知り得ノート@・とらぶるるぅ〜   
     
自分だけはトラブルに巻き込まれはしない』なんて思ってはいませんか?
でもちょっとした事でトラブルに巻き込まれてしまうのが旅行です。
せっかくの旅行、トラブルで嫌な思いをするなんて悔いが残りますよね!!!
ちょっと知っておくだけでトラブルは防げることが多いもの。実際に聞いた話、書いてみました。

トランプ賭博!?
『自分の妹が来月日本に行くんだが、日本語がいまいちなので、是非教えに来てくれないか』と気弱そうな男 に英語で話しかけられた。簡単にOKし、彼の家まで行くが、徒歩で行かれると思っていたら車に乗ることに。家につくと、妹とはほんのわずかに対面したのみで、彼は 『実は自分は××ホテルでトランプのディーラーをしている。トランプ賭博は見ても損はないから見ていけ』と言われ、見ているうちに、『ちょっとこれで練習してみろ』 とお金を渡される。断る間もなく、別の男が部屋に入ってきたため止むを得ず練習させられる。そこで最初の男が『実は昨日この男に騙された。自分の妹も日本行きの小遣いが十分にないし、ちょっと助けてくれないか』とせがまれ、トランプ賭博をすることに。言われた通りにやっていると勝てるため、何の疑問も持たずゲームをしていると 相手の男が莫大な金を掛けてきた。助けてくれと頼んだ男は『いくらまでなら用意できたがどうしても××足りない。貸してくれないか。』と言って来たが、持ち合わせの金ではもちろん足りないため、クレジットカードを使わされた。現金で引き降ろすと同時に、高額な金をカードで購入させられた。その時は泣きそうな顔で助けを求められたり、脅されたり、時間がないとせかされりして、嫌が負うにもカードを使用せねばならない状況だった。結局お金を返すと行った場所に彼らは現れず、巨大な借金がカード会社に残ってしまった、、、、。

これは典型的なトランプ賭博による騙され方です。声を掛けてくる言葉は『儲け話がある』『日本語を教えてくれ』『会わせたい人がいる』など様々です。また騙してくる人々はほとんどがプロ集団なので、騙す人の性格などをつかんで、うま〜く話を進めてきます。少しだけ『NO』と言ったくらいでは、押し切られてしまう場合がほとんどです。また考える時間を与えなかったり、精神的に追いつめる事で冷静な判断力を失わせてくるので、初めに引っ掛かってしまうとあっという間に騙されていたというのが多いようです。

@誰かに何かを誘われたら、歩いていける距離ならともかく、車に乗るような場所まで行く場合はその時点で断る
Aとりあえずトランプを見たら、お金を賭けてゲームをする事を何が何でも断る
Bそれでも脅されるなどで逃げられない状況であったら、手持ちの現金のみ渡して、絶対にカードの存在を知られないようにする
プロ集団とは言っても命を奪ったりすることは稀なので、気づいた時点で
強い態度ではっきりと拒絶すれば巻き込まれないで済むと思います。

 

■政府公認×××エキスポ、政府公認バーゲン!?

有名なお寺を格安で回ってくれる誘われトゥクトゥクに乗ると、運転手のおじさんに『この近くに地元の人に人気がある寺があるから』 と案内され行ってみた。するとスーツを着た英語が上手な男が『今週7日間だけ、政府公認の×××エキスポがあるから行ってみるといい』と言ってきた。『これは怪しい』と思ったため、 しばらくして運転手が『今政府公認の×××エキスポをやっているらしいが、そこで宝石を買うと日本のジュエリー○○で3倍の値段で売れるらしい』と言ってきた時にも別に気にしなかった。 ひとつ目当てのお寺を見たら、運転手がまた『この近くに地元の人に人気がある寺があるから』と言い、行くことに。そこで今度は黄色い袈裟を着たお坊さんが同じ「政府公認エキスポ」 の話をした。またその次に行った場所では、観光客らしく見える人が、『自分も初めは信じてなかったが、行ってみると本物だった。だから毎年それを使って旅行の資金を稼いでいる』と言われ、つい行ってみることに。行ってみると外国人観光客が大勢いた。しかし宝石を見てみると案の定偽物のようだったため『現金がないから買えない』と言うと、『カードでもいい』 と言われ、『カードもない』というと『パスポートコピーだけでもOK』と言ってきた。パスポートを渡したら最後だと思って、『とにかくいらない』と言って出てき、トゥクトゥクのおじさんにも『騙したんだからお金は払わない』と言うと、急に態度を改め、最終的には目的地まで連れていってもらえた。

これもトランプ賭博と同じように、掛けてくる言葉は様々。『地元に人気の寺がある』『今日有名なワットポーは休みだ』などなど。始めは全く信用していなかった場合でも、お寺の住職さんやスーツを着た男、観光客風の人などが同じことを言うため、 結局は行ってしまうという人が多いようです。もしどうしても行きたくないのにしつこく誘われたら、トゥクトゥクの運転手の場合、強気な態度で『もう降りる』『お金は払わない』 などと言うと、急に態度を改めることも多いので、きっぱり断ってみてください。

■ホテル従業員のパスポートチェック!?

