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〜ハイリゲンシュタット〜
★はじめに★
ハイリゲンシュタット…というのはベートーベンゆかりの地(現ウィーン)の方がその地名では有名ということもあり、また零士氏がクラシック好きということもあって、このHPのページではこちらを取り上げさせていただいてます。
ドイツでは、他にGöttingen(ゲッティンゲン)<ニーダーザクセン州南部>という場所の近くと、Bamberg(バンベルク)<バイエルン州>という場所の近く、そして諸説に忠実に北ドイツ辺りを探してみますと、Itzehoe(イツェホーエ)という街の近くに、Heiligenstadtenという地名は存在します。北海のヘルゴランド湾という海が近いです。また、ちなみに正に海に面しているキール湾には、Heiligenhafenというちょっとまあ名前は違いますが、ほんと北ドイツのはずれといったところにそういう地名のところもあります。(最も、似たような地名は他にもドイツ中探すときりがないのですが。)
ところで前出のバンベルクには、あの有名なメッサーシュミット博士の邸宅を改造したホテルがあったり、薔薇園があったり、またワーグナーゆかりの地バイロイトも近かったりと、なんかだファンにとっては思わずハーロックを連想してしまうものがあるのも、なんだか面白いですよね。
そちらも機会があれば、一度ふらっと訪ねてみたいです。
写真と駄文で綴るハイリゲンシュタットうろつきまわり記!
は、こちら…。
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ハイリゲンシュタット…この名は、原作や映画の「わが青春のアルカディア」、TV版の「宇宙海賊キャプテンハーロック」などでも何度かハーロックの故郷や先祖の地として登場しているので、ご存知の方も多いことでしょう。
では、実際のハイリゲンシュタットとはどんなところなんでしょうか?
ハイリゲンシュタット、現在はオーストリア共和国(ドイツ連邦共和国ではありません。でも勿論ドイツ語圏です。)の都市ウィーンの郊外にあります。
ハイリゲンシュタットへは、オーストリア国電地下鉄のU4号に乗るとその終点がハイリゲンシュタット駅となっており、ウィーン市街から約30分ほどで行くことができます。
現在は閑静な高級住宅地が建ち並ぶここを訪れる日本人観光客も非常に多いそうです。何故ならここは、あのベートーベンゆかりの地でもあるからです。(中にはハーロックのファンもいたりして…)
耳の治療にベートーベンが鉱泉浴をしたり(今はハイリゲンシュタット公園となっている。)、段々と音が聞こえなくなっていることに絶望して遺書を書いたという有名な家があったり、彼が散策した散歩道(ベートーベンガング)があったり。ハイリゲンシュタットを横切る小川(シュライバーバッハ)のせせらぎを聞いて、交響曲第6番「田園」の楽想が生まれたといいます。
この一帯は戦争時の空爆を免れた為、引越し魔だったベートーベンが転々と移り住んだ家があちらこちらに残されているのです。
この地をハーロックの故郷にするあたり、松本零士氏のクラシックへの熱い思い入れを感じずにはいられませんね!また、実際この土地は避暑地として利用される場所で、ベートーベンだけでなく多くの人々に愛されて来ました。
詩人グリルパルツァーやかのアインシュタインなどもこの地を訪れています。
そしてこのハイリゲンシュタットは、丁度、ウィーン市の3倍の広さを持つ、大きな「ウィーンの森」の入口にあります。この自然多きウィーンの森があり、近くには大きなドナウ河が流れ、一面葡萄畑が広がっています。
その葡萄畑を背にして、沢山のホイリゲ(ワインを造っている居酒屋)が建ち並んでいます。
オーストリアのワインは、非常に厳しい品質管理を施されている為、とても美味しいと評判です。
ホイリゲの店先にふさふさとした松の葉の束が吊るされていると、「新酒があるよ〜!」という目印です。
ここら一帯は、隣の土地がホイリゲの里として有名なグリンツィングもあり、居酒屋が多いのんべえ通りといった感じになっています。酒好きの人は天国でしょうね。
ハーロックも非常にのんべえみたいだし、ワインは大好きみたいだし、この土地のイメージは正に彼にピッタリかもしれません。※ウィーンの有名なオペラ座の一角には、「アルカディア」という名前のミュージックショップがあります。
→「ハイリゲンシュタットとウィーンの森」のページの最後の方をご覧ください。
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last update 2000.8.17.thu