モンスターファーム（PS版）　種族指定CDの一覧と考察

概要

プレイステーション用ソフト『モンスターファーム』は、CDのデータからモンスターを再生させるシステムがある。
通常は一定の法則に従ってモンスターが決められるのだが、あるデータが特定のパターンである場合を参照している場合もある。

それが「種族指定CD」であり、サブが「？？？」のレアモンスターや、イベントで解禁する隠しモンスター、
さらには通常モンスターでありながらパラメータや技が優遇されたパターンもある。

2023/07/31更新。

データ参考：
モンスターファーム(PS)まとめwiki
モンスターファームシリーズCD再生録
モンスターファームマニア（攻略本）

一覧

ここでは、現在までに判明しているCDをすべて挙げる。メーカーが意図していない偶然の一致も含む。

メーカー名やアーティスト名は原則として当時のもの。コーエーテクモもバンダイナムコも合併前である。
ただし、わかりにくいもの（企画用の名義など）は、現在も一般に通じる名前を併記している。

ほとんどの種族指定CDは潜在能力が110なので、そうでない場合のみ特記している。
技についても2段階目や超必殺技、複数覚えている場合のみ特記。

リンク先はAmazonだが、ロット違いなどにより該当のモンスターが再生しない場合もある。あくまで参考として。

評価について

4つの軸で「このCDを買うべきか」の度合いを、独断と偏見に基づいて決定。

値：
お値打ち度。おおむね500円以下で購入することができるもの。
2023年7月現在の情報だが、今後よほどのことがない限り高騰は考えにくい。
値段自体は安くても、洋楽で国ごとのバージョンが多く特定が困難な場合は付けていない。
要は、値段も含めて「簡単に入手できるか」の指標という意味である。

娯：
娯楽性。プレイステーションソフトやアルバムCDは「楽しめる」という意味で評価。
個々のゲーム性や音楽性は評価しない。あくまで「プレステ本体でそのまま遊べるor聞ける」ことを評価。
シングルCDやPS以外のゲームソフトについては一律で無印としたので、ファンの方はごめんなさい。

実：
実用性。パラメータなどで特に優遇されているもの。
潜在能力が10ポイント高いだけというパターンは省いている。主に種族内の相対評価となる。
種族内でどれにも付いていない場合は性能が僅差であることを意味する。

希：
希少モンスター。サブが「？？？」であり、図鑑を埋める場合は重要になる。
また、このようなモンスターを次回作に連れて行く（石盤再生）場合はパラメータにボーナスがつく。
実用性とリンクしている場合も多いが、ここでは個別に評価する。

一覧表

図鑑番号順。ドラゴンから隠しモンスターである。

考察

元ネタとのつながり解説や、ゲーム上での使いどころなどを解説。

「次回作連動」とは『モンスターファーム2』おける石盤再生を意味する。
基本能力に、本作のパラメータの10％を上乗せした状態で生まれる。999カンストなら+99。
サブが？？？のレアモンスターなら15％（最大149）までボーナスが加算される、らしい。

鉄拳2：ディノ

能力的な特徴もなく、当時これを特殊な再生だと気づけたプレイヤーは皆無ではなかろうか。
一応、「アレックス」という恐竜のキャラがいるらしいのだが。
汎用再生パターンでもこれより強いのはいくらでも出る模様である。

B'z「FIREBALL」：アンキロックス

文字通り、火炎弾を覚えている。最初から遠距離かつ賢さ技を使えるのは珍しいが、成長特性の都合で実用性は微妙。

アンキロックスは特殊な合体法則を持ち、ゴーレム系に技を引き継ぐことができる（大地震に変化）。
しかし、そちらにしても同距離でより強力な「ぐるぐるアタック」の邪魔になるので習得自体が地雷のような気がする。
もちろんこれ自体ではなく、相方のモンスターからの引き継ぎを狙うのは効果的。

THE GEISHA GIRLS SHOW ― 炎のおっさんアワー：ゲイシャノサウラ

文字通りの芸者。
ダウンタウンが芸者のコスプレをして歌う企画ものだが、坂本龍一がプロデュースしているから侮れない。

地味に純ディノ代替としてはパラメータが最も高い。命中は基準値より低いが、元々上がりやすいので問題ないだろう。
ディノは市場でもらえるとはいえ、少し強めの素材として持っておくといいかも。

鈴木彩子「19才の鼓動」：ゲイシャノサウラ

上記アルバムと同様のデータで、偶然の一致であるが当初から知られていた。本人からしたら風評被害かも知れない。
なお彩子は「さいこ」と読む模様。知らなかったので試しに買って聞いてみたのだが、爽やかな歌詞に強いハスキーボイスが非常に特徴的な方。