ホテルでチェックインを終え部屋で休んでいたら、ホテルの従業員らしき者が『フロントでチェックし忘れた項目があるからもう1度パスポートを確認させて欲しい』と言ってきた。何の疑問も持たず、パスポートを渡したが、結局その従業員は戻ってこなかった。

タイでは外国人のパスポートは相当な値段で売れるそうです。ホテルでのパスポートのチェックはフロントでしか行なわれませんし、それ以外でも自分の目の前から見えない場所に持っていかれることはできるだけ避けるようにすれば、このようなトラブルには巻き込まれないと思います。


ドリアンとビール!?

私達のオフィスに立ち寄った日本人の男の子と女の子。彼らはオフィスの近くのゲストハウスに宿泊していた。ある時女の子が、『彼がすごい熱で大変だから薬を貸して欲しい』と言われて、持っていたバファリンをあげたのだが、その次の日、予定していたバンコク行きのバスを変更に来たため彼女に様子を聞いてみた。すると『男 の子は昨日の深夜、目も白目で上向いてしまい、何か叫んでいるし、口から泡も吹いてい』て、これは大変と思った彼女は救急車で彼を病院に連れていった。病院では『食中毒です』 と言われたらしい。熱を出した3日後、やっと少し回復した男の子に様子を聞いてみると、『その時は吐き気と下痢が同時に襲ってきて、頭はフラフラ、寒気はひどいし、叫ばずにはいられず、本当に死にそうな思いをした』とのこと。「怪しいものは食べていないか」と聞いてみると、普通に屋台で食事をしてきたらしい。通常屋台で食事をしたくらいでは、よほどお腹が弱い人以外は下痢などにはならない。同じ物を食べてきた女の子の方はまったく平気だったため、『女の子と何か違う食べ物を食べたか』と聞いてみると、違うのはビールだけだと言う。昔ガイドブックで見た「ドリアンとビール」の話を思い出し、まさかと思って「ドリアンは一緒に食べていないか」と聞いてみると、なんとほんのひとかけら食べたらしい!!!
    
実はドリアンとビールはタイ人なら誰でも知っている、絶対に一緒に食べてはいけないもの。原因はよくわからないが、死ぬ事もあると言われているほど、危険な組み合わせだそうです。 その男の子はほんのひとかけらのドリアンと缶ビールを1本飲んだだけで、救急車で病院へ運ばれてしまう程の重症の中毒になったということなのです。他にコーヒーとリポビタンDのような栄養ドリンクも危険と言われています。みなさん気をつけてくださいね。
 
■ファランポーン中央駅の自称TAT職員!?
バンコク発チェンマイ行きの寝台列車チケットを購入するために、ファランポーン中央駅に来た女子学生の2人。時刻表などを確認していると、自分はTAT(政府観光局)の人間だから、チケット購入を手伝ってあげる、、と言われ、Tourist Informationと書いてあるオフィスに連れて行かれた。希望の列車と日時を言うと、そのオフィスの人は駅に調べに言った後、「その日は寝台もすべて満席だから、バスしか方法がない」と言われ、バスチケットを購入。バンコクの北バスターミナルまでミニバスのような車で行き、大型バスにはバスターミナルから乗車。チェンマイのアーケードバスターミナルに到着すると、知らない旅行会社が迎えに来ていて、そのオフィスに連れて行かれパニック。後で詳しく聞いてみると、実は彼女達が来たその日の寝台列車には空席があり、750バーツで購入したというバスチケットも通常は高くても400バーツ程。更にカオサン通りでは片道150バーツ前後のアンコールワット行きのバスチケットも、往復で1600バーツも払わされていた。。。。

これは最近ではガイドブックにも紹介されていますが、 TAT職員などというのは全くの嘘です。駅構内にもTATだの、Tourist Informationだのと書いてあるオフィスがいくつかありますが、駅構内、そして駅周辺のオフィスはすべて私営の旅行代理店で、彼女達が会った自称TAT職員も、それらのオフィスから来ている客引きです。まだ正直なオフィスはよいですが、寝台列車に空席があるのに、満席と嘘をつき、高額なバスチケットを売り付ける会社が多いようです。ツアーやバスチケットなども通常よりはるかに高い金額の場合が多いので、とりあえずTAT職員と言ってくる人々にはついて行かず断るか、もしオフィスに連れて行かれた場合なども、空席状況などは自分で確かめ、止むを得ず他の手段に切り替える場合は、できれば駅周辺のオフィスではない場所で予約されることをオススメします。ちなみにインターネットなどで他のツアーやホテルを予約済みでも、『キャンセルできるから』『自分がキャンセルの電話をかけてあげる』『そんな会社などない』と言い、自分のツアーなどを薦めてきますが、予約済みのツアー会社やホテルで発生するキャンセル料などは一切負担してくれませんので、注意してください。
■その他:
私が直接聞いた話は随時載せていきたいと思っていますが、 最近のトラブル関連の情報を集めた トラブル関連掲示板もチェックしてみてくださいね。

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