コイキングでポケモンリーグに挑む

 

1,企画の経緯

コイキングでポケモンリーグ(四天王+チャンピオン)を撃破するというやり込みは、
ネタ性の高い壮大なやり込みであり、GB版では何人かが達成されている。
実際、サイトにプレイレポートをアップしていた人も少なくない(例:タカマサさん

しかし、GBA版においては達成したという話を聞かない。
四天王自体のレベルと技構成が強力で、さらに回復アイテム乱用によって絶対的に強くなっていることに加え、
努力値システムの変更により、相対的にも強くなっていることが原因と思われる。
(GB版と違って努力値を限界まで上げられないので、努力値無しのCPとの差が縮まる)

このように、GBA版ではより過酷な条件ではあるが、
いつか自分もGB版での先人達に倣って挑戦してみたいと思っていた。
そんな中、トレーナーカードの自慢シール対策の孵化数増やしによって、
大きさが148.8cmもあり、性格も悪くない(腕白)コイキングが誕生。
(注:大きさは戦闘能力には一切影響しない)
ぜひ、こいつを育てて、このやり込みに挑戦してみたくなった。

 

2,コイキングの能力解説

さて、ご存知のように、コイキングというのはその能力値が非常に低いことでおなじみである。
能力成長の基本値、俗に言う種族値で見てみると以下の通り。
カッコ内はLv100で個体値最大、努力値0、性格補正なしの能力を見てみよう。

HP:20(181)
攻撃:10(56)
防御:55(146)
特攻:15(66)
特防:20(76)
素早:80(196)

…図鑑に「力もスピードもほとんど駄目」とあるにも関わらず、素早さはまとも。
バシャーモやサーナイトなどと同じ値である。進化後のギャラドスとも1しか違わない。
しかし、なんと言っても目に付くのは攻撃と特防の低さだろう。
特に特防については、戦闘中にアイテムで補強できないのが致命的。

 

3,育成するコイキングの紹介と育成方針

育成予定のコイキングの個体値は以下の通り。

HP:28
攻撃:18
防御:17
特攻:25
特防:29
素早:3

HPと特防が高いのは嬉しいところだ。もともとの種族値が低いので少しは補わなければ。
素早さが低いが、スピーダーで解決するので問題はない。欲を言えば、もう少し攻撃が欲しかった。

育成の方針としては、何はなくとも攻撃を上げる。これで、与えられるダメージが2倍以上になる。
他に鍛えるとしたら特防だろう。これも、努力値のおかげでダメージが半分近くにまで抑えられる。
能力加算は足し算なのに、ダメージ計算は割り算だから、低いところを努力値で補うのは効果的だ。

 

4,実際の育成について

前項で、攻撃と特防を鍛えるように書いたが、まずはHPと防御に努力値を入れる。
なぜか?それは、バトルタワーのリボン取得を目指すためだ。
今回のやり込みとは関係ないが、やはりリボンを付けた方が愛着が沸くと言うもの。

タワーのリボンについては、エメラルド版のダブルバトルタワーで付けるのが最も楽だと思われる。
コイキングのステータスと技では、悲しいかな捨て駒として利用するしかない。
ただ、元から低くない物理耐久に絞って努力値を入れれば、少しは耐えてくれる。
少なくとも、メタグロスのコメットパンチ程度なら2発は耐えてしまったりする。
あとは、光の粉でも持たせて、1ターンでも長らえることを祈ろう。

無事に、Lv50とオープンレベル(自分はLv60で挑戦している)でリボンを取得したら、
四天王用に再調整。ザロクとタポルで努力値をリセットして、今度は攻撃と特防に入れ直す。
Lv100まで育てた場合、ポケモンリーグ用の能力は以下のようになる。

HP:179
攻撃:106
防御:145
特攻:54
特防:137
素早:168

…コイキングだと言わなければ、Lv50の普通のポケモンみたいだなあ。
素早さが種族値100の最速抜きとか。どうでもいいけど。

 

5,エメラルド版のポケモンリーグに挑む

本当はLv100で挑もうと思ったが、レベルアップが面倒なのでLv75で見切り発車。
退路を断つため、コイキング以外は全てパソコンに預けておく。
これは、先人達の攻略と一線を画すという意味も込めている。

・下準備

まず、跳ねると体当たりのPPを切らしておく(跳ねるを忘れさせる?そんな恐れ多いことはできない)。
そして、じたばたのPPを6まで減らしておく。なぜそうするか?その答えは以下にて。

・対カゲツ

持ち物は光の粉。
最初のグラエナを相手に、まずは能力を上げる。
エフェクトガードで砂かけを防ぎつつ、ディフェンダーを2つ。
あまり上げすぎると、捨て身タックルではなく噛み砕くを使うので意味がない。
プラスパワーを7個与えた後、いい具合にHPが減ったらじたばたで一気に攻める!
ノクタスのニードルアームを喰らうとまずいので一気に倒さなくてはならない。
アブソルのプレッシャーのおかげで、ちょうどPPが0になったところで勝利できる。

・対フヨウ

光の粉を、食べ残しに持ちかえる。
ゴースト相手には、悪あがきで戦うしかない。ちょうど前回の戦いで0になっている。
まず、最初のサマヨールが守るを連発している間にプラスパワー6個。だめ押しのクリティカッターも。
運悪く呪いを喰らってしまったらリセットした方がいいかも。
ジュペッタ以外は、このレベルでは一撃で倒せないから厳しいが、
反動のダメージをこまめに回復してさえいればなんとかなるだろう。

・対プリム

あられが厄介なので、じたばたで一気に倒す戦法は使いにくい。
とは言っても、HPがある程度減っていれば体当たり以上の効果は発揮するので積極的に。
ここでのポイントは、オニゴーリの凍える風や大爆発に気をつけること。
ディフェンダーは早めに使い、エフェクトガードも忘れずに使って戦う。

・対ゲンジ

最初のコモルーは守る連発で隙は多いが、岩石封じがうっとうしい。エフェクトガード必須。
しっかり能力を上げれば、正攻法で十分に戦える。
敢えて言えば、キングドラの煙幕に注意。ここでもエフェクトガードは役に立つ。

・対ミクリ

じたばた戦術を使うため、食べ残しを光の粉に持ちかえる。
やはり、最初のホエルオーで能力を上げておく。
雨乞いからの潮吹きが恐いので、早めに半分近くまでHPを削っておきたい。
2番目に現れるであろうルンパッパが恐いので、プラスパワーを6個使ったら、
いい具合にHPが減るのを待ってじたばた!
ルンパッパを倒したらとりあえず危険要素は無いので、HPを回復して地道に攻めることにする。

…というわけで、Lv75で始めて、Lv78でクリア。
殿堂入り画面に、コイキングだけが現れるという珍しい光景を堪能した。

なお、能力アップ以外に消耗したアイテムは、すごいキズ薬22個と、
クラボ、ナナシ、ヒメリを少々。

 

6,ファイアリーフ版の強化ポケモンリーグに挑む

(準備中)