更に進化した、デジカメケータイ。

基本スペック
  サイズ(幅x高さx奥行き)
  質量
  通信方式
  連続通話時間
  連続待受時間
  充電時間
  ディスプレイ(メイン)

  ディスプレイ(サブ)
  カメラ

  内蔵メモリ
  外部メモリ
  その他の主な機能
51 x 111 x 16 (mm)
約130g
W-CDMA/GSM
200〜210分(通信方式による)
340〜300分(通信方式による)
約140分
3.4インチフルワイドVGA
 モバイルASV (854x480)
1.4インチ有機EL (192x64)
1210万画素CCD/AF
 デジタル5.7倍ズーム
220MB (共有)
SDHC・最大16GB対応
ワンセグ/GPS
おサイフケータイ
無線LAN (Wi-Fi)
モーションセンサ
タッチパネルUI
3Gハイスピード
 下り7.2/上り1.4Mbps対応

 

 

■購入までのいきさつ■


  ソフトバンクが端を発した「2年契約」戦争は他キャリアまで飛び火し、それまでのケータイ市場バトルは鎮静化…。
 そう、不明瞭な料金体系を明確化するために始まったこの取り組みは、ユーザーはきっちり二年、単一機種を使わざるを得ない
 状況に陥り、それによるユーザーの買い替え需要は低迷。加えて端末の高性能化も一端の区切りを見せ、時代はiPhoneや
 Andoroid端末に見られる「パソコンOSとの融合」に開花。従来のケータイモデルはやや地味な立ち位置へとシフトしつつあります。
  なんしぃが購入した「910SH」は、ボーダフォン→ソフトバンクへと、キャリアの親会社が大変革した直後にデビューしたケータイ。
 それまでどーも地味だったボーダフォン端末のラインナップから一新し、元祖「サイクロイド」の「905SH」と共に、新生ソフトバンク
 のフラッグシップモデルとして登場しました。当時は既にカメラモジュールが高価なCCDから安価なCMOSへと移行していましたが、
 「910SH」は敢えて時代を逆行。光学式CCD・3倍ズームという「こだわり」のカメラ機能を搭載。加えてこれまた当時としては初と
 なる、500万画素というのもトピックとなり、「ワンセグの905SH」に対して「カメラの910SH」と言われていました。
  しかし、そんな高性能なケータイも、前述の「2年契約」のお陰であっという間にカタ遅れ(爆)。カメラを含めて基本性能は
 問題なかったのですが、HSDPA(3Gハイスピード)回線の台頭で閲覧サイトが日増しに重たくなり、3Gロースピード(笑)の
 「910SH」ではフリーズも発生する始末…。購入から3年目を迎える2010年3月、機種変更することになりました。
  実は今回、2009年冬春モデルが発表となった2009年10月に、既にお目当ての端末をロックオンしていました。それは、
 同じシャープの「943SH」か、パナソニックの「941P」。どちらもワンセグ視聴に重きを置く「テレビケータイ」です。しかし発表は
 同月でしたが、実際の販売は「943SH」が2010年3月、「941P」が同2月…あぁ!?3か月以上も待たんにゃいかんのかい!
 と憤慨。しかし妥協はイヤだ!とゆー事で、「943SH」が発売になるまでおとなしく待つことに…。
 因みに「940SH」は2009年11月発売。そんなに待たずにゲットできたのですが、「デジカメ・ケータイはもういいかな〜」と、
 全く見向きもしませんでした

  そして2010年3月、ついに本命の「943SH」が発売されました!いやぁ〜待ってたよセニョリータ。期待を胸に
 膨らませ、ソフトバンクショップへと赴きます。因みに発売が一カ月早かった「941P」は実機は既に確認済み。そんな状態で、
 待望の「943SH」と手に取ると…
 …あれ?何だか野暮ったいデザインだなぁ。
 
期待してたより、ちょっと安っぽい?(愛用者のみなさん、ごめんなさいm(-_-)m)
 いや、安っぽくはないなぁ…何となく「若者向け」というか、妙にポップなんです(爆)。これは単純に私が期待していた青色の
 端末が、思った以上にあか抜けてたとゆーだけなんですが…。では他の色は…と辺りを見渡すと、そこに鎮座していたのは
 「940SH」がでありました。同機はモック(家電量販店によく置いてある、操作できない模型のことです)展示は見てましたが、
 実機を見るのは初めてです。「カメラケータイはもういいかなぁ〜」と思っていたのですが、こちらのほうがいろんなギミックが
 組み込まれていることに気がついたのです。
  両機のモデル比較は、下表のとおり。(あなたはどっちを取ります?)

