原付免許取得!いざ「バイク野郎」の世界へ


高校を卒業すると、周りの友達がバイクに乗り始めた。
でも私は「バイク=暴走族」というイメージがあり、どうしても好きになれなかった。
が、うちの親父(実はバイク大好き)の強い説得(なんのこっちゃ?)により、原付免許を取得することになった。
私のバイクライフの始まりはとてもいい加減っだ…。

「さて免許も取ったことだし、バイクを買わなきゃ」
そう思ったのはうちの親父。
(当の本人はじぇんじぇん欲しいと思っていなかったのであった)
親父は知り合いのバイク屋から、原付バイクのカタログをとり集めて、私に渡す。
「好きなものを選べ」
カタログはNSR50NS50Fガンマ(WOLF)50タクトハイアップなど一通りそろっていた。
私は目を通しているうちに、バイクが欲しくなっていった…。




 記念すべき愛車第一号、それは90年式のNSR50。色は黒/銀でしたが、89年式のカタログを見ただけで注文してしまい、実車を目の前にして「カラーが違うような気が…」と唖然とした記憶があります。(89年式のカラーはこちら
まぁ「ゼッケンが黄色いからいーか!」(注:なんしぃは「黄色ふぇち」です)と納得しました(爆)。
 車両決定の決め手も「どうせ乗るんだったらミッション付きがいいな」というチョーアバウトさ。NS50Fと悩みに悩んだ挙げ句
やっぱりレーサースタイルなバイクが良い!」と考えてNSRに決定しました。(←ホントにいい加減です)
納車されたときはそりゃあもう嬉しくって嬉しくって、何かと理由を付けては乗ってました。
 慣れないクラッチワーク(…というか、クラッチは必要なとき以外は使わなくて良いと思っていた)でギクシャクなりながら練習したのを思い出します。
ちょうどこの頃ヤマハのTZR50がデビューしたのですが、友達がこのTZRに乗っていたのでもう大変!妙にライバル意識を燃やしてました。(でも買うときにTZRの存在を知ってたら、ミーハーな私は多分TZRを買っていたでしょう
 車体は小柄なのでとてもキュークツ。でもこのキュークツさが逆にレーシーな気分になりました。
50ccのくせに6,500rpmから明確なパワーバンドがあり(というか、それ以下はトルクが薄くて全然使えない)、レッドゾーンまで一気に吹けるエンジンはまさに絶品!当時WGPを沸かせていたNSR500のスピリットがそのまま生かされてるような感覚で、感動ものでした。ちなみにNSR50のキャッチコピーは「3/4(スリークォーター)ワークス」。乗ったことがある人は判ると思いますが、何となく納得してしまいますよね。
 欠点といえば、サスは全然ダメ。特にリアサスのストロークが皆無なため、乗り心地も含めて最悪。逆にフロントは柔らかすぎて、すぐフルボトムしてました。社外品に交換することが前提で装着されていたものなのでしょうね。ちなみに最終型(95年式以降)はサスがグレードアップされているようで、かなり良いらしい…。旧モデルオーナーはこのモデルのサスを入れるのが、サスチューニングの第一歩のようです。
 またOEMタイヤはそこまでグリップしないので、コーナリング中にギャップを拾うと吹っ飛んでました。でもそれがまた面白かったですね。
本人の性格によりはもっぱら街乗りマシンと化してしまいましたが、それでも十分楽しめたマシンでした。

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