中古で買ったポケットモンスター・ホワイトを調査

はじめに

2017年10月7日、錦糸町のブックオフにて「ポケットモンスター ホワイト」を購入。
箱・説明書付きで500円という、文句のつけようもない低価格である。
この時点では第5世代のゲームソフトを持っていなかったので、第3世代からの橋渡し程度のつもりで購入した。
(VC版を経由してサンムーンにて久々に復帰した)

どうせ大したデータは入ってないだろうから、さくっとバンクに移してやり直そうと思っていたのだが、
蓋を開けてみれば予想以上に充実したデータが残されていた。せっかくなので記録を残すことにする。
ムーバーに撤収したら最初からやり直そうと思っていたのだが、後日ブラックを格安で購入したのでこちらは温存の方針。
(なおブラックのほうはゲーム開始直後だったので気兼ねなく初期化した)

なお、もともと第5世代はほとんど知らなかったので、この記事を書くにあたって改めて調べ直した要素は多い。
何か間違いがあったり、見当違いのことを書いていたらご指摘を。

基本

パッケージには「セット用内箱」とある。DSi同梱版(参考)かと思ったが、どうやら通常版でも外箱と内箱に分かれている模様。
説明書はもとより、各種のチラシ類やクラブニンテンドー登録用シリアルコードも残っている。

主人公は女性。名前は「ゆい」。ID:62566。2010年9月23日に開始(なお発売日は同月18日)。
プレイ時間は560時間程度。ポケモン図鑑は378匹(内イッシュ95匹)。

初めてのクリアは翌日の24日。主力と思われるのはダイケンキ、ゼブライカ、ケンホロウ。
パーティには捕獲直後と思われるゼクロム、見るからに秘伝要員のハトーポーとミネズミもいる。

殿堂入りは15回。初回からLv100のジュカインやカイオーガがいるというえげつなさw
なおジュカインはボックスに残っており、ホウエンから連れてきたことがわかっているが、カイオーガは不在。

配布関連

リバティチケットを受け取り済み。ビクティニは捕獲していないが、戦闘に至るまでのイベントは済ませている。
いわゆる「ビクティニ道場」が稼働している状態であり、ガチ勢疑惑が濃厚となった。

未受け取りのカードには、2011年前売券のビクティニが3枚、Wi-Fi配布のゴルーグ(ジャンタ)
2011年劇場配布のレシラム2012年劇場配布のメロエッタが存在。
ビクティニを複数受け取っている点からすると、いわゆるメインデータであったのだろう。

メモ:リバティのビクティニ(Vジェネレート無し)は臆病、それ以外は陽気、意地っ張り、せっかちor無邪気を厳選予定。

一方で、2012年の前売券特典であるケルディオ(しょこたん)は不在。
メロエッタがいる時点で映画自体は鑑賞しているのは確実。BW2の側で受け取った可能性が高い。

ボックス内には、2010年の前売券特典のエンテイ(クラウン)、同劇場配布のセレビィ(えいがかん)が存在。
ただし上記をフラグとするゾロアーク及びゾロアのイベントは未消化の状態であった。
また、特に個体値などを厳選した形跡もない。
それ以外の旧世代配布ポケモン(マナフィ、ダークライ、シェイミ、アルセウス等)は無し。図鑑にも載っていない。

ポケモン

最初にもらったポケモンのダイケンキは、クリア時より育ってLv80。
技がアクアジェット・守る・アクアテール・アンコールで、ダブルバトル向けにカスタマイズされている。
性格は頑張り屋ゆえに本格的に育てたわけではなさそうだが、暫定要員として運用した可能性がある。

ゲーム内の交換イベントは全て未消化の状態だった。
伝説のポケモンはゼクロムのみ捕獲。ボルトロスとは遭遇すらしていない。
ジャイアントホールを探索した形跡がある(アイテム回収及び怪力)が、キュレムは手つかずのまま。
ビリジオンのみ図鑑にいたが親は別。本データにおいてはコバルオンのイベントすら未消化であった。
ついでに、ゼクロムにはマスターボールを使用しているにも関わらず性格は生意気。適当に流した?
旧世代の伝説系についてもファイヤー(HGSS)、エンテイ(配布)、ホウオウ(HGSS)、カイオーガしかおらず、
図鑑上でもそれら以外のポケモンはいない。

意外なことに、学習装置は2個とも回収済み、なおかつデータ内に残っていなかった(移送済み?)