ギャロップレーサー：ギャロップ

テクモ自社コラボの一つ。競馬シミュレーションゲーム全盛期に出た騎手アクションゲーム。
こちらもパラメータは高めであり、ゲイシャノサウラと比較するとクセのない純種の上位互換となっている。

つのだ☆ひろ「メリー・ジェーン」：アジャパノドン

つのだ☆ひろ氏の顔がモデルだろうか。名前は「あじゃぱー」由来だろうが、氏との関連は不明。
なおリンク先は在庫切れの上に商品画像もないので合っているか不明。

SPEED「Starting Over」：ヘビーダイアナ

なぜこの種族が選ばれたのかは不明だが、「スピード」の名の通りガッツ回復が3ポイントも速いらしい。
ベニシャクトリから羽化したマグナビートルと同じであり、ゴーレム系で1位タイ。
潜在能力も120と恵まれており、超強化個体だと言える。

かわりに真面目さが低いようだが、忠誠度を上げておけば気になるレベルではないだろう。
ただし力と命中が上がりにくいので、育てるのはトロカチンを買えるようになってからがおすすめ。
探検要員としておすすめできる一体である。

槇原敬之「UNDERWEAR」：ブリーフマン

タイトルそのままの上、ジャケットには赤いパンツ
（厳密には、パンツの形に切り抜かれたカバーがかかっているが、Amazon商品画像では反映されていない）。
もっとも、モンスターとしてのブリーフマンは白いパンツなのだが。
ついでに1曲目の「男はつらいっすねぇ」にパンツ一丁の男の話が出てくるが、そちらはトランクスである。

ゲーム内の図鑑ではそうでもないのだが、攻略本モンスターファームマニアの紹介では完全にゲイ扱いされている。
歌手が同性愛者である（当時はまだ未公表だったらしいが）ことと無関係ではないだろう。

SMAP「青いイナズマ」：ライガー

文字通り、最初から稲妻（ガッツダウン1）を覚えている。賢さメインで育てるには都合がいい。
これに限らず、指定CDのライガーは真面目さがやや低いが、気になるほどではないはずだ。

新日本プロレスリング 闘魂烈伝2：ライガー

獣神サンダー・ライガーが登場しているようなので、それ繋がりだろう。
どうせなら技にひねりが欲しかったが。

小沢健二「犬は吠えるがキャラバンは進む」：ライガー

潜在能力が120と高め。ただし「吠え」は覚えていない。
ゲル系やハム系の超強化個体と合体させるとオーバーフローで役立たずになるのには注意。

スピッツ「スピッツ（1stアルバム）」：アクアストライク

関連がよくわからない。スピッツ（犬種）と、収録曲に水にちなんだものが多いことから連想？

近藤真彦「ミッドナイト・シャッフル」：ギンギライガー

ドラマ『銀狼怪奇ファイル』主題歌であり、同歌手の代表曲「ギンギラギンにさりげなく」とのダブルミーニング。
ついでに超必殺技Aの「吠え」まで覚えているという豪華なモンスター。

飛んで！飛んで！ダイエット：ギンギライガー

潜在能力120、超必殺技ではない下位技4種習得済みという超強化個体。
2000年発売のゲームなので偶然の一致のようだが、本来はどこから出したかったのか不明。
なおゲームとして遊ぶ場合は専用コントローラ推奨（タイトル通り、プレイヤーがダイエットする）であり、今からの入手は困難。
プレイ動画すら見つからない超マイナーソフトで、モンスターファーム発売から4年も経っているのによく見つかったなぁと思う。

純ライガーは2において合体素材として役立ちそう（主に性格改善）なので、レア種をカンストまで育てるなら理想ではある。
ソフトだけなら安く手に入るようだが、出荷数は少ないと思われるので注意。
個人的には上記の「ミッドナイト・シャッフル」で十分なのではないかと思うのだが。

トゥームレイダース(PS版)：ビーナス

潜在能力と真面目さが少し高い強化個体。
主人公のララ・クロフトがモチーフだと思われるのだが、類似性は不明。

モンスターファーム体験版：セピアリエーヴル

今となっては製品版より確実にレアであろうもの。潜在能力や真面目さの補正が妙に半端であるらしい。
ちなみに体験版の中でこのCDを再生してもセピアリエーヴルが出現するようだ。

モンスターファームマニアでは、ホリィのグラフィックが製品版とは異なる短髪だったデモ版の存在に触れていた。
しかし体験版の時点では製品版のグラフィックになっているようだ。

広瀬香美「ゲレンデがとけるほど恋したい」：エンジェル

由来はジャケット写真と、歌詞にある「ホワイトラブソング」からの連想か？
エンジェル自体は賢さが優秀な上にライフと丈夫さも致命的ではなく、非常に強力なモンスターとして知られる。
探検要員としては理想的なので、CDから直接生み出せると便利である。

