更に進化した、デジカメケータイ。
基本スペック
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サイズ(幅x高さx奥行き) 質量 通信方式 連続通話時間 連続待受時間 充電時間 ディスプレイ(メイン) ディスプレイ(サブ) カメラ 内蔵メモリ 外部メモリ その他の主な機能 |
51 x 111 x 16
(mm) 約130g W-CDMA/GSM 200〜210分(通信方式による) 340〜300分(通信方式による) 約140分 3.4インチフルワイドVGA モバイルASV (854x480) 1.4インチ有機EL (192x64) 1210万画素CCD/AF デジタル5.7倍ズーム 220MB (共有) SDHC・最大16GB対応 ワンセグ/GPS おサイフケータイ 無線LAN (Wi-Fi) モーションセンサ タッチパネルUI 3Gハイスピード 下り7.2/上り1.4Mbps対応 |
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ぶっちゃけ、私が3年前に悩んだ機種選択と同じ状況(「910SH」v.s.「911SH」ですね!)に陥ってしまったわけです(笑)。 しかし前回はあっさり決まったのですが、今回は非常に接戦!「941P」の存在が既に消え失せているが、ツッコミはナシ! がっぷり四つ組ぃ〜残ったぁ〜〜残ったぁ〜、勝負あり!押し出しで「940SH」の勝ち〜!! まぁカメラの画素数はともかくとして、元々あまりテレビを見ない私は「ダブル・ワンセグ」はそこまで惹かれないし、カメラの 撮影にはスイーベルは使いやすく、タッチパネルときたら文句なし!かと。 あと実際に触った感じで、各キーの押しやすさで「940SH」のほうが好印象でした。ボタンの柔らかさは「943SH」でしたが、 縦が密接しているため、キーの押し違いが頻発しそうな気がしました(ってか、同様のキー配列だった「910SH」で散々頻発 しまくってました)。 というわけで、半年ほどカタ遅れになった「940SH」をゲットしたのでした(爆)。 |
「AQUOS SHOT」の名を冠する「940SH」は、カメラ機能に特化したケータイと言えるでしょう。 ■1210万画素CCDカメラ デジタルカメラではほぼ標準ともいえる画素数ですが、ケータイカメラとしては最高レベル(2009年冬モデルとしては)。 「910SH」のように光学ズームではありませんが、画像処理エンジン「ProPIX」により、撮影場所や状況にこだわらず、 誰にでもきれいが写真が撮れます。 ■100枚連写 QVGA(320x240ドット−約8万画素レベル)に限定されますが、連続100枚撮影が可能です。 実際に使う事があるかどうかは別ですが…(爆)。因みに、1210万画素では連続3枚の撮影が可能です。 ■個人検出によるアルバム管理 あらかじめ個人の顔を登録しておくことにより、撮影時にその人を追従して自動的にフォーカスを合わせます。また登録した 人ごとにアルバム管理を自動的に行え、撮影後の写真管理が容易です。 ■細かい撮影設定 露出やフォーカスモードはもちろん、ホワイトバランスやISO感度も手動で設定できます。 ■タッチパネルによる直感的な操作 ビューワポジションでは、タッチパネルによる迅速な機能設定とフォーカスロックが行えます。 また、カメラ機能以外では以下の特長があります。 ■Wi-FI通信による高速ブラウジング 無線LAN環境があれば、最大54MBpsの高速ウェブブラウジングが可能。アプリや音楽のダウンロードはもちろんのこと、 動画のストリーミング配信や、フリーの動画サイトの閲覧も快適に行えます。 ■ベクターパッド&スピンぐるメニュー 従来の方向キーが、静電式タッチパッドになっており、ウェブ閲覧などでカーソルをノートパソコンのタッチパッドのように 操作できます。また待ち受け画面やブラウザ画面表示中に方向キーをぐるりとなぞると、画面やその時間に最適なメニュー のショートカットを渦巻状に表示する「スピンぐるメニュー」が搭載されています。 ■ケータイ係長 これは機能ではなく、「キャラタイム」という待ち受けFlash。ケータイの中に生活する「ケータイ係長」が、実際の日時に連動 して様々な生活風景を見せてくれます。ダウンロード版もありますが、本機に搭載されているプリインストール版は5MBの 特別仕様で、開発者曰く「2年間は楽しめる」内容だとか。 なお、「940SH」は兄弟機として、ドコモ「SH−01B」とau「SH006」が存在します。これらは共に「1210万画素カメラ」が 売りのモデルですが、各キャリアに応じた細かな仕様・機能の違いがあります。
…とまあ、こんな感じです。意外なのが「HSUPA」の対応有無。「SH006」はCDMAなので規格外ですが、「SH−01B」 で非対応というのは…因みに、HSUPAサービスを開始できているのは、ドコモだけです(笑)。 |
