日

ポツダムへ行く。

ベルリン近郊の静かな街という雰囲気です。街中をぶらぶらしてサン・スーシ宮殿へ。絵画館は思ったほどではなかったけれど当時の展示方法なのかぎっしりで贅沢。
宮殿の内部はガイドツアーのみでかなり待たなきゃならないのでお庭の散策をして旧市街へ戻る。
昼食はまたしてもカリーブルスト。ポツダムの駅でビールを飲んでベルリン市内へ戻る。
ポツダムをあっさり切り上げたのはシャルロッテンブルクへ行って宮殿とベルク・グリューコレクションを見たかったから。明日はもう帰国だし。

というわけで途中から宮殿巡りの日に。シャルロッテンブルク宮殿を堪能(?)・・・中国磁器の間、すごかった。王様って集めるの好きなのね。
もう一つの目的ベルク・グリューコレクションは宮殿の向かいにありました。バロック以前の世界ばかりだったのでマティスとピカソで元気出る。閉館時間が近かったせいか無料でさらにうれしかった。
バスでクーダムへ戻りガイドブックで見た「マイネケ」というレストランへ。地元率高めないい雰囲気で「マイネケ定食」みたいなのとドゥンケルビール。ここでは誰かとわいわい食べたい気分でした。お店のBGM、なぜかフラッシュダンス!?



10月19日

帰国の日。
旧東ベルリン地区を中心に歩いてみる。

アンハルター駅の残されたファサード。ベルリンの壁。チェックポイントチャーリー。そしてベルリンの壁博物館。博物館は写真、資料、展示、映像でドイツ語が分からなくても十分に伝わってくる。
中世の城壁とはなにか違うかんじの「壁」・・・

少しアレクサンダー・プラッツ周辺でショッピングをして、イーストサイドギャラリーへ。
ここは一番有名なベルリンの壁が残るところ。
ずーっと歩いてU1のヴァルシャワー・シュトラーセ駅まで行くとまだまだ東の名残のある感じ。クーダムとはぜんぜん雰囲気が違う。。。

最後にKaDeWe横のインビスでカリー・ブルストを食べてベルリンにさようなら。