メジャーリーグベースボール トリプルプレー98：エンジェル

こちらは潜在能力125、超必殺技A「キス」所持という超強化個体。
対象のCDは野球ゲームの上に、1998年発売なので偶然の一致だろう。
一応メジャーリーグが題材ならエンゼルスはいると思うのだが。

上記と比べると、賢さと命中が高いがライフはさらに低くなっているので注意。
探検用ならCランクまでは安定して勝ちたいところなので、どちらが実用的と判断するかは人による。

高橋洋子｢残酷な天使のテーゼ／FLY ME TO THE MOON｣：プリズムシャドウ

『新世紀エヴェンゲリオン』主題歌。青いショートヘアにヘッドセットのような角で、綾波レイのイメージなのだろう。
エヴァ関連はこれ以外にも2枚が指定されているが、いずれもSS版ゲームとなっている。

CORNELIUS「69/96」：ラベンダーキール

ジャケットの紫色のイメージだろうか。潜在能力120の上に、もともと賢さSなので探検要員として優秀。
ただし初期能力が基本値よりかなり低めなので、直接育てずに合体させてみるのも手。

東京パノラママンボボーイズ「マンボ天国」：バニー

マンボとのつながりはよくわからない。バニーガールと関係あったかな？
真面目さが低い（純ピクシーと同じ）ので、見た目にこだわらないなら他のを推奨。

globe「globe（1stアルバム）」：プラチナ

当時、プラチナブロンドの髪がトレードマークだったボーカルのKEIKOがモチーフ。
プラチナは純ピクシー互換なのに真面目さが高いので単純に実用的。
CDも安価で手に入り、小室ファミリー全盛期を象徴する名盤なので、当時を追体験する意味でもおすすめ度は高い。
なおジャケットには文字などは書いていない。店で買う場合、店員さんに「グローブのファーストアルバム」と尋ねてみよう。

刻命館オリジナルサウンドトラックス：イヴ

潜在能力125で真面目さも高い、純ピクシー互換としては最強なのだが、音源がプレミア。
なお刻命館のイヴはサウンドテスト画面にだけ登場する没キャラという話。

ワールドアドバンスド大戦略 作戦ファイル：タンク

ミリタリー繋がりでわかりやすいネタ。ここでのタンクとは戦車のこと。
ワーム系唯一の指定CDであり合体素材としても有用なのだが、セガサターンソフトである。
ゲームソフトとしての評価は高いようだが、本体を持っていないのに買うほどではないか。
PSソフトで純ワームが出現するものとしては『ザ・コンビニ』あたりがおすすめできそう。

ぷよぷよ通(SS版)：イシガキゲル

ゲル系は『ぷよぷよ』関連の指定CDが無駄に多い。
どれも潜在能力にボーナスがあり、真面目さが高い（例外あり）のが特徴。

ぷよぷよ通 決定盤(PS版)：ミントジェラード

ちなみにアイスクリームは本来「ジェラート（gelato）」なのだが、これは「ジェラード」。

スピッツ「ハチミツ」：メダマゼリー

見た目からの連想であると思われる。
メダマゼリーはスエゾー派生では珍しく真面目さが高いのだが、指定CDではなぜか低めになっている。

ぷよぷよSUN決定盤（PS版）：メダマゼリー

タイトルロゴの黄色い太陽からの連想だと思われる。上記より真面目さがさらに低い模様。
どうも当初の設定では、メダマゼリーの本来の真面目さがもっと低かったのでは？という疑惑。

なお、後にPS版はセガから再販されているが、そちらでも出るかは不明。

でろーんでろでろ（SS版）：パー・プリン

ぷよぷよ指定が続いたが、今度はテクモ版ぷよぷよ（！）という自虐的な自社コラボである。
潜在能力120に加え、真面目さが25→50と大幅強化されており、実用的なモンスターかも。

ちなみに「パープリン」とは小林よしのり氏が考案した罵倒語であり、パープル（紫色）のプリンとのダブルミーニングである。
知らない世代には気付かれにくいネタのようなので念のため。

でろーんでろでろ（PS版）：エコスライム

タイトル画面の緑色のスライム（でろ）のイメージから、こちらのほうがそれっぽい。
やはり潜在能力は120と高く、そのまま育ててカンストさせ、次回作（冒険に有利らしい）のために寝かせる手もあり。
ただ、それなら後述のトリコとプラントのレア種を合体させたほうが強くなる。

カジヒデキ「ミニスカート」：ボーダー

ボーダーシャツがトレードマークのカジヒデキ氏にちなんだモンスター。
なぜか潜在能力が通常通りの100しかないらしく、冷遇されているというか設定ミス疑惑が濃厚。

スチャダラパー「偶然のアルバム」：トリコ

図鑑イラストからもわかるように、同名の歯磨き粉が元ネタ。
このアルバムにも歯磨きのネタを取り入れた同名の曲が収録されている。
こちらの潜在能力は120と高め。次回作連動に純ゲルを送るなら最適だが、後述のパルスコーンとの合体による役立たず化に注意。
一方で、例えば潜在能力110のプラント系のレア種と合体させると125という絶妙な数値になる。

スチャダラパーといえば古くから（当時の芸能人としては珍しく）テレビゲーム好きを公言し、コロコロコミックの読者コーナーも担当していた。
できれば何らかの形で公式タイアップしてほしかったと思う。

小沢健二「球体の奏でる音楽」：ガンバ

タイトル通り、超必殺技Bである「歌う」を初期習得。
一発ネタのようだが地味に真面目さも高く、スエゾー系としては育てやすくなっている。

久保田利伸 with ナオミ・キャンベル「LA・LA・LA LOVE SONG」：エステシャン

ナオミ・キャンベルといえば、当時はエステのCMでも知られた。
真面目さの高い強化版スエゾーといったところだが、以下のワクセイのほうがおすすめ。

同CDは後にマキシシングル盤も出たのだが、そちらでも出るかは不明。

桑田佳祐＆Mr.Children「奇跡の地球」：ワクセイ

スエゾー系では真面目さが最も高く、潜在能力も120と優遇されている。素材として育てるにはうってつけ。
潜在能力の高さは良し悪しで、例えば後述の強化パルスコーンと合体させると即座に役立たずになってしまうことだけは注意。

Mr.Children 「深海」：アンコウ

深海だからアンコウという安直なネタ。歌詞ではシーラカンスなのだが。
それにしても指定CDにはミスチル関係が4枚もある。スタッフにファンがいるのだろう。
スエゾー系のレア種を買うならこれがおすすめ。アルバムなので楽しめるし、中古屋でも見つけやすい。

酒井法子「碧いうさぎ」：パスルコーン

文字通りの青いウサギ。潜在能力125の超強化個体。真面目さがやや低いが忠誠度を上げれば気にならないだろう。
パルスコーンは、特に次回作での強さ（通常攻略向け）に定評があるので、そのままカンストまで育ててしまうのも手。
なお同じく超強化個体のエンジェルやトリコと合体させると、潜在能力がオーバーフローして役立たず化するので要注意。

PUFFY 「amiyumi」：ティーシャツ

歌手の見た目を再現したシリーズ。パラメータ面では純ハムよりもやや優遇されている模様。
ハム系になったのは、収録曲の一つである「ウサギチャンネル」が理由かも？
こちらも次回作に送るのであれば非常に有用。レア補正の1.5倍で弱点を補える強みがある。
当時売れまくっていたパフィーのアルバムなので、時代性の追体験という意味も含めおすすめしたい一枚。
以下で述べるサンタは入手性に難があるので。

マライア・キャリー「メリークリスマス（海外盤）」：サンタ

数あるクリスマスソングでも、サンタに指定されたのはこの1枚のみ。
日本盤はボーナストラックのせいで再生されないことが当初から知られている。
他にも国によってバージョンが多く、サンタが出る輸入盤は入手困難だったようだ
（一応インポート版のリンクを貼ったが、再生は保証しない）。
ティーシャツと比べると、こちらは晩成型のようである。

モンスターファーム オリジナル・サウンドトラック：サンタ

データは上記と同じ。しかし偶然の一致ではなく、敢えて調整して合わせたのだろう。
そのための秒数調整のためか、一部の曲がブツ切れになっている等のサントラとしては本末転倒な部分もあるらしいが…。

発売は12月17日であり、位置づけとしてはテクモからのクリスマスプレゼントといったところ。
安くはないが、この時代のゲームのサントラとしては珍しく高騰もしていないので、ファンアイテムとして持っておくのも手。

B'z「ミエナイチカラ〜INVISIBLE ONE〜」：ガリ

ただの純種だが、標準より少し真面目さが高い。しかし、後述するアマノガワのほうがおすすめである。
マジンのためには純ガリが必要と言われるが、実際はレア種で代用できる（そもそもレア種同士の合体で簡単に作れるが）。
アニメ『地獄先生ぬ〜べ〜』エンディングであり、初期技の魔神パンチは同作主人公の「鬼の手」を意識か。

悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲（PS通常版）：シオンカメン

仮面の牙がドラキュラから連想？超必殺技Aであるスピンカッターを所持。
ついでに真面目さも高く、育てやすいようになっているようだ。
ただ、PSソフトとしては比較的高額な部類であり、このために買うのは推奨しない。
リンク先はサントラ付属版のようだが、通常版が別にあるのかは未確認。

真心ブラザーズ「GREAT ADVENTURE」：ホッケー

ジャケットがそのままホッケーマスクである。
レアモンスターである以外に特筆事項はないが見た目が好みなら買ってもいい。

極上パロディウスだ！ DELUXE PACK(SS版)：ホッケー

こちらは偶然の一致のようだ。パロディウスなのでこういうキャラがいたかも知れないが。

米米CLUB「HARVEST SINGLES 1985-1992」：クマドリー

歌舞伎風の仮面は、ジェームス小野田の派手なメイクに由来すると思われる。
CDのジャケット写真では逆に顔が空白になっているのが面白い。
ちなみにガリのレア種は、仮面またはマントが純種と共通になっている。ホッケーとクマドリーは仮面のみ異なるパターン。

Dreams Come True「7月7日、晴れ」：アマノガワ

ドリカムによる同名の映画の主題歌をはじめ、インスト曲も含めたサントラである。
派生種含めてガリ系で最も真面目さが高く、コンセプトアルバムとしての完成度も高い。強くおすすめできる1枚。
デザイン的にはマントが変更されている。名前の通りの夜空に浮かぶ笹の葉が美しい。

I.Q（Intelligent Qube）：モノリス

当時のプレイステーションの定番パズルで、黒い立方体が出てくるゲーム。
初期賢さが199もある強化個体で、真面目さもやや高い。レア種にこだわらなければベストな選択肢。
ラクガキイベントには純モノリスが必須（マジンのほうはレア種で代用可能）なので、確保しておきたい。

ゼビウス3D/G+：モノリス

ゼビウスなので、同じくモノリス（ここでは『2001年宇宙の旅』）由来のバキュラが元ネタなのは間違いない。
しかし上記のI.Qと異なり、能力が普通なのが面白くない。どうせなら丈夫さが300くらいあってもよかったのに。

クイーン「グレイテスト・ヒッツ」：クロシロ

ボーカルのフレディ・マーキュリーが身につけていた、白と黒に塗り分けられた全身タイツに由来。
これもバージョンが多いCDなので、リンク先から出てくるかは不明。少なくとも輸入盤ではないようだが。
モノリスのレア種は見た目は面白いが、能力はどれもパッとしない。

森高知里「TAIYO」：アオゾラ

アオゾラが出現するCDは複数あるが、アルバムなので買うとしたらこれだろう。
ジャケットのデザインもモンスターのイメージにぴったりである。

ウルフルズ「そら」：アオゾラ

映画『ガメラ2 レギオン襲来』主題歌。その名もずばりのタイトル。
ジャケットは空に飛び立つロケット。

久川綾・折笠愛「太陽があたためた気持ち」：アオゾラ

アニメ『青空少女隊』エンディング。
上記ウルフルズと同じパラメータのようだが、偶然の一致にしては出来すぎてる気がする。

松任谷由実「Cowgirl Dreamin'」：カリビアン

カリビアンというタイトルは同氏による「真夏の夜の夢」由来だが、このCDには収録されていない。
純ナーガと比較しても真面目さが高く、素材としての使い勝手は良好。ドラゴン解禁の鍵にもなるので優先的に手に入れたい。
ちなみにモンスターの衣装のみならず、図鑑イラストとCDジャケットの背景がそっくりである。

図鑑では予知能力に触れられているが、これも何らかの歌詞由来かも知れない。

ときめきメモリアル(SS版）：セイラー

なぜピクシー種じゃないのかと当時のプレイヤーを憤慨させた（多分）選出。
制服のデザインは元ネタとは違うが、とりあえず標準的なセーラー夏服である。
こちらの真面目さは純ナーガと同じ。図鑑イラストの背景にある伝説の樹が笑える。

通常版は存在しないようで、リンク先はスペシャル版。デラックス版もあるが、特典が違うだけでゲームは同様？

Mr.children「花-memento mori-」：ブルーフラワー

なぜこれが選ばれたのか不明。ジャケット写真も別に青いわけではないし。
なぜかガッツ回復速度が1ポイント遅いらしく、実用性は無い。
ミスチル絡みの指定CDは多く、スタッフにファンがいた可能性は高いが、これについては意図がわからない。

UA「11」：ジャアクソウ

収録曲の中にある「紅い花」のイメージか？
再販盤からはおそらく出ないと思われるが、これを目当てにCDを買う人がいるとも思えない。

岡本真夜「TOMORROW」：トカイノハナ

歌詞にある「アスファルトに咲く花」そのままの見た目をしている。
実は以下のボンサイも同様に、純プラントよりやや真面目さが低い。絶対的には高めなので実感することはなさそうだが。

松たか子「明日、春が来たら」：ボンサイ

歌詞や、これが使われたCMとは特に関係なく、単純に「松」たか子だから「盆栽」にしたのだと思われる。
プラントのレア種は次回作への引き継ぎ目的ならば育てる価値が高いので、どちらかは手に入れておきたい。

相川七瀬「Red」：ドラゴン

まさにレッドドラゴンである。ドラゴン種が出るCDは2枚しか確認されていない。
アルバムとして楽しめるこちらと、レア種が出る以下のどちらを選ぶか。

THE 虎舞竜「ロード/祈り」：アポカリプス

虎舞竜だから虎柄の竜が出てくる。図鑑では虎＝阪神ということで、雑に「西」に結び付けられている。
アポカリプスという名前はフィーリングで適当に付けた？

新世紀エヴァンゲリオン 2nd Impression：スエゾーマニア

セガ版エヴァの2作目。巨大な1つ目は第10使徒サハクィエルのイメージ？

Mr.Children「マシンガンをぶっ放せ」：ガトリングブロー

タイトルそのままのようだが、なぜかマシンガンを覚えていない。
ヘンガー派生だがヘンガー自体が未解禁でも再生可能で、これを使って未解禁のヘンガーを生み出すという裏技がある。
その後はちゃんとヘンガーが解禁扱いになるので、バグではなく仕込みのようだ。

なお、この曲はアルバム「深海」（スエゾー系レア種のアンコウが出現）からのシングルカットである。
異なる指定CDに同じ曲が収録されているケースは、おそらくこれが唯一の例。

刻命館：アルデバラン

テクモ自社コラボの一つ。初期版でも後期版でも出るが別のデータが割り当てられており、初期版のほうが若干強い。

バイオハザード：ゾンビ

ゾンビといえばこれ、という超定番ソフト。当時多くのプレイヤーが持っていたと思われる。
素材としてマジンが欲しい場合、上記の刻命館とともに手頃な選択肢。
パラメータや値段を考慮すると、最もおすすめできる1枚と言える。

ディレクターズカット版からは出ない？

横浜銀蝿「シングルス1」：ラストバンチョー

絵に描いたような昭和のツッパリスタイルがよく似合う。
シングルス2からも後述するハエツキが出現するので、スタッフにファンがいたのだろうか。

エヴァンゲリオン（SS版）：プロトメサイアー

聖書のモチーフを取り入れたエヴァのイメージにぴったりの選択。
ヘンガー派生種では唯一CDから再生することもあり、優遇されている。

ANIMETAL「アニメタル・マラソン」：ヘンガー

アニメソングのカバーアルバムであり、当然ロボットものも多数含まれる。
42分19秒5のノンストップメドレーとのことで、CDで聞いてみたい曲。

電脳戦機バーチャロン：ヘンガー

セガを代表するロボット格闘もの。ゲームとしての評価は極めて高いので、本体があるならおすすめか。

新スーパーロボット大戦：ヘンガー

3枚もあるヘンガーの中でも、安く買えてPS本体でも遊べるこれが一番無難だろうか。
スパロボはシリーズがいくつも分岐しているが、これは単発作品なので初心者向きかも。

スピッツ「インディゴ地平線」：マグネティクス

ジャケット写真とそっくりの見た目。
収録曲の中では、しいて言えば「マフラーマン」のイメージだろうか。特に磁石の要素はないのだが。
当時を代表するアルバムの一枚として楽しみたいならこちらを買いたい。
なお、デジパックの限定版からは出ないというが、通常盤でもプレスによっては出ない例を確認（参考）。
収録内容は同じはずなのだが、何らかの理由で秒数がズレていることから食い違っているようだ。

にゃんとワンダフル：ワン

猫と犬を足したようなモンスターなので、そのままのチョイス。
プレイしたことはないが、ゲームとしての評価はどうなのだろう。

A.S.A.P：「LittleKiss」：ママニャー

おそらく工藤静香のイメージだと思われるが、なぜこのCDが選ばれたのかは不明。

マリーのアトリエ　データアカデミー：ママニャー

上記CDと同一で、おそらくは偶然の一致。
ゲームではなくデジタル原画集のようだ。現在は希少価値がついている模様。

おニャン子クラブ｢ULTRA NYANKO 〜 OMOTE SPECIAL｣：ママニャー

こちらは「ニャン子」繋がりだと思われる。上記データよりやや真面目さが高い。
モンスターファームマニアのスタッフに「情報はあるが確認できなかった」と言わしめたが、別に希少盤ではないようだ。
当時は今のようにネット通販が発達していなかったからこそであろう。

ガンマ・レイ「サイ・ノー・モア」：ママニャー

上記CDと偶然の一致。何らかの理由でママニャーのCDが欲しいのなら、好みで選ぶのがよい。

爆風スランプ「怪物くん」：ニャー

後述のサンプラザ繋がりで、ちょうど「モンスター」と同義語のアルバムがあったので便乗した形だと思われる。
真面目さとガッツ回復が少しだけ有利だが、サンプラザの下位互換なので敢えて買う意味は無い。

猿岩石「ツキ」：センシュ

モンスターファームマニアでは「偶然の一致」とされたが、実際は指定データである模様。
もしかしたら他に本命があって、こちらは偶然の一致かも知れないが今となってはわからない。

ワールドスタジアムEX：センシュ

単純に野球ゲームから野球選手モチーフが出てくるパターン。
ある意味でサッカーゲームのヴィゴールと対になっているとも言える？

「各種族のCDをアルバムサイズで揃えてケースに納めたい」場合、安くて手頃な候補になる。

闘姫伝承 ANGEL EYES サウンドトラック：キング

テクモ自社コラボの一つ。同作に登場する有栖川マリーの相方のぬいぐるみから。
当時PS版が未発売だったのでサントラから出る。

爆風スランプ「モンスター」：サンプラザ

本作の公式タイアップソングで、CMやイベントでも使われた。
コレクターアイテムとしての価値は高い。実用面でもガッツ回復力が2ポイントも早く、優遇されている。
とはいえニャーは解禁さえされれば簡単に作れるので、合体素材として買う必要はない。
そのまま育てたり、次回作に送るつもりならば必携ではあるが。

このCDはトラック構成が特殊（1トラックのみ）なため、他のCDで偶然一致する可能性はまず無いと言われている。
定価は500円で当時のシングルの半額だが、出荷数も少なかったためか、シングルCDとしてはやや中古価格が高い。
ちなみに僕は2023年7月に、Amazonで900円で購入している。

歌詞の内容はゲームとはあまり関係ない。おそらく「モンスターが戦うゲームの歌」くらいの雑なオファーだったのだろう。
ジャケットイラストや特典のシールも本作とは無関係の謎のモンスターが描かれており、全体的なデザインは『マジック・ザ・ギャザリング』のカード風。

実際の商品には「モンスターファーム」の文字すら書いていない（初回盤のみシール貼付？）。
歌詞カードの下に「企画の都合上30秒の無音部分あり」の注意書きがある程度である。
おそらくは指定条件のために、再生時間を一定の秒数にする必要があるためだったと思われる。

ジャケットにある数字の羅列はポケベル打ちである。
2文字区切りの五十音で、0の行が「わをん゛゜」に対応し、「68」が「！」であることがわかれば解読できるはず。

猿岩石「白い雲のように」：ラウロック

アーティスト名由来の一発ネタ。岩石の猿が出てくる（実はナマケモノは猿ではないのだが、ラウーは猿のイメージも混ざっている）。
普通に合体で作ればいいので、敢えて買うまでもない。

安室奈美恵「sweet 19 blues」：ウッキー

安室奈美恵が所属していたスーパーモンキーズに由来？ちなみにシングルではなくアルバムのほうである。
どういうわけかウッキーには3枚も固有データが存在する。

織田裕二「Love Somebody」：ウッキー

繋がりがよくわからない。織田裕二主演の『踊る大捜査線』の主題歌だが……。

久保田利伸「BADDEST」：ウッキー

やはり繋がりは不明。もしウッキーが出るCDを買うとしたらこれ。
1989年発売のアルバムで、本作絡みでは最も古いのだが、リンク先を間違えている可能性あり。

井上陽水奥田民生「ありがとう」：トガリア

曲名をひっくり返しただけのヤケクソのようなネーミングが印象に残る。
実は純ラウーのCDは無いので、合体用に確保するならレア系が欲しい。
ラウーの中では真面目であり、普通に育てても悪くないので実用性は一番。

年末になるとCMソングで耳にする機会が多いので、若い世代にも馴染みがありそうな曲である。
このCDはジャケット写真で異様に手が長く加工されていて、テナガザルっぽく見える。

JUDY & MARY「そばかす」：ムッキーニ

ボーカルのYUKIのイメージだろうか。「ムッキーニ」の意味は不明。語感で適当に付けた？

なぜかアニメ『るろうに剣心』のオープニング曲として使われていたことで知られる。
当時のアニソンがいかに雑に扱かわれていたかを象徴する曲なのだが、今では逆にミスマッチも含めて愛されている感じがする。

さかともえり「稲妻娘」：ムッキーニ

上記「そばかす」と同データで、偶然の一致だと思われる。イメージ的にはそれなりに合っているが。
ともさかりえは、歌手としては「さかともえり」名義で活動をしていたが、経緯はよくわからない。
ラウー系のCDでは群を抜いてマイナーな盤だろうからマニアックな面白さがある？

ジェームス・ブラウン「LIVE AT THE APOLLO」：オ・ヤージ

なぜアメリカのソウルシンガーからジャパニーズスタイルのオヤジが出てくるのだろうか。
日本とのつながりとしては、個人的にはカップヌードルみそ味のCMが印象に残っているが、そちらでも派手なスーツだった。
ともあれ、純ラウー互換が出てくるものとしては、正統派のCDコレクションという意味でこれが一番かも。
洋楽ゆえにバージョンが多いのが面倒なのだが、少なくとも品番「POCP-2196」から出現が確認されているらしい。

ジャミロクワイ「Travelling Without Moving」：ゴースト

CDのバージョンが多いが、少なくとも「ESCA-6556」「ESCA-6627」で確認されたという。
通販だとバージョン管理にも不安があるので、単純にモンスター目的で買うのはおすすめできない。
なぜこのCDからゴーストが出るのかは、ジャミロクワイのボーカルであるジェイ・ケイの帽子つながりだろう。

三國無双：チョンマゲ

現在では「無双シリーズ」として一大ジャンルを築いたが、シリーズの原点は1対1の格ゲー。
三国志ものなのでちょんまげとは関係ないが、同社の『信長の野望』などのイメージだろうか（一応、隠しキャラで信長などが出るようだ）。
安価で買えてそれなりに遊べるという意味でおすすめしたい。

ゴーストは作るためにモンスターを死なせる必要がある（その上ランダムなのでリセット必須）のでCDがあると便利だが、
派生で使うわけではないので、最初に作ったものをそのまま使い回せばいい。よって種族としての優先度は低め。
もちろん次回作に送るならばレア種のボーナスが意味を持つのだが。

ウルフルズ「ガッツだぜ」：チョンマゲ

PVのバカ殿スタイル繋がり。シングルなので、今からわざわざ買うほどでもないか。
一応、能力はゴースト系で一番高いがごく僅差である。

國府田マリ子「心の矢印」：チョンマゲ

2000年発売のCDによる偶然の一致。ファンなら買ってみると面白いかも。
ちなみにアニメ版ではホリィの声優を務めた方で、本作とは不思議な縁がある。

がんばれギンくんサウンドトラック：ラクガキ

自社コラボの一つ。ラクガキ種の元ネタであることはさておき、なんでこのゲームにサントラが存在しているんだろう…。
そもそもラクガキ種自体が『がんばれギンくん』との濃厚すぎるコラボ（販促にならないのに）で、よほど開発者のお気に入りであるらしい。

横浜銀蝿「シングルス2」：ハエツキ

銀蝿だからギンくんにハエが付いている。『ギンくん』でも「オレとジャンプとメタンガス」で失敗時にハエが付くらしい。
横浜銀蝿はシングルス1も種族指定CDなので、開発者にファンがいたのだろうか。

パラッパラッパー：ラクガキツー

『ギンくん』に登場する「ワルモノ」ことガツガツがモデル。無関係だが平面キャラの見た目が似てるから？
サブが？？？だがレア種ではなく、ラクガキモノの合体時に忠誠度の合計が100以下だとこれが出てくる。
ただしこのCDから再生したもののほうが真面目さが高くて育てやすい模様。

ラクガキ系が出てくるCDとしては最も安価なので相対的におすすめできる。
しかし合体に使うわけではないので、ゴーストと同じ理由でCD自体の需要が薄い。
手放してもいつでも再入手できるという強みはあるし、普通にゲームとしても遊べるので買っておく？

ラッツ＆スター「BACK TO THE BASIC」：ナンゴクラクガキ

黒塗りメイクで黒人に扮装するという、今だと問題になりそうなスタイルで知られるグループ。
ナンゴクラクガキも同様に顔だけ黒い。ラクガキ系の中では最も真面目だが、上記のラクガキツーと大差ない。

テクモワールドカップスーパーサッカー：ヴィゴール

名前は、今では廃止された「Vゴール」というルールから。
指定CDでは唯一のPCエンジンソフトであり、当時は入手困難なソフトとして物議を醸した。今はネット通販で割と簡単に買える。
とはいえ、正規手段での図鑑コンプという苦行に挑むのでもない限り敢えて買う人はいないだろう。
余談だが、発売元はなぜかコナミであり、開発元である「テクモ」はタイトルの一部であるようだ。

当時は幻のモンスター扱いされたためか、これが出現するCDがイベント会場で配られたと聞いたことがあるが、詳細は不明。

レイジレーサー：タイヤン

2枚しか確認されていないディスク系の片割れで、能力的にもこちらが恵まれている。
値段や、PSソフトとしてそのまま遊べることも考えると、とりあえず買うならこちら一択である。
中古屋の店頭ではあまり見かけない印象だが通販だと格安で買える。リッジレーサーと間違えないように。

探索ガイド

ここのCDの大部分は出荷数も多く、中古店などで簡単に発見できるだろう。
通販よりも安上がりなので、セールやクーポンを利用して店巡りをしてみるのも面白い。

注意点として、当時のシングルCDはほとんどが8cm版で、現在は一般的な店で見かける機会があまりないこと。
逆に8cm版の品揃えを売りにしている店もある（そのおかげでネット通販在庫があるのだろう）のだが。

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