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FAQ
Q 図記号、マークに関する日本の規格は、どんなものがありますか

A Ｑ１（国際規格）で説明した図記号関係規格は、大部分がＪＩＳ化されています。
ただ、本来、識字能力の無い人（他言語使用の人を含め）も含め、万人の為の情報表示手段で 有るはずの図記号に、日本語を入れてしまっているものが多く、 残念なことです。単一民族（との思いこみ）、仲間意識という日本人の悪い癖がでているようで、 私自身を含め、多少でも標準化に関係するものの反省すべき点と思われます。

A 具体的には、表題に「図記号」と謳っているものだけでも下記のものがあります。(1999-12現在)
  1. JIS A 8312:1996 土工機械　―　安全標識及び危険表示図記号　―　通則
  2. JIS B 0125:1984 油圧及び空気圧用図記号
  3. JIS B 0138:1996 産業用ロボット　―　図記号
  4. JIS B 0139:1993 複写機　―　図記号
  5. JIS B 6012-2:1998 工作機械　―　数値制御用図記号
  6. JIS B 8601:1989 冷凍用図記号
  7. JIS B 9615:1995 印刷機械　―　図記号
  8. JIS C 0303:1984 屋内配線用図記号
  9. JIS C 0617-1:1999 電気用図記号　第１部：概説　
  10. JIS C 0617-2:1997 電気用図記号　第２部：図記号要素，限定図記号及びその他の一般用途図記号
  11. JIS C 0617-3:1997 電気用図記号　第３部：導体及び接続部品
  12. JIS C 0617-4:1997 電気用図記号　第４部：基礎受動部品
  13. JIS C 0617-5:1999 電気用図記号　第５部：半導体及び電子管
  14. JIS C 0617-6:1999 電気用図記号　第６部：電気エネルギーの発生及び変換
  15. JIS C 0617-7:1999 電気用図記号　第７部：開閉装置，制御装置及び保護装置
  16. JIS C 0617-8:1999 電気用図記号　第８部：計器，ランプ及び信号装置
  17. JIS C 0617-9:1999 電気用図記号　第９部：電気通信：交換機器及び周辺機器
  18. JIS C 0617-10:1999 電気用図記号　第１０部：電気通信：伝送
  19. JIS C 0617-11:1999 電気用図記号　第１１部：建築設備及び地図上の設備を示す設置平面図及び線図
  20. JIS C 0617-12:1999 電気用図記号　第１２部：２値論理素子
  21. JIS C 0617-13:1999 電気用図記号　第１３部：アナログ素子
  22. JIS C 9309:1989 溶接機電気回路用図記号
  23. JIS E 3012:1988 鉄道信号用図記号
  24. JIS E 4017:1994 鉄道車両　―　電気用図記号
  25. JIS F 0050:1999 船舶通風系統図記号
  26. JIS F 0051:1983 船舶救命及び消火設備の図記号
  27. JIS F 7006:1993 船舶配管系統図記号
  28. JIS F 8011:1990 船用電気図記号（動力関係）
  29. JIS F 8012:1990 船用電気図記号　―　照明関係
  30. JIS F 8013:1991 船用電気図記号　―　通信，計測，航海及び無線関係
  31. JIS T 1006:1992 医用電気機器図記号
  32. JIS T 5507:1998 歯科用器械　―　図記号
  33. JIS X 0121:1986 情報処理用流れ図・プログラム網図・システム資源図記号
  34. JIS X 0127:1988 計算機システム構成の図記号と用法
  35. JIS Z 4004:1989 医用放射線機器図記号
  36. JIS Z 4950:1995 診断用磁気共鳴装置　―　図記号及び標識
  37. JIS Z 8206:1982 工程図記号
  38. JIS Z 8207:1999 真空装置用図記号
  39. JIS Z 8209:1988 化学プラント用配管図記号
  40. JIS Z 8250:1985 図記号通則
  41. JIS Z 8840:1993 粉体機器　―　図記号
  42. JIS Z 9201:1958 熱勘定線図記号

これ以外にも、下記のような 図記号を主体としたり、図記号を含むＪＩＳ は多数有ります。
  1. JIS L 0103:1990 既製衣料品のサイズ及び表示に関する通則
  2. JIS L 0104:1988 テックス方式による糸の表示
  3. JIS L 0110:1990 衣料パターンの表示記号
  4. JIS L 0120:1984 ステッチ形式の分類と表示記号
  5. JIS L 0200:1976 編組織の表示方法
  6. JIS L 0201:1995 編目記号
  7. JIS L 0217:1995 繊維製品の取扱いに関する表示記号及びその表示方法

