バ−バラ・ク−ニ−(Barbara Cooney)
 1917年、ニュ−ヨ−ク市のブルックリンで生まれる。
 スミス・カレッジとア−ト・スチュ−デント・リ−クで美術を学ぶ。
 1959年「チャンティクリアときつね」、1980年「にぐるまひいて」でコルデコット賞を受ける。
 1982年「ルピナスさん」で全米図書賞を受賞。
 2000年、死去。

                     

「チャンティクリアときつね」
(CHANTICLEER AND THE FOX)  

ジェフリ−・チョ−サ− 原作  バ−バラ・ク−ニ− 文・絵
ひらの けいいち 訳    ほるぷ出版 1975年
ISBN:4-593-50012-5


「空がレ−スにみえるとき」
(WHEN THE SKY IS LIKE LACE)

エリノア・ホロウィツ 文  
しらいし かずこ 訳 ほるぷ出版   1976年
ISBN4-593-50040-0



 「おさらをあらわなかったおじさん」
(THE MAN WHO DIDN’T WASH HIS DISHES)

フィリス・クラジラフスキ− 文 光吉夏弥 訳
 岩波書店  1978年
ISBN:4-00-115135-9



「みみずくとねこのミミ−」
(THE OWL AND PUSSY−CAT)

 エドワ−ド・リア 文  くどうゆきお 訳
 ほるぷ出版  1978年


「おつきさんどうしたの」
(SQUAWK TO THE MOON,LITTLE GOOSE)

E・Mプレストン 文 岸田衿子 訳
岩波書店  1979年


「ロバのおうじ」
(THE DONKEY PRINCE)

グリム童話より、M・ジ−ン・クレイグ 再話  もきかずこ訳
ほるぷ出版  1979年



「ちいちゃな女の子のうた”私は生きてるさくらんぼ”
(”I AM CHERRY ALIVE” THE LITTLE GIRL SONG)

デルモア・シュワルツ 文  しらいし かずこ訳
ほるぷ出版  1981年


「どうぶつたちのクリスマス」
 (HOW THE HIBERNATORS CAME TO BETHLEHEM)
 ノ−マ・ファ−バ− 文 太田 愛人 訳
 佑学社

 「7ひきのこうさぎ」
  ジョン・ベッカ− 文  岸田衿子 訳
   文化出版局     1982年 


「にぐるまひいて」
          
  ドナルド・ホ−ン 文 もきかずこ 訳
   ほるぷ出版  1980年


「ルピナスさん」− 小さなおばあさんのお話−
(Miss Rumphius) 

バ−バラ・ク−ニ− 文   掛川 恭子訳
ほるぷ出版  1987年
ISBN:4-593-50209-8


 「からすのカ−さん へびたいじ」
(THE CROWS OF PEARBLOSSOM)

オ−ルダス・ハクスリ−文  じんぐう てるお 訳
冨山房  1988年   
ISBN:4-572-00302-5


「とびきりすてきなクリスマス」
(THE BEST CHRISTMAS)

リ−・キングマン 文  山内 玲子 訳
 岩波書店  1990年
ISBN:4-00-115512-5


 「ぼくの島」
 (Island Boy)
バ−バラ・ク−ニ− 文  掛川 恭子 訳
ほるぷ出版   1990年


「おおきななみ」−ブルックリン物語−
(Hattie and The Wild Waves)

バ−バラ・ク−ニ− 文  掛川恭子 訳
 ほるぷ出版  1991年
ISBN:4-593-50276-4


「すてきな子どもたち
(ROXABOXEN)

アリス・マクレラン 文  きたむら たろう 訳
ほるぷ出版   1992年
ISBN:4-593-50281-0




「ちいさなもみのき」
(THE LITTLE FIR TREE)

マ−ガレット・w・ブラウン 文  かみじょう ゆみこ 訳
福音館書店   1993年
ISBN:4-8340-1162-3


「エミリ−」  
  
マイケル・ビダ−ド 文  掛川 恭子 訳
ほるぷ出版   1993年
ISBN:4-593-50303-5



「オ−パルひとりぼっち」 
(ONRY OPAL 〜THE Diary of a young Girl)

