GBA版リトルカップ育成講座

はじめに:

これは、ポケモンスタジアム金銀にあったルール「リトルカップ」を、
GBA版(ルビー、サファイア、コロシアム、ファイアレッド、リーフグリーン、エメラルド)で再現するというもの。

「タマゴから生まれて、なおかつ進化することができるポケモンの、Lv5のみが参加可能」
(GBA版のマリルが参加できるか否かは意見の分かれるところ。かけるオフでは可)
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公式のルールではないが、前作ではそれなりに人気のあったルールなので、
オフ会などでは時々行われることもあるようだ。かけるのページオフでも、今後のメインにしていきたい。

しかし、Lv5において効率の良い配分というのもLv50や100の時とは違う。
特に今作では努力値の上限に限度があるので、能力計算は端数を極力なくすようにしないと、
同じポケモン、同じ個体値、同じ性格でも配分次第で差がついてしまうのだ。

また、Lv5を維持したままで能力を上げる(努力値を入れる)のにも工夫が必要だ。
得られる経験値を極限まで低くしなければ、能力を最大にすることが出来ない。
前作では育て屋に預けることで経験値をリセットできたが今作では不可能。
もっとも効率よく努力値を稼ぐにはどうすればいいのか?

ここでは、そのようなリトルカップ育成における、理論と実践を取り扱うつもりである。

リトルカップ育成理論:

能力計算式の復習。

(種族値×2 +努力レベル +個体値)*レベル/100 + 5 (HPならさらに +レベル+5)

努力レベルとは、努力値を4で割った値(端数切り捨て)。実際に能力値に反映される数値である。
能力計算をする上では「努力値」のままでは扱いにくいので、ここでは「努力レベル」で統一する。
各能力ごとの努力レベルの上限は63、合計値の上限は127となる。

また、努力レベルと個体値の合計を、便宜上「育成値」と呼ぶことにする(命名:タヌキさん)。
これらをまとまった数として扱うと、今後の計算がとても楽になる。
ちなみに、能力ごとの努力レベルの最大は63なので、育成値の最大は94となる。

レベルは、リトルカップなので当然5となる。以上をふまえて書き直すと…

(種族値×2 +育成値)÷20 + 5 (HPならさらに +10)

ここで注目したいのは「÷20」の部分。これによって出た端数は全て切り捨てられる。
性格補正さえも、端数を切り捨てた上でかかることに注意。
つまり、ここでの端数をなくす…「種族値×2 +育成値」をなるべく20の倍数にすることが必要となる。

具体例を説明。ケーシィの素早さ種族値は90。Lv5の時点で最速にするには育成値はいくら必要か。
まず、育成値が最大の場合から考えてみる。

(90×2 +94)÷20+5=18.7

ここで、0.7の部分は無駄になるわけだから、計算結果が13ぴったりになるのがベスト。
計算結果が13ぴったりになる育成値はいくらか。逆算してみよう。

(18-5)×20 -180=80

必要な育成値は80。個体値が31なら、必要な努力Lvは49で済む。
努力レベルは最大で63まで稼げるので、個体値が31未満でも、17あれば最大まで上げられるというわけだ。
もっとも、その分だけ他に回せなくなるので、高いに越したことはないが…

次は、パールルの特攻を最大にすることを考えてみよう。種族値は74だ。
まずは、やはり育成値が最大の場合から考える。

(74*2 +94)÷20+5=17.1

今回は端数が少ないが、出ないに越したことはない。逆算してみよう。

(17-5)×20 -148=92

必要な育成値は92。個体値が31だったとしても努力レベルは61必要。
そして個体値が29未満の場合は最大値まで上げることはできない。

このように、同じ「最高能力」を目指す場合でも、種族値によって必要な育成値は変わってくる。
端数を無くし、少しでも多くの能力を得たければ、配分に頭を悩ます必要があるだろう。
種族値や個体値次第では、努力レベル127をぴったり使い切ることすら出来ないことも多い。

リトルカップ育成実践:

さて、上で効率の良い配分について少し説明したが、具体的にその配分を実現するためにはどうすればいいのか。
一つの能力にドーピングできるのは10回…努力レベルで25まで。
それ以上の努力レベルを得たければ、当然戦闘によって稼ぐしかない。
戦闘すれば経験値も入るので、Lv5を維持したままで努力値を稼ぐのは至難の業となる。
しかし、難しいというだけで、まったく不可能というわけではない。方法はある。

学習装置による、経験値12分割法

学習装置を適当なポケモンに持たせ、さらにパーティ6体を全員戦闘に出せば、
学習装置を持っていないポケモンの得られる経験値は通常時の1/12(端数切り捨て!)となる。
経験値は分割されても努力値はそのままというのが最大のポイント。
育てたいポケモンに矯正ギプスを持たせて、ポケルスを付ければ、
場合によってはわずか1の経験値によって努力レベルを1上昇させることが可能になる。
学習装置を持たせていないポケモンは全て12分割された経験値が入るので、
矯正ギプスさえあるならば一度に5体までを同時に育てることが可能。
この方法で稼いだ努力レベルは、パソコンなどに一度預けてから引き取ることで能力値に反映される

ところで、勘違いしがちだが、学習装置を持たせるのは1体だけでよい。
たとえ複数が学習装置を持っていたとしても、総経験値のうちの半分は戦闘したポケモンに分配されるため。

それぞれの能力値を稼ぐために効率の良い場所を紹介。
基本的にルビーサファイア版準拠

赤文字は特殊。物真似を覚えたLv2のポケモンと、変身を覚えたポケモンを秘密基地に出現させ、
Lv2のポケモンに猫の手を物真似させた後、猫の手で変身を発動させ、Lv2の任意のポケモンを作る。
変身したポケモンを倒した場合、獲得できる努力値と経験値は変身後のものとなる。
これを利用すると普通にポケモンを倒すより多くの努力値を稼げる。

能力 ポケモン 主な出現場所 基本経験値 12分割*補正 努Lv 備考
HP ケムッソLv2 101番道路 15 1 1 戦闘ポケは4体でよい
ケムッソLv3 101、102番道路 23 1 1  
セレビィLv2 (秘密基地で変身) 18 1 3  
攻撃 ポチエナLv2 101、102、103番道路 15 1 1 戦闘ポケは4体でよい
ポチエナLv3 101、102、103番道路 23 1 1  
アンノーンLv2 (秘密基地で変身) 25 1 1 特攻も+1
戦闘ポケは5体でよい
防御 カラサリスLv5 トウカの森 51 4 2  
マユルドLv5 トウカの森 51 4 2  
タネボーLv3 102番道路 31 2 1 ルビー、エメラルドのみ
コクーンLv4 トキワの森 40 3 2 ファイアのみ
トランセルLv4 トキワの森 41 3 2 リーフのみ
トランセルLv2 (秘密基地で変身) 20 1 2 コクーン、マユルド、カラサリスも同様
特攻 ラルトスLv4 102番道路 40 3 1 出現率が非常に低い
ヒマナッツLv5 (秘密基地) 37 4 (3*1.5) 1  
アンノーンLv2 (秘密基地で変身) 25 1 1 攻撃も+1
戦闘ポケは5体でよい
特防 ハスボーLv3 102番道路 31 2 1 サファイア、エメラルドのみ
ピィLv5 (秘密基地) 26 3 (2*1.5) 1  
ツボツボLv2 (秘密基地で変身) 33 1 1 防御も+1
素早さ ジグザグマLv2 101、103番道路 17 1 1 戦闘ポケは5体でよい
キャモメLv2 103番道路 18 1 1  
ピカチュウLv2 (秘密基地で変身) 18 1 2 戦闘ポケは5体でよい

経験値が1になる場合は、秘密基地で戦っても1のままである。当然、ID違いの補正がかかっても1のまま。
(トレーナー戦での経験値ボーナス「1.5倍」は一番最後にかかり、なおかつ切り捨てのため)
ポチエナ、ジグザグマ、キャモメなどのLv2を6体捕獲しておくと良い。

計算上経験値が1未満になる場合(猫の手変身でLv2コイキングの経験値を分割させる等)、獲得経験値は1となる。

猫の手変身を使わない場合、各バージョンにしか出現しない野生ポケモンに注意。
得られる経験値が1であれば、別IDボーナスの1.5倍(切り捨て)がかかっても1のままだが、
2以上ある場合はしっかり増えてしまう。経験値タイプにもよるが、
防御を伸ばしたければファイアリーフ、特防を伸ばしたければサファイアで孵化させることが必要となるだろう。

また、特攻を成長させるのがもっとも困難である。
最大値まで上げるためには、個体値が31あったとしても、
種族値が10の倍数+5の場合は、ラルトスだけを狙っても102もの経験値が入ってしまう。

そして、ポケモンごとに入れられる経験値の限界(Lv6になるのに必要な経験値-1)

獲得経験値上限 Lv100までの経験 代表的なポケモン
168 600000 ツチニン、パールルなど
113 1250000 ココドラ、タマタマなど
90 1000000 ジグザグマ、ストライクなど
71 800000 ヨマワル、ラッキーなど
46 1640000 マクノシタ、ホエルコなど
43 1059860 ナックラー、ケーシィなど

Lv100までに必要な経験値が高くても、Lv5-6までの経験値が高いとは限らないので要注意。
また、この制限のため、ポケモンによってはある能力(特に特攻、特防)を最大まで上げられない場合も多い。