I'veアンソロジーシリーズ
☆Went Away☆
初出:「夏色の砂時計(プリンセスソフト)」
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VAIO C1 800×600 1024×768 1152×864 640×480
I'veアンソロジーシリーズです。
これはみずきさんの中で視聴率が一番高いI'veの中から、俺ベストを選曲してCG化しようというシリーズです。
みなさんがファンサイトとして曲リストとか最新情報とかを掲載しているなかで、こういうアプローチもあっていいかなと。


今回は新曲「Went Away」です。
曲・詩共に悲しいまでに美しく、KOTOKOさんお気に入りの一曲にトライです。

どこでも書いていますが、この曲はI'veに数曲しかない「救いようのない曲」という印象を受けました。
I'veの曲は「どれだけ堕ちたとしても、どこかで希望を持たせるような曲」が多いのですが、この曲は「底を漂っている雰囲気」が穏やかに、美しい言葉で描かれていました。
ここまで寂しく、美しい旋律を持つ曲はI'veの中でも希有だと思います。

「『思い出』という一瞬を切り取った歌」…この曲のイメージをひねり出すのにかなり長考しました。
5日かかってもこれと言ったイメージが浮かばない中、KOTOKOさんからのお願いがあり「これは結構ピンチな感じ」に陥ったのです。
そんな時、Wind and Wonderの試聴が始まり、こっちの歌の方が今描くべき絵だと思いながら出てきたのが今回のイラストです。

決してやっつけではありません。次回作へのプレリュードです、たぶん。

今回の絵に関しては、出来るだけアイテムを減らすことで寂しさを表現し、すっきりしたデザインになっていると思います。
そこにぽつんとのーとを配置し、「一人ぽっち」を表してみました。

のーとは機械ですのでみずきさんがいなくなっても生き続けます。
だからみずきさんの記憶はディスクに書き足して、いつまでも残しておけるようにしています。彼女が持っているのは、そのディスクです。
良いことも悪いことも、すべて記録されます。

それが「ばいお・のーと(生命記録者)」の存在意義だからです。

〜大丈夫ですよ。みずきさんが死んだらのーとの仕事も終わりですよ。かの皇帝コッペリアの様に……〜

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