 オ−パル・ウィットリ−原作   やぎたよしこ 訳
 ほるぷ出版    1994年
ISBN:4-593-50316-7


「とってもふしぎなクリスマス」
        
 ル−ス・ソ−ヤ− 文  掛川恭子訳
ほるぷ出版    1994年


「しらゆき べにばら
 (SNOW−WHITE AND ROSE−RED)

グリム童話       鈴木晶 訳 
 ほるぷ出版   1995年
ISBN:4-593-50336-1


「どこへいってた」 
(WHERE HAVE YOU BEEN)

  マ−ガレット・w・ブラウン 文    うちだりさこ 訳  
 童話館出版   1996年
ISBN:4-924938-58-0


「みずうみにきえた村」 
(Letting Swift River Go)

ジェ−ン・ヨ−レン 文  掛川恭子 訳
 ほるぷ出版    1996年
ISBN:4-593-50357-4


「ピ−タ−のとおいみち」
(Peter’s Long Walk)

リ−・キングスマン 文   三木卓 訳
講談社  
ISBN:4-06-261966-0



「おちびのネル」
(Eleanor)  

 バ−バラ・ク−ニ−文  掛川恭子訳
ほるぷ出版    1997年
ISBN:4-593-50381-7


「おもいでのクリスマスツリ−」  

グロリア・ヒュ−ストン文 よしだしんいち訳
ほるぷ出版
ISBN:4-593-50277-2


「エマおばあちゃん
(EMMA)

ウェンディ・ケッセルマン 文   もきかずこ 訳
徳間書店   1998年
ISBN:4-19-860886-5


「満月をまって」  
(BASKET MOON)

メアリ−・リン・レイ 文  掛川恭子訳
あすなろ書房  2000年
ISBN:4-7515-1981-6



「クリスマス人形のねがい」 
(THE STORY OF HORRY & IVY)

 ル−マ・ゴッデン 文 掛川恭子訳
 岩波書店 2001年
ISBN:4-00-110857-7



「北の魔女ロウヒ」

トニ・デ・ゲレツ原文 さくまゆみこ編訳
出版:あすなろ書房 2003年
ISBN:4-7515-1994-8




 ルピナスさん  ク−ニ−   ほるぷ出版
アリスはおじいさんと3つの約束をしました。 「大きくなったら世界を見てまわる」 「海の近くに住む」 2つの約束を果たしたアリスは3つ目の 約束「世界を美しくする手伝いをする」 をどうやって果たそうか考えました。 そしてルピナスの種を道々に蒔いて 歩きました。 自分をしっかりもった、素敵な女性の絵本。



  満月をまって  メアリ−・リン・レイ 文   あすなろ書房
2000年に亡くなったク−ニ−最後の作品となってしまいました。
山でトネリコやオ−ク、ヒッコリ−などの木をつかってかごをつくって くらしている家族がいました。そのかごはとても丈夫でいつまでも使えるかごでし た。  9歳になった少年は、満月の夜にかごを売りにハドソンへ行く父について、 初めて街へいきました。初めてきるものばかりで喜ぶ少年。 ところが「山ざるのくそったれかご!」とののしられ、自慢に思っていた 父さんのかごがイヤになってしまいます。  でもね、少年はちゃんとわかるんです。何が大切なのかって。  これがク−ニ−の最後の作品だと思うと、ファンとしては寂しい気がします。 「風から学んだことばを、音にしてうたいあげる人がいる。詩をつくる人もいる。 風はおれたちには、かごをつくることをおしえてくれたんだ」 「風はみている、誰を信用できるかちゃんとしっているんだ」 ク−ニ−もまた、「風にえらばれた人」だったのだろうと思います。 最後に、多くのすばらしい絵本を残してくれたク−ニ−の冥福をお祈りして・・・