冬のN子さん
N子さんは某デパートので働いています。
N子さんが休みの、冬のある日
街を歩いていると、電柱の上に
人が立っているのが見えたのだそうです。
何だろうと思ってよく見ると、
それは三度笠をかぶって合羽を羽織った
北風小僧の寒太郎です。
寒太郎は電柱の上で
「きったかぜ〜こぞう〜のかんたろう〜!」
と歌っているのだそうです。
そして、長い楊枝をくわえていたと言います。
話しを聞いていた私は
「それは木枯らし紋次郎だろっ!」
と、思わず突っ込んで見ましたが、
彼女が言うには
寒太郎も楊枝をくわえていたのだそうです。
N子さんはその時、職場で仕事中の先輩に電話しました。
「先輩!いま北風小僧の寒太郎を見たんですよ!」
「なに?それ・・・??」
「寒太郎が電柱の上に立って、歌ってるんですよ・・・」
訳が分からない先輩は、電話を切った後も、なんだかおかしくて
その日は仕事中ずっと笑いをこらえるのに苦労したそうです。
それ以来N子さんは、冬になると
電柱の上に立つ北風小僧の寒太郎が見えると言います。
そして、寒太郎を見るたびに、
今年も冬が来たなぁ・・・と感じるN子さんでした。
本日の一言
北風小僧の寒太郎って
実在の人物だったのか・・・
知らなかった・・・