940SH
943SH
 ヒンジスタイル
スイーベル(二軸回転)
サイクロイド
 カメラ(共にCCD・ProPIX対応)
1210万画素
800万画素
 タッチパネルUI
あり
なし
 サブディスプレイのサイズ
192x64ドット
60x16ドット
 ワンセグチューナー
シングル
ダブル
 リアル3Dゲーム
対応
非対応

 ぶっちゃけ、私が3年前に悩んだ機種選択と同じ状況(「910SH」v.s.「911SH」ですね!)に陥ってしまったわけです(笑)。
 しかし前回はあっさり決まったのですが、今回は非常に接戦!「941P」の存在が既に消え失せているが、ツッコミはナシ!
 がっぷり四つ組ぃ〜残ったぁ〜〜残ったぁ〜、勝負あり!押し出しで「940SH」の勝ち〜!!
  まぁカメラの画素数はともかくとして、元々あまりテレビを見ない私は「ダブル・ワンセグ」はそこまで惹かれないし、カメラの
 撮影にはスイーベルは使いやすく、タッチパネルときたら文句なし!
かと。
 あと実際に触った感じで、各キーの押しやすさで「940SH」のほうが好印象でした。ボタンの柔らかさは「943SH」でしたが、
 縦が密接しているため、キーの押し違いが頻発しそうな気がしました(ってか、同様のキー配列だった「910SH」で散々頻発
 しまくってました)。
  というわけで、半年ほどカタ遅れになった「940SH」をゲットしたのでした(爆)。

 

■940SHの主な特長■

  「AQUOS SHOT」の名を冠する「940SH」は、カメラ機能に特化したケータイと言えるでしょう。
  ■1210万画素CCDカメラ
   デジタルカメラではほぼ標準ともいえる画素数ですが、ケータイカメラとしては最高レベル(2009年冬モデルとしては)。
   「910SH」のように光学ズームではありませんが、画像処理エンジン「ProPIX」により、撮影場所や状況にこだわらず、
   誰にでもきれいが写真が撮れます。
  ■100枚連写
   QVGA(320x240ドット−約8万画素レベル)に限定されますが、連続100枚撮影が可能です。
   実際に使う事があるかどうかは別ですが…(爆)。因みに、1210万画素では連続3枚の撮影が可能です。
  ■個人検出によるアルバム管理
   あらかじめ個人の顔を登録しておくことにより、撮影時にその人を追従して自動的にフォーカスを合わせます。また登録した
   人ごとにアルバム管理を自動的に行え、撮影後の写真管理が容易です。
  ■細かい撮影設定
   露出やフォーカスモードはもちろん、ホワイトバランスやISO感度も手動で設定できます。
  ■タッチパネルによる直感的な操作
   ビューワポジションでは、タッチパネルによる迅速な機能設定とフォーカスロックが行えます。

  また、カメラ機能以外では以下の特長があります。
  ■Wi-FI通信による高速ブラウジング
   無線LAN環境があれば、最大54MBpsの高速ウェブブラウジングが可能。アプリや音楽のダウンロードはもちろんのこと、
   動画のストリーミング配信や、フリーの動画サイトの閲覧も快適に行えます。
  ■ベクターパッド&スピンぐるメニュー
   従来の方向キーが、静電式タッチパッドになっており、ウェブ閲覧などでカーソルをノートパソコンのタッチパッドのように
   操作できます。また待ち受け画面やブラウザ画面表示中に方向キーをぐるりとなぞると、画面やその時間に最適なメニュー
   のショートカットを渦巻状に表示する「スピンぐるメニュー」が搭載されています。
  ■ケータイ係長
   これは機能ではなく、「キャラタイム」という待ち受けFlash。ケータイの中に生活する「ケータイ係長」が、実際の日時に連動
   して様々な生活風景を見せてくれます。ダウンロード版もありますが、本機に搭載されているプリインストール版は5MBの
   特別仕様で、開発者曰く「2年間は楽しめる」内容だとか。