A ＪＩＳ以外にも、分野別の図記号を規定している規格があります。
例えば、ＥＩＡＪ（日本電子機械工業会）、 ＣＩＡＪ（通信工業会）等で独自（上記のＩＳＯ，ＩＥＣ規格を踏まえた）の 安全や操作指示、状態表示を目的とした図記号ガイドなどを作成しています

Q 具体的に図記号、マークを見たいのですが。

A ＪＩＳの図記号関係規格の全体像を知るには、「ＪＩＳハンドブック　図記号」等をご覧になってください
全てではありませんが、主要な図記号関係ＪＩＳが掲載されています。 （財）日本規格協会（ＪＳＡ）の本部、支部で販売しています。 東京（赤坂見附）、大阪等の閲覧室では、現物の閲覧ができます。 もちろん、書籍ですので、お近くの書店で注文することもできます。大きな書店においてあることもありますので、 まず手にとってご覧になることをお勧めします。

ＪＩＳハンドブック Ｎｏ．１８「図記号」
発行元：　（財）日本規格協会（ＪＳＡ）
発行年：　１９９８年（１９９９年版は発行されないはずですので、１９９８年版が最新版です。）
体　裁：　Ａ５版　１，２６４頁
価　格：　６，２００−：税別
主な内容
  1. 通則
  2. 製図用図記号（建築・建具／製図／鉄道／船舶／他）
  3. 操作・表示用図記号
  4. 安全・その他の図記号
  5. 参考（図記号の標準化／国際規格／他）

ＪＩＳ電気用図記号(JIS C0617/IEC60617シリーズ)
発行元：　（財）日本規格協会（ＪＳＡ）
発行年：　１９９９年
体　裁：　Ｂ５版　３９２頁
価　格：　３，５００−：税別
従来の日本独自の図記号系ＪＩＳが、国際規格であるＩＥＣ ６０６１７シリーズに 合わせる作業が１９９９年に完了したのにあわせ、発行されたものです。
  1. JIS C 0617-1:1999(IEC60617-1:1985) 第１部：概説
  2. JIS C 0617-2:1997(IEC60617-2:1996) 第２部：図記号要素、限定図記号及びその他の一般用途図記号
  3. JIS C 0617-3:1997(IEC60617-3:1996) 第３部：導体及び接続部品
  4. JIS C 0617-4:1997(IEC60617-4:1996) 第４部：基礎受動部品
  5. JIS C 0617-5:1999(IEC60617-5:1996) 第５部：半導体及び電子管
  6. JIS C 0617-6:1999(IEC60617-6;1996) 第６部：電気エネルギーの発生及び変換
  7. JIS C 0617-7:1999(IEC60617-7:1996) 第７部：開閉装置、制御装置及び保護装置
  8. JIS C 0617-8:1999(IEC60617-8:1996) 第８部：計器、ランプ及び信号装置
  9. JIS C 0617-8:1999(IEC60617-9:1996) 第９部：電気通信：交換機器及び周辺機器
  10. JIS C 0617-10:1999(IEC60617-10:1996) 第10部：電気通信：伝送
  11. JIS C 0617-11:1999(IEC60617-11:l996) 第11部：建築設備及び地図上の設備を示す設置平面図及び線図
  12. JIS C O617-12:1999(IEC60617-12:1997) 第12部：２値論理素子
  13. JIS C 0617-13:1999(IEC60617-13:1993) 第13部：アナログ素子

ＪＩＳハンドブック Ｎｏ．６５「製品安全」
発行元：　（財）日本規格協会（ＪＳＡ）
発行年：　１９９９年
体　裁：　Ａ５版　４６４頁
価　格：　３，６００−：税別
主な内容
  1. 設計・表示（一般貨物の取り扱い指示マーク／包装物品の取り扱い指示マーク／銘板の設計基準／安全色及び安全表示／他）
  2. 人間工学（人体寸法測定／精神的作業付加に関する原則／他）
  3. 国際規格（ISO 3461-1 ／ ISO/IEC Guide 14,37,50,51）
  4. 参考

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