ボディスタイルは一般的な二つ折り。表面はアクリル 樹脂で覆われ、高級感を演出しています。中央の黒い 部分はサブ液晶(有機EL)が埋め込まれています。 さらにその下部には5つのLEDが埋め込まれています が、通常は全くその存在が判らない、特殊な加工が 施されています。 ちなみに兄弟機のドコモ・SH-01Bとau・SH006とは 基本シルエットは同一です。 |
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背面は1210万画素レンズが大きく鎮座。高輝度LED の配置と言い、そのスタイルはまんま「デジカメ」。 前使用機の「910SH」と違い、デジタルズームを採用 していることもあり、フラットで収まりよくまとまってます。 中央部にはFericaチップが組み込まれていますので、 おサイフケータイでチャリーンとするときは、こちらの面 をかざしましょう。 |
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右側面にはシャッターボタンとズームボタンを配備。 クローズポジション時にシャッターボタンを押すと、サブ ディスプレイに情報が表示されます。また長押しすると スポットライトが点灯します。 また写真ではよくわかりませんが、上端(写真の右端) 部分にワンセグ用ホイップアンテナが埋め込まれてます。 ワンセグ視聴時にはこれを伸ばさないと、全くと言って 良いほどワンセグ受信ができません(爆)。 |
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左側面には外部接続端子とMicroSDスロットがありま すが、「910SH」にあったオーディオ端子がありません。 これは最近の傾向で、オーディオ端子は外部接続端子 と兼用になっているためですが…位置が位置だけに 充電しづらく、また充電しながらイヤホンが使用できない ので個人的にはイマイチ…(涙)。 |
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ボタン配置は最近のソフトバンク携帯共通のもので、 シャープ製端末を使ってきた私にとっては特に違和感は 感じません。…が、電源ボタンの上にある「TV」ボタンが ややクセモノ。ウェブやアプリを終了させるのに電源ボタ ンを押そうとして、思わずこの「TV」ボタンを押してしまい がちです。まぁ慣れの問題でしょうけど…。 |
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サブディスプレイは有機ELで、時計やメール・電話の 着信などを知らせるほか、お天気アイコンや世界時計、 歩数計などを表示できます。またその横には5つのLED イルミネーションがあり、7色に美しく光ります。これらは きせかえアレンジなどで変更することができますが、 自分でパターンを作成することはできません…残念! |
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採用例が少なくなりましたが、タッチパネル液晶搭載 機にはとても便利な二軸回転式・スイーベルスタイル。 「910SH」は結構ガクガクしてましたが、「940SH」は がっしりと造られており、ビューワポジション時でも安心 して使えます。 ヒンジの殆ど根っこから回転し、ワイド画面が有効に 使えるのは美点ですが、弊害として回転する際にスト ラップが引っかかってうっとうしく感じる時があります。 これも慣れの問題か!? |
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今更語るまでもない、シャープ液晶の美しさ(爆)。 二つ折りモデルとしては最大級の3.4インチ液晶は フルワイドVGAサイズで、写真やワンセグがはっきりと 表示されます。また太陽光に強いのもシャープ液晶の 強みで、日差しの強い日でも見やすさはピカイチ。 なおこの状態でもタッチパネルによる操作が可能。 スピンぐるメニューはベクターパッド(方向キー)だけで なく、この液晶をぐるっとなぞっても出てきます。 |
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モーションセンサーを内蔵していますので、このように 本体を回転させると自動的に画面の上下左右が切り替 わります。「V501SH」も同様に切り替わってましたが、 あちらは横表示がなく、上下が入れ替わるだけ。時代の 進化を感じさせます(笑)。 このようにビューワポジションにしても、タッチパネルで ほぼすべての操作が行えます。気分はiPhone!? 画面上部のアイコン類にタッチすると、バッテリ残量や お天気アイコンを表示するショートカットメニューが表示 され、使い勝手の良さは抜群です。 |