  なお、「940SH」は兄弟機として、ドコモ「SH−01B」とau「SH006」が存在します。これらは共に「1210万画素カメラ」が
 売りのモデルですが、各キャリアに応じた細かな仕様・機能の違いがあります。
 
 
940SH
SH−01B(ドコモ)
SH006(au)
 無線LAN(Wi-Fi)
×
 スピンぐるメニュー
×
×
 FMトランスミッター
×
×
 サブカメラ
×
×
 カーナビ連携
×
×
 HSUPA(上り1.4Mbps通信)
×

  …とまあ、こんな感じです。意外なのが「HSUPA」の対応有無。「SH006」はCDMAなので規格外ですが、「SH−01B」
 で非対応というのは…因みに、HSUPAサービスを開始できているのは、ドコモだけです(笑)。

 

■ディテールチェック■

  ボディスタイルは一般的な二つ折り。表面はアクリル
 樹脂で覆われ、高級感を演出しています。中央の黒い
 部分はサブ液晶(有機EL)が埋め込まれています。
 さらにその下部には5つのLEDが埋め込まれています
 が、通常は全くその存在が判らない、特殊な加工が
 施されています。
  ちなみに兄弟機のドコモ・SH-01Bとau・SH006とは
 基本シルエットは同一です。

  背面は1210万画素レンズが大きく鎮座。高輝度LED
 の配置と言い、そのスタイルはまんま「デジカメ」。
 前使用機の「910SH」と違い、デジタルズームを採用
 していることもあり、フラットで収まりよくまとまってます。
  中央部にはFericaチップが組み込まれていますので、
 おサイフケータイでチャリーンとするときは、こちらの面
 をかざしましょう。

  右側面にはシャッターボタンとズームボタンを配備。
 クローズポジション時にシャッターボタンを押すと、サブ
 ディスプレイに情報が表示されます。また長押しすると
 スポットライトが点灯します。
  また写真ではよくわかりませんが、上端(写真の右端)
 部分にワンセグ用ホイップアンテナが埋め込まれてます。
 ワンセグ視聴時にはこれを伸ばさないと、全くと言って
 良いほどワンセグ受信ができません(爆)。

  左側面には外部接続端子とMicroSDスロットがありま
 すが、「910SH」にあったオーディオ端子がありません。
 これは最近の傾向で、オーディオ端子は外部接続端子
 と兼用になっているためですが…位置が位置だけに
 充電しづらく、また充電しながらイヤホンが使用できない
 ので個人的にはイマイチ…(涙)。

  ボタン配置は最近のソフトバンク携帯共通のもので、
 シャープ製端末を使ってきた私にとっては特に違和感は
 感じません。…が、電源ボタンの上にある「TV」ボタンが
 ややクセモノ。ウェブやアプリを終了させるのに電源ボタ
 ンを押そうとして、思わずこの「TV」ボタンを押してしまい
 がちです。まぁ慣れの問題でしょうけど…。

  サブディスプレイは有機ELで、時計やメール・電話の
 着信などを知らせるほか、お天気アイコンや世界時計、
 歩数計などを表示できます。またその横には5つのLED
 イルミネーションがあり、7色に美しく光ります。これらは
 きせかえアレンジなどで変更することができますが、
 自分でパターンを作成することはできません…残念!

  採用例が少なくなりましたが、タッチパネル液晶搭載
 機にはとても便利な二軸回転式・スイーベルスタイル。
 「910SH」は結構ガクガクしてましたが、「940SH」は
 がっしりと造られており、ビューワポジション時でも安心
 して使えます。
  ヒンジの殆ど根っこから回転し、ワイド画面が有効に
 使えるのは美点ですが、弊害として回転する際にスト
 ラップが引っかかってうっとうしく感じる時があります。
 これも慣れの問題か!?

