2005年7月、ボーダフォンのラインナップに加わった「V50x」シリーズ。
これを機に、同シリーズのシャープ製端末「V501SH」に機種変更しました。
使い勝手と魅力を徹底検証しました。

 

カタログなどではこの面が紹介されるので表面に
思われがちですが、実はこちらは背面です。
サブディスプレイはV802SHなどと同様のモノクロ液晶
が搭載され、時刻と電界強度が表示されます。
表面はV603SHと同じ。パーツ的にも流用されて
いるようです。 ただし全体的には背面ディスプレイと
テクスチャーパネルの影響でゴツくなってます。
右側面にはカメラ用スイッチとビューワポジション時の
操作キーが並んでます。
中央に見える小さな白い部分は、バッテリーパネルを
固定する「ツメ」で、手前に引き出すと解除されます。
左側面はMiniSDカード挿入口と外部入出力端子が
あります。なお、アンテナは内蔵されているため
外観はその存在を知らしめる部分がありません。
バッテリーはテクスチャパネルの裏に。
手前にあるツメのロックを解除しないと外せないため
不用意にパネルが外れる事がありません。
キーの形状や配置もV603と同じ。
ちなみにブラックはキー照明がやや暗めで、ちょっと
見難い印象を受けましたが…キーは位置が頭に入れば
問題にならないかも。
ファンクションメニューを表示させた状態です。
これはカスタムスクリーンが適用されていますが、
標準メニューはV603とほぼ同じ。
カスタムスクリーン設定画面。表示されているのは
添付のSDカードに予め登録されているもので、お金の
アイコンがあるものが使用キーを登録(525円)することに
よって利用可能になるもの。
標準添付の「ディスニー」に設定してみました。
各部のアイコンや壁紙は勿論、トップメニューも変わります。
上の写真と比べてみてください。
カーソルアイコンも変わります。
ものによっては着メロや音量調節画面も変わります。
外側のパネルが変わる携帯はありましたが、ここまで
細かくカスタマイズできるのは初めて!

 

 

使い勝手インプレッション


  今や業界3位となってしまった、ボーダフォン。私もキャリア換えをしようかと悩みましたが、料金的に他社に鞍替え
 する決定打も無かったので、またまたボーダフォンにしました。
  私にとって初めての「ボーダフォン端末」(V型番)は、2Gの新グループ「V50x」系の初号機、V501SH。ホントは
 先を見据えて3G系にしたかったのですが、国際標準化を唱えているためかあのメニューはどーもとっつきにくいと
 考え、2G系からのチョイスと相成りました。
  

ボーダフォン・機種構成図
3G
2G
パケット機
2G
非パケット機
ハイエンド
V90x
V60x
V40x
ミドルクラス
V80x
V50x
スタンダード
V70x
V30x


  2Gのハイエンド機とくれば「V60x」。このクラスではシャープ製のV603SHと東芝製のV603Tの2機種があります
 が、どちらも色々楽しい機能がテンコ盛りで悩んだのですが、結局V501SHの「カスタムスクリーン」という機能に惹か
 れ、価格も安い(ぢつはこれが結構でかい…)V501SHを購入しました。
  気になるV603SH機能差ですが、具体的には以下の通り。
  <V501SHが劣っている部分>
   ・カメラ機能
     V603SHはオートフォーカス付き200万画素ですが、V501SHは130万画素固定フォーカス。
   ・テレビ機能
    V603SHはテレビ視聴が可能ですが、V501SHはナシ。FMラジオ機能もありません。
  <V501SHが勝っている部分>
   ・カスタムスクリーンと着せ替えパネル
    最大のウリ。これが無くして501SHはありえない!
   ・背面サブディスプレイ
    パーツ的にはV902SHやV802SHと同じ、モノクロ液晶。しかしV603SHはこれが無いため、着信状態や
    時刻やカレンダーを参照するのにわざわざ開ける必要がある。なんしぃが譲れなかった最大のポイント。
 
  このほかは、V603SHと差がありません。モーションコントロール赤外線通信バーコード読み取り電子ブック
  MP3オーディオ録音&再生機能もしっかり継承されてます。もちろんVアプリも256kVer.2ですし、着うたにも
  対応
。廉価版と言う位置づけですが、V603Hに負けていません。
   また前機J−SH53と比べてもかなり使い勝手が向上しており、例えばWebアクセスでページ読み込み中でも
  リンクをクリックするとそのリンクにアクセスしてくれたり、データフォルダをサムネイル表示できたりとかなり充実。
  特に不満は感じません。
   最大のウリである「カスタムスクリーン」は、背面パネルに併せて画面デザインのカスタマイズが出来る機能です。
  シャープ製端末に搭載されていた「DisneyStyle」の延長線上にあるもので、メニューやアイコン、壁紙や電池残量
  アイコンまで変更できます。標準添付のMiniSDカードにライブラリが登録されており、そこから設定する事が可能。
  背面パネルを交換できる携帯は数多く在りますが、これに画面をコーディネイトできる端末はV501SHが初めて。
  ただし、各パーツは個別に設定する事ができません。またパターンによっては有料キーを購入する必要があります
  (約200円〜500円)ので、注意が必要です。
    カスタムスクリーンのパーツ群はWebからダウンロードできます。ただしこれらのパーツは非常に大容量のため
  (約500KB〜800KB)、まともに携帯を使ってダウンロードするととんでもない時間と通信料がかかってしまいます。
  これを解決すべく、パソコンから専用サイトにアクセスする事によってダウンロードできるようになっています。
  (専用カスタムスクリーンサイト「カスタモ」…http://www.custamo.com/
  このサイトにアクセスすると各パッケージごとにダウンロードできますので、これをMiniSDカードにコピーすれば
  通信料がかかる心配がありません。なお、「カスタモ」からのダウンロードは無料です。
   ただ唯一「困ったな」と感じたのが、外部メモリとして新しく採用されたMiniSDカード。これまでのシャープ製端末
  は全てノーマルサイズのSDカードだったので、データ移行がパソコンを使う必要があってちょっと大変でした。
  これから登場するモデルはMiniSDに移行されるようですから、機種変更を検討されている方は予めメモリカード
  リーダーを購入してたほうがいいかもしれませんね。

   ちょっとイロモノ系モデルといった感のあるV501SH。しかし「カスタムスクリーン」機能は、他の人と違った個性
  を出したい人にはベストマッチな機能だと思います。後発のV703SH/V903SHもこの機能が搭載されています
  が、どちらも数種類の固定パターンを切り替えられるだけでV501SHのようにダウンロードは出来ません。
   自分好みのケータイ、できるかな?

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