第5世代名物の、本体時計をいじるタイプの乱数調整で入手したと思しきポケモンは見られなかった。
このため、各ポケモンを入手した日付については信憑性が高いと思われる。

シンオウ地方から連れてきた対戦用と思しきLv50のポケモンが数十匹いる。
そして、それらはの大半は10月2日に連れてこられている。
ボックス上は歯抜けが多いので、何匹かを選抜して別のデータ(おそらくBW2)に移送したのかも知れない。

メラルバやヒトモシを孵化厳選した形跡がある。しかし性格の固定はしていない模様。
育て屋を見ると6Vメタモン、しかもタマゴから孵ったという真っ黒なポケモンがいた。
このIDでタマゴから産まれたポケモンを連れてくるのはやめておこう、精神衛生に良くない。

他に怪しいポケモンはビリジオン。他産であり、親名は「B」1文字。個体値は攻撃と防御がUで他がVのめざパ氷理想個体。
極めて黒に近いので逃がしてしまった。

別データ産で、2012年7月中旬に出会ったポケモンが1ボックス以上存在している。そのうちの多くの出身地が「遠い場所」。
明らかにBW2(2012年6月23日発売)と交換した痕跡である。どさくさに紛れてNのゾロアまでいた。

捕獲年月日を見る限り、2011年6月ごろから翌年までプレイの形跡が途切れていることもわかる。
2012年には上記の交換以外でのプレイはほぼ行われていないようだが、ごく少数ながら2014年に捕獲したポケモンがいる。
空白期間には中古売買や弟妹へのおさがり等で、一旦持ち主が変わった可能性すらある。

一通りの木の実が揃っていたので、PDWはそれなりにプレイしていたことがうかがえる。
一方、ジオネットでは国内の数か所が登録されているのみ。GTSはほとんど利用していなかった?

対戦関連

バトルボックスは空欄。
サブウェイはシングル最大55連勝。ダブルとマルチは手つかずで、Wi-Fiはランク4。

友達手帳には11人の名前が見られるが、対戦や交換はいずれも片手で数えられる程度しかない。
バトルレコーダーにはフラットのマルチバトルの記録が残っているが、そこに登場するトレーナーの名前は友達手帳とは全く一致しない。
ボックス内をざっと確認した限り、手帳と共通する親名は1人(リストの先頭)しかいなかった。

以下、対戦用と思われるLv50ポケモンの一覧(同種はなるべくまとめたが、ほぼボックスに入っていた順なので不規則)。
一部技が抜けているポケモンがいるが、第四世代からの転送時に秘伝技の波乗りや滝登りを忘れさせたためと思われる。
(逆に言えば、忘れたままということは移送後に使っていなかったことは明白である)
使用実績の参考としてタワーリボンの有無についても記載。

表では省いたが、ポケモンごとに親名(IDナンバー)のバリエーションがかなり多様になっている。
ROMを多数所持していたか、GTS産を積極的に育成したか、友人のポケモンをかき集めたのか。
ちなみに2匹目のミカルゲのみ海外産である。