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メインメニューだけでなく、このようにサブメニューも すべてタッチパネル操作が可能なように設計されている のにはビックリ!指ではじくとスッとスクロールしたり、 画像表示中では二本の指で伸ばしたり縮めたりする 操作を行うことで、画像の拡大や縮小が行えます。 全くもってiPhoneのパクリ…いやいや、良いところを 素直に継承しております(笑)。iPod TouchやiPhone を使っている人は、違和感なく溶け込めるでしょう。 |
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ビューワポジションにすると、このようにカメラが起動 するようにすることも可能です(出荷時はワンセグTVが 起動します)。ここでもすべての操作がタッチで行える のですが、ズームとシャッターは側面のボタンで操作 します。ただしシャッターは、画面中央下のシャッター アイコンをタッチしてもOKですので、シャッター押しこみ による手ぶれを軽減できます。しかし半押し操作は不可 のため、フォーカスロックを使った撮影は側面ボタンで。 |
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「AQUOS SHOT」のブランドを冠するケータイらしく、 用意されている撮影モードも実に多彩。選択した設定は 保持されますので、一度カメラモードを終了しても、次に 起動したときにいちいち再設定する必要がありません。 「そんなもん、当然だべ!」と言われるかもしれませんが 前機「910SH」は全く保持されず、大変不便でした(汗)。 もちろん、この画面もタッチによる直感的な操作が可能。 |
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意外と私が重要視しているのが、キー照明イルミ。 「940SH」は、高級感あふれる白色LEDで視認性抜群。 ただ光源が下部分にしか存在しないようで、上に行く ほど暗くなるのはちょっと幻滅(涙)。まぁ写真の通り とても明るくて見やすいんですけどね。 なお「明るさセンサー」を搭載していますので、周囲の 明るさに応じて液晶と共にこのキーイルミも自動的に 輝度が調整されます。周りが明るいとすぐに消灯します ので、エコに貢献していますね! |
カメラ機能を重視してチョイスした同機ですので、やはり気になるのはそのパフォーマンス。前使用機もカメラケータイだったこと もあり、その性能についてチェックしたいと思います。 基本的なカメラスペックは、以下の通り。(910SHとも比較してみました)
いやぁ、凄いです。時代の流れを感じさせる進化ぶりです(笑)。「910SH」デビュー時は500万画素カメラを持つケータイ は無く、時代の先端を行っていたドコモですら、320万画素が最高クラス。しかし今は800万画素が当たり前…。 まぁ個人的には「デジカメというものは画素数で優劣を決めるものではない!」と思っておりますので、 この辺は特に気にしなかったのは前述の通り。やはりカメラはレンズと画像処理エンジンッスよ! 「940SH」にはシャープ自慢の「ProPix」(ProFixと間違えやすいので注意!)という画像処理エンジンが搭載されています。 撮影された写真はきれいに加工され、美しく保存されるというわけですが、実際に撮影をしてみるとこの処理エンジンが ややもたつく感があり、シャッターを押して画像が表示されるまで時間がかかります(1〜2秒)。 「910SH」はそんな機構はありませんので割とサクサク撮影できたのですが…これも慣れの問題か?また撮影された写真 は勝手に加工が施される様で、プレビュー表示されたものを見て「おおぅ!?」と思うこともしばしば。 もちろん良い方向に加工されていることが殆どではあるのですが、画像処理が自前のPCで行える人にしてみたら、やや お節介感が漂います(笑)。 また実際に撮影された写真を見ると…なんだか「910SH」のほうが奇麗(ド爆)。やはり光学レンズには敵わない!? CCDは「追従性が高く、狙った瞬間を撮影しやすい」というのがメリットなんですが、昨今は劣勢と言われていたCMOSセン サーも高機能化が進み、遜色ないレベルまで来ている、と聞きました。そんな中、敢えてすべてのラインナップにCCDカメラ を採用したシャープにエールを送りたかったのですが…期待していたレベルにはやや達していないのかな?と感じました。 まぁ処理エンジンを高速&高機能化すれば、その分バッテリの持ちなどに影響し、やはりケータイではこのへんが限界 なのかも知れません。なお、レンズの追従性はハッキリ言って「910SH」のほうが良いです。 最後に、私が愛用しているデジカメ「DSC-W1」との撮影比較をば。被写体は毎度の愛娘「みぽりん」です。 なおオリジナルの画像サイズは5メガピクセル(2592x1944)ですが、ウェブ用にサイズ縮小しています。それ以外の加工 は一切行っておりません。
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