2008 | |||||||||||||||||||
2008 SPAIN |
|||||||||||||||||||
最終的には1位ライコネンと3位ハミルトンの差は4秒しかなかったが、この僅差はセーフティカーによるものだった。19周目で二人の差は11.5秒になっていた。ハミルトンはアロンソに詰まっていたこともある。第2スティントはセーフティカーの影響で29周目にリスタートとなり、いったんなくなった二人の差は17周経過した46周目で再び7.8秒と広がった。今度はハミルトンの前にアロンソはいない。 バルセロナは低速・中速・高速のあらゆるタイプのコーナーが揃い、ストレートも長い。オールラウンドな実力がそのまま出る。フェラーリが今年も一日の長があることがわかった。マクラーレンとBMWに差はそれほどない。 燃料搭載量の差が出やすいサーキットという性格を利用してアロンソは予選2位を獲得。ハミルトンを抑えるなど健闘したが、17周目のピットインで11位に落ちた。33周目で5位を走行していたので、完走していれば5位だったろう。ルノーはまだ3強6台にはかなわないが、レースによってはアロンソの力で3強に割って入ることが可能であることを示した。 ハミルトンとクビサがレースペースがぴったり一致。このことからマクラーレンとBMWが互角であることがわかる。 中団ではトヨタとレッドブルがしれつな争いを始めている。 最後にアグリと佐藤だが、2年半おつかれさまでした。2007カナダで佐藤がマクラーレンのアロンソをオーバーテイクしたシーンはいつまでも忘れられない。F1はこういうチームを存続させられないことが大きな問題だろう。モズレーが5年前からやっているコスト削減改革は、いったい何のためにやっているのかわからなくなった。
ライコネン今季2勝目 |
|||||||||||||||||||
2007 SPAIN |
|||||||||||||||||||
2008 |