ニックネームがなかなかハイセンスだと思ったのでついでに紹介(ラフレシアのみ無名)。

ポケモン ニックネーム 性格 特性 HP. 攻撃

防御

特攻

特防

素早

タワー
リボン
キングラー ようてい ようき シェルアーマー 133 181 131 63 70 130 クラブハンマー シザークロス つるぎのまい こらえる  
キングドラ レイブン いじっぱり スナイパー 182 161 111 90 115 105 まもる りゅうのまい きあいだめ    
キングドラ Ash ひかえめ すいすい 182 93 115 161 105 105 ハイドロポンプ あまごい りゅうのはどう みがわり  
キングドラ リュウガ ひかえめ すいすい 150 103 114 160 114 133 ハイドロポンプ あまごい りゅうせいぐん れいとうビーム  
シャワーズ レナ ずぶとい ちょすい 233 73 84 130 147 85 れいとうビーム ねごと ねむる みがわり  
シャワーズ マリアンヌ ずぶとい ちょすい 237 71 86 129 147 85 れいとうビーム ねがいごと まもる   01,02
シャワーズ ステイル おだやか ちょすい 234 76 78 130 161 73 れいとうビーム あくび なみのり まもる  
マリルリ ベリー いじっぱり ちからもち 177 112 124 60 89 66 アクアテール アクアジェット れいとうパンチ ばかぢから  
ラグラージ マグネシア れいせい げきりゅう 207 130 107 147 110 59 めざめるパワー(電) ハイドロポンプ じしん れいとうビーム  
ラグラージ ロウガ ゆうかん げきりゅう 174 178 130 102 110 72 のろい じしん れいとうパンチ    
ペリッパー スティル ずぶとい するどいめ 165 63 166 103 90 79 たくわえる はねやすめ エアスラッシュ   01
ハリーセン メクル いじっぱり すいすい 134 161 93 71 72 125 たきのぼり ちょうはつ どくづき だいばくはつ  
オーダイル グレンデル いじっぱり げきりゅう 187 172 121 87 101 98 かみくだく れいとうパンチ ばかぢから    
オーダイル グレンデル ようき げきりゅう 163 268 120 80 101 134 れいとうパンチ りゅうのまい みがわり たきのぼり  
オーダイル NO−10 いじっぱり げきりゅう 161 172 106 76 101 130 アクアテール じしん りゅうのまい いわなだれ  
ユレイドル ビフロンス なまいき きゅうばん 184 95 132 100 157 47 エナジーボール どくどく たくわえる じこさいせい  
アーマルド アスク ようき カブトアーマー 150 177 120 70 96 104 ロックブラスト シザークロス じしん ロックカット  
トリトドン(西) ディギュア ずぶとい ねんちゃく 213 92 129 104 104 50 れいとうビーム ドわすれ どくどく じこさいせい  
トリトドン(東) うみねこ ひかえめ ねんちゃく 215 92 87 157 101 45 じこさいせい れいとうビーム だいちのちから    
クロバット メリヒム ようき せいしんりょく 189 111 99 74 96 200 ブレイブバード ちょうはつ あまごい とんぼがえり  
ラフレシア   ひかえめ ようりょくそ 147 81 105 167 110 101 にほんばれ つきのひかり ヘドロばくだん ソーラービーム  
ドククラゲ マクロス おだやか ヘドロえき 186 78 86 95 189 120 ねっとう どくどく ねむる ヘドロばくだん  
マルノーム ロ・ココ のんき ヘドロえき 206 93 147 87 99 61 ダストシュート みちづれ だいばくはつ アンコール  
アーボック ピクロス わんぱく いかく 165 103 130 64 99 100 かみつく たくわえる へびにらみ かなしばり  
ウツボット ユーリ おっとり ようりょくそ 155 125 76 167 77 122 ヘドロばくだん リーフブレード アンコール リーフストーム  
マンタイン スティマ おだやか ちょすい 172 47 91 92 211 88 どくどく ミラーコート なみのり ねむる 01
カポエラー パステル いじっぱり テクニシャン 157 161 114 45 130 87 ねこだまし マッハパンチ まもる バレットパンチ  
ドクロッグ ネール ようき かんそうはだ 158 158 85 83 82 150 きあいパンチ みがわり バレットパンチ ふいうち  
ドクロッグ オボロ いじっぱり かんそうはだ 190 168 83 82 82 106 クロスチョップ ふいうち バレットパンチ ちょうはつ 01,02
ルンパッパ シュエル ひかえめ すいすい 165 77 90 151 120 106 ハイドロポンプ れいとうビーム ギガドレイン あまごい  
ロズレイド フブキ ひかえめ どくのドゲ 136 69 62 194 125 137 ヘドロばくだん リーフストーム ねむりごな ウェザーボール 01
レントラー スプリット いじっぱり いかく 184 189 98 91 99 86 スパーク ほのおのキバ でんじは ばかぢから  
レントラー ウィザード おくびょう とうそうしん 151 122 95 147 93 134 10まんボルト ほえる めざめるパワー(氷) でんじは  
ライボルト イグリス おくびょう せいでんき 148 72 80 157 73 168 10まんボルト オーバーヒート みがわり どくどく  
エレキブル ソラト むじゃき でんきエンジン 167 175 86 115 90 134 10まんボルト じしん れいとうパンチ クロスチョップ  
ルンパッパ リューク おだやか あめうけざら 186 80 87 110 166 90 なみのり くさむすび やどりぎのタネ まもる  
ミカルゲ ディスペル なまいき プレッシャー 152 105 144 109 158 47 あくのはどう いたみわけ ふいうち おにび  
ミカルゲ BULEFEED なまいき プレッシャー 124 112 160 112 167 40 あくのはどう いたみわけ ふいうち おにび  
ドンカラス ゆう せっかち きょううん 173 177 64 126 69 135 ドリルくちばし ちょうはつ ふいうち ねっぷう 01
ドンカラス ケイ いじっぱり きょううん 172 194 72 102 69 123 ゴッドバード ふいうち ちょうはつ ばかぢから  
メガニウム フォルテ おだやか しんりょく 186 80 125 88 158 89 ひかりのかべ やどりぎのタネ カウンター こうごうせい 01
ジュカイン げんそう おくびょう しんりょく 163 85 82 140 105 189 リーフストーム がむしゃら みがわり でんこうせっか 01
ジュカイン クロス むじゃき しんりょく 143 106 80 157 90 186 リーフストーム じしん リーフブレード つるぎのまい  
サーナイト ゼロ おだやか シンクロ 171 65 108 144 149 99 サイコキネシス ねむる エナジーボール めいそう 01
ザングース つくよみ いじっぱり めんえき 137 180 80 72 80 142 じたばた つじぎり カウンター インファイト  
エテボース ミルキー ようき テクニシャン 148 152 74 61 82 182 とんぼがえり まもる ねこだまし ダブルアタック  
ムウマージ しらぬい ひかえめ ふゆう 129 72 75 172 123 157 10まんボルト めいそう シャドーボール いたみわけ  
ラムパルド べにまる ゆうかん かたやぶり 200 238 79 84 68 71 じしん アームハンマー しねんのずつき ストーンエッジ  
グレイシア リリィ ひかえめ ゆきがくれ 172 66 128 199 115 73 れいとうビーム こおりのつぶて めざめるパワー(電) あくび  
グレイシア ゆきな おくびょう ゆきがくれ 133 72 126 181 115 126 れいとうビーム こおりのつぶて あくび ねがいごと  
バクフーン エンゲージ ひかえめ もうか 148 93 95 177 105 152 きあいだま でんこうせっか だいもんじ ふんか  
バクフーン NO−0 ひかえめ もうか 142 92 85 177 105 152 ふんか だいもんじ でんこうせっか きあいだま  
ヘルガー レイZ せっかち もらいび 144 110 61 159 100 161 だいもんじ みがわり あくのはどう ふいうち  
ヘルガー クロサギ おくびょう もらいび 142 99 69 162 97 160 だいもんじ あくのはどう カウンター わるだくみ 01,02
テッカニン ディスター いじっぱり かそく 136 156 61 60 67 212 つばめがえし つるぎのまい バトンタッチ シザークロス  
ウインディ アリシア むじゃき もらいび 164 130 97 152 86 160 だいもんじ めざめるパワー(岩) おにび しんそく  
キュウコン さくらこ おくびょう もらいび 161 81 84 117 120 167 だいもんじ エナジーボール みがわり わるだくみ  
ジュカイン Yベール おくびょう しんりょく 137 94 77 157 105 189 リーフストーム きあいだま めざめるパワー(氷) がむしゃら  
ドダイトス ライク いじっぱり しんりょく 175 117 120 72 101 103 タネばくだん じしん ロックカット ストーンエッジ  
ヌケニン ピニオン いじっぱり ふしぎなまもり 1 156 61 42 47 92 シザークロス おにび かげうち どくどく  
ハッサム キラー わんぱく テクニシャン 174 151 162 63 100 76 むしくい バトンタッチ てっぺき はねやすめ  
フライゴン ソリフィア むじゃき ふゆう 153 120 94 132 85 167 だいちのちから りゅうのはどう みがわり だいもんじ 01
フライゴン rose むじゃき ふゆう 149 119 94 132 90 167 でんこうせっか かみくだく じしん だいちのちから  
メガヤンマ アスタロト ひかえめ いろめがね 172 81 104 183 76 133 エアスラッシュ めざめるパワー(水) むしのさざめき とんぼがえり 01,02
チルタリス NO−05 いじっぱり しぜんかいふく 180 134 107 77 125 101 ドラゴンクロー りゅうのまい じしん はねやすめ  
チルタリス スフィア おだやか しぜんかいふく 181 72 110 89 172 93 りゅうのはどう だいもんじ フェザーダンス ねむる  
エアームド ガリュー わんぱく するどいめ 167 98 211 50 90 94 ドリルくちばし どくどく ほえる はねやすめ 01,02
エンペルト メタリアス ひかえめ げきりゅう 167 90 101 179 116 101 ハイドロポンプ みがわり こうそくいどう くさむすび  
エルフーン シャナ ずぶとい いたずらごころ 137 64 150 96 126 124 エナジーボール ちょうはつ アンコール みがわり  
デンリュウ アロエ ひかえめ せいでんき 165 81 94 182 107 103 かみなり きあいだま シグナルビーム まもる  
ポリゴン2 デストロイ おだやか トレース 187 90 106 125 161 65 れいとうビーム でんじは じこさいせい 10まんボルト  

※エルフーン以外は全てシンオウ産

寸評

性格にもほぼ無駄がなく、最速が必要な部分などはしっかり押さえている。
一方で、エアームドの特防を無視して物理特化にしているのは個人的に違和感を持った。
世代の違いかも知れない(この頃は暴力的な種族値により、物理受けとして使うには物理特化しないと駄目?)

同じポケモンの異なる型を複数育てているのも好感が持てる。
特にミカルゲは、性格も技構成も全く同じだが能力配分に差をつけているのが面白い。
(HPを無視して防御と特防に特化するのはあまり効率的な配分とは言えないのだが)
バクフーンについては全く同形だが、持ち物が異なっていた(こだわりメガネ/レッドカード)。

努力値配分は、いわゆる極振りが多いようだ。

「グレンデル」という名前のオーダイルが2匹いるが、親が異なるという点がちょっと面白い。
よほどお気に入りの名前だったのかな。

まとめ

最初は「ガチ勢のデータそのまま!」と思ったのだが、よく見るとプレイ時間が500時間を超えている割にはボリュームが薄い。
ゲーム内については一通りクリアしたという程度で、サブイベントはほとんど手付かずだった。
500時間の大半は厳選・育成に費やしたと思われるが、そのポケモンがほとんど残っていない。
やはり主要なポケモンは別データ、恐らくBW2に移送したものだと思われる。
根拠の一つとして、大量の対戦用ポケモンが残されている一方で、当時の環境のトップメタ級がいない。
特に厳選の痕跡があるにも関わらずウルガモスとシャンデラが残っていない。

個人的に違和感があったのは、ビクティニ道場を残している一方で、ゼクロムはろくに厳選もせずにマスターボールを消費している点。
ゼクロム自体は禁止伝説だから興味がないとしても、マスターボールをここで使う手はない(準伝の厳選用にキープするのが常道)。
そのため、プレイ傾向の異なる2人のプレイヤー(親子、兄弟、夫婦など)が同時に遊んでいた可能性が指摘できる。

貴重な配信データがそのままなのは、対戦に無関係だから放置したのか、あるいは送る前に飽きてしまったのか。
いずれにしてもポケムーバーがあれば簡単に送れるにも関わらず、それをしなかったのはムーバー配信前にやめてしまったか、
もしくは第6世代以降に興味が持てずに引退してしまったのだろう。

ある種の「抜け殻」には違いはないが、それでも濃密なプレイ体験が詰まった貴重なデータである。
運よく中古で引き当てたことには感謝したい。


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