  今更語るまでもない、シャープ液晶の美しさ(爆)。
 二つ折りモデルとしては最大級の3.4インチ液晶は
 フルワイドVGAサイズで、写真やワンセグがはっきりと
 表示されます。また太陽光に強いのもシャープ液晶の
 強みで、日差しの強い日でも見やすさはピカイチ。
  なおこの状態でもタッチパネルによる操作が可能。
 スピンぐるメニューはベクターパッド(方向キー)だけで
 なく、この液晶をぐるっとなぞっても出てきます。

  モーションセンサーを内蔵していますので、このように
 本体を回転させると自動的に画面の上下左右が切り替
 わります。「V501SH」も同様に切り替わってましたが、
 あちらは横表示がなく、上下が入れ替わるだけ。時代の
 進化を感じさせます(笑)。
  このようにビューワポジションにしても、タッチパネルで
 ほぼすべての操作が行えます。気分はiPhone!?
 画面上部のアイコン類にタッチすると、バッテリ残量や
 お天気アイコンを表示するショートカットメニューが表示
 され、使い勝手の良さは抜群です。

  メインメニューだけでなく、このようにサブメニューも
 すべてタッチパネル操作が可能なように設計されている
 のにはビックリ!指ではじくとスッとスクロールしたり、
 画像表示中では二本の指で伸ばしたり縮めたりする
 操作を行うことで、画像の拡大や縮小が行えます。
 全くもってiPhoneのパクリ…いやいや、良いところを
 素直に継承しております(笑)。iPod TouchやiPhone
 を使っている人は、違和感なく溶け込めるでしょう。

  ビューワポジションにすると、このようにカメラが起動
 するようにすることも可能です(出荷時はワンセグTVが
 起動します)。ここでもすべての操作がタッチで行える
 のですが、ズームとシャッターは側面のボタンで操作
 します。ただしシャッターは、画面中央下のシャッター
 アイコンをタッチしてもOKですので、シャッター押しこみ
 による手ぶれを軽減できます。しかし半押し操作は不可
 のため、フォーカスロックを使った撮影は側面ボタンで。

  「AQUOS SHOT」のブランドを冠するケータイらしく、
 用意されている撮影モードも実に多彩。選択した設定は
 保持されますので、一度カメラモードを終了しても、次に
 起動したときにいちいち再設定する必要がありません。
 「そんなもん、当然だべ!」と言われるかもしれませんが
 前機「910SH」は全く保持されず、大変不便でした(汗)。
 もちろん、この画面もタッチによる直感的な操作が可能。

  意外と私が重要視しているのが、キー照明イルミ。
 「940SH」は、高級感あふれる白色LEDで視認性抜群。
 ただ光源が下部分にしか存在しないようで、上に行く
 ほど暗くなるのはちょっと幻滅(涙)。まぁ写真の通り
 とても明るくて見やすいんですけどね。
  なお「明るさセンサー」を搭載していますので、周囲の
 明るさに応じて液晶と共にこのキーイルミも自動的に
 輝度が調整されます。周りが明るいとすぐに消灯します
 ので、エコに貢献していますね!

 

■やっぱり気になる!?カメラ性能■

   カメラ機能を重視してチョイスした同機ですので、やはり気になるのはそのパフォーマンス。前使用機もカメラケータイだったこと
  もあり、その性能についてチェックしたいと思います。
   基本的なカメラスペックは、以下の通り。(910SHとも比較してみました)
 
940SH
910SH
イメージセンサ
1/2.3インチCCD
1/2.5インチCCD
最大画素数
1,210万画素
500万画素
ズーム機能
デジタル25倍
光学3倍×デジタル30倍
シャッター機構
電子式
機械式
ISO感度
100〜12800
100〜800
オートフォーカス
中央+マルチポイント+接写
中央+マルチポイント+接写
連続オートフォーカス
あり
なし
静止画連写
3〜100枚
なし

   いやぁ、凄いです。時代の流れを感じさせる進化ぶりです(笑)。「910SH」デビュー時は500万画素カメラを持つケータイ
  は無く、時代の先端を行っていたドコモですら、320万画素が最高クラス。しかし今は800万画素が当たり前…。
   まぁ個人的には「デジカメというものは画素数で優劣を決めるものではない!」と思っておりますので、
  この辺は特に気にしなかったのは前述の通り。やはりカメラはレンズと画像処理エンジンッスよ!
   「940SH」にはシャープ自慢の「ProPix」(ProFixと間違えやすいので注意!)という画像処理エンジンが搭載されています。
  撮影された写真はきれいに加工され、美しく保存されるというわけですが、実際に撮影をしてみるとこの処理エンジンが
  ややもたつく
感があり、シャッターを押して画像が表示されるまで時間がかかります(1〜2秒)。
  「910SH」はそんな機構はありませんので割とサクサク撮影できたのですが…これも慣れの問題か?また撮影された写真
 
 は勝手に加工が施される様で、プレビュー表示されたものを見て「おおぅ!?」と思うこともしばしば。
  もちろん良い方向に加工されていることが殆どではあるのですが、画像処理が自前のPCで行える人にしてみたら、やや
  お節介感が漂います(笑)。
   また実際に撮影された写真を見ると…なんだか「910SH」のほうが奇麗(ド爆)。やはり光学レンズには敵わない!?
  CCDは「追従性が高く、狙った瞬間を撮影しやすい」というのがメリットなんですが、昨今は劣勢と言われていたCMOSセン
  サーも高機能化が進み、遜色ないレベルまで来ている、と聞きました。そんな中、敢えてすべてのラインナップにCCDカメラ
  を採用したシャープにエールを送りたかったのですが…期待していたレベルにはやや達していないのかな?と感じました。
  まぁ処理エンジンを高速&高機能化すれば、その分バッテリの持ちなどに影響し、やはりケータイではこのへんが限界
  なのかも知れません。なお、レンズの追従性はハッキリ言って「910SH」のほうが良いです。
   最後に、私が愛用しているデジカメ「DSC-W1」との撮影比較をば。被写体は毎度の愛娘「みぽりん」です。
  なおオリジナルの画像サイズは5メガピクセル(2592x1944)ですが、ウェブ用にサイズ縮小しています。それ以外の加工
  は一切行っておりません。

 こちらは「940SH」で撮影したもの。
 発色が奇麗でスナップとしては上出来です。
 ProPixの威力を感じさせる出来栄えです。

  ・撮影モード:こだわりモード
  ・ホワイトバランス:曇り
  ・F値:2.8
  ・ISO感度:125(0〜800自動)

 こちらはデジカメ「DSC-W1」で撮影したもの。
 「940SH」は広角寄りレンズ(28mm)ですが
 「DSC-W1」は望遠寄りレンズ(32mm)ため、
 同じ撮影位置とは思えないほど被写体に
 寄ってます。露出もややオーバー気味です。
 これはこれで良く見えますが、比較すると
 「940SH」のほうが美しいかも…。

  ・撮影モード:プログラム
  ・ホワイトバランス:自動
  ・F値:2.8
  ・ISO感度:100(自動)

 

 

■その他の使い勝手■


   カメラ性能ばかり注目されがちの「940SH」ですが、その他の使い勝手について機能別にレビューしたいと思います。

  【ワンセグ】
   今や殆どのケータイに装備されている「ワンセグ視聴」機能ですが、「AQUOS」の名を冠する同機らしく、機能は充実してます。
   ・録画機能(通常予約録画・タイムシフト録画・追っかけ再生・データ放送)
   ・AQUOSファミリンク
   ・同社HDDレコーダの動画持ち出し機能

   などなど。基本的には他モデルとほぼ同等の機能ですが、「940SH」はビューワポジション+タッチパネルUIによる使い勝手
   が長所
として挙げられます。サイクロイドも良いですが、こちらも負けてはいませんよ!
   因みに、MicroSDガードは16GBまで対応しており、本体にも録画可能ですが、他の機器にはコピー&視聴はできません。

  【WiFI通信】
   SoftBankの2009年冬モデルの目玉機能。無線LANによるWeb閲覧、ニコ動などの動画サイトにおいてその威力を発揮します。
   またPCサイトブラウザを使用するとパケット定額上限が上がりますが、「ダイレクトブラウザ」というシャープ独自のブラウザが
   搭載されており、これを介して閲覧すると通信料がかかりません
(無線LANによる閲覧に限定されますが)。
   だたし、我が家の無線LANはIEEE802.11b規格のため、速度上限が11Mbps・実質6Mbpsしか出ていないため、3G網を使用
   した通信速度(3Gハイスピード=3.6〜7.2Mbps)との差はあまり感じません(涙)。
   「気持ち速いかなぁ〜」という程度ですので、機会があれば無線LAN環境を見直したいですなぁ…。
   因みに2010年3月末のソフトウェア更新で、フリー動画サイトYouTubeの閲覧が可能になりました!「943SH」は最初から閲覧
   可能であることがアナウンスされてましたので、購入においてスペック差を感じて「940SH」と悩まれていた方には朗報となる
   でしょう。(940SH選んでおいて良かった…)

  【音楽】
   音楽プレイヤーとしての機能も秀逸です。最近のトレンドとしてスピーカーはモノラルになってしまいましたが、そこから出る
   サウンドはクリアな音質で好感が持てます。ただしそのスピーカー位置が問題で、何と本体背面のカメラレンズ下部…(涙)。
   音がすべて自分の反対側に抜けてしまい、聞きづらいです。またビューワポジションにし、本体を置いてワンセグ視聴を楽し
   もうとすると…音が塞がれて聞こえませんよ!ダンナ!!
   そんな諸問題も、ヘッドフォンで聴くとすべて解消(笑)。ヤマハとの強力タッグによるサウンド効果は一見(一「聴」か?)の
   価値あり!バーチャル5.1chの透き通って深みのあるサウンドが楽しめ、特にワンセグ視聴で効果を発揮します。
   まぁ、「ディテールチェック」の項でも記述しましたが「外部端子兼用のヘッドフォン端子」というトコロに納得さえできれば、
   満足できるレベルでしょう。
   なお、本機は「MTP」に対応しており、「MTPモード」でPCと接続すると、MediaPlayerやMediaGoなどの音楽再生ソフトから
   簡単に楽曲を転送することができます(iPodとiTunesようなやり取りが可能)。

  【GPSナビ】
   auが始めた、ケータイGPSナビ。「910SH」には、ボディサイズと重量が大きくなるとの理由から搭載されていませんでした。
   とりあえず使ってみましたが…そもそもナビを必要とするシチュエーションがないため、私には「イラナイ」かな?(爆)
   因みにソフトバンクのケータイは、Yahooケータイから「地図アプリ」を無料でダウンロードでき、PC版Yahoo!サービスにある
   地図機能が殆どそのまま使用できます。ナビゲーション機能はありませんが、縮尺やスクロールを自在に操作できてかなり
   便利です。このアプリを使用しながら歩けば、道に迷うことはないのかな、と。

  【その他】
   モーションセンサを使用した「万歩計」、アラーム、キッチンタイマー、カレンダー、ウィジット(個人的には必要性は ナイけど)
   など、便利な機能は一通り入ってますので、満腹度は100%(笑)。機能面での不満は今のところありません。

  【不満点!】  
   どーしても解せないのがバッテリの持ち!「910SH」と同様の使い方をしても、一日でバッテリ残量が30%を切って
   しまいます。ぶっちゃけ、毎日充電しないと使い物にならない…(涙)。バッテリパックの容量を調べてみたら、「910SH」の
   10%ほど少なめ…持たないハズです。まぁお陰で満充電になるのも早いのですが、こんだけ頻繁に充電すると、バッテリ
   パック自体の耐久度も心配です。一年持たないカモ…(爆)。本体を軽量・コンパクトに仕上げるための「苦肉の策」と解し
   ますが、もう10gぐらいは重くなっても良いので、バッテリ容量を増やしてほしかったですね…。

 

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