ドラゴンクエスト2一人旅
〜Only Lonely Boy〜
2/14 無謀なる旅立ち
ドラクエ1装備無しクリアを達成したので、今度はドラクエ2がやってみたくなった。
ドラクエ2で装備無しをやってもあまり面白くないので、何かいいやり込みがないか考えたら、
あるサイトで見つけた「復活の呪文を改造して一人旅」という物をやることに。
初期状態(皮の鎧、銅の剣、50G)で船を持った状態を、
呪文作成ツールで作成したら、いざ冒険開始!
念のため言っておくが、実機(ニューファミコン)を使っている。
勇者の泉あたりまでは、もともと一人なので問題なく進む。
(久々のドラクエ2なので、油断してローレシア周辺で死んだりもしたが)
真の戦いは湖の洞窟あたりからだろう。魔術師の群に何度か全滅させられる。
しかし何とか銀の鍵(この時点で必要ないということには気付かなかった)を手に入れ、
ローレシア大陸でやることを全うし、ムーンブルク上陸を目指す。
ここから先は、自分にとって未知の領域だと言える。
レベルは8くらいで少し不安だが、上陸作戦決行。
ローレシアの船を、ローラの門付近まで持っていく。
痺れクラゲくらいなら何とか倒せるが、海牛の群が現れたらお手上げ。
祈りながら逃げ続ける。何度目かの挑戦で、ついに上陸成功。
しかし今度は、ムーンペタにたどり着く前に魔道士のギラに倒れてしまった。
再度挑戦し、ついにムーンペタ到着!さっそく復活の呪文を書き留める。
今のままでは、ここら辺の敵には到底かなわない。
よって装備を調えることに。まずは1000Gの鋼の鎧。
手持ちの鎖かたびらを売れば700程度で十分だ。ムーンペタ周辺で稼いだが、
何度か戦うとすぐ全滅する。「1戦闘1宿屋」を実践しても、
魔道士の群に出会ったらおしまいだ。
考えた挙げ句、一度ローラの門を戻り、再び湖の洞窟で稼ぐことにする。
あそこには数10ゴールドの入った宝箱があり、薬草や毒消し草も落ちている。
このゲームでは、一度洞窟を出ると宝箱が復活するので、
その仕様を最大限に利用する。作戦は功を奏し、
程なくゴールドがたまる。ここでキメラの翼で帰還。
鎧の次は剣だ。鎧のおかげで守備力が上がり、戦闘が容易になる。
剣に続いて、盾を買うための金も稼いだ。
(途中、うっかりサマルトリアの王様に話しかけて、再度船運びをすることになったが)
鋼の装備を調えればムーンペタあたりの敵は楽勝となる。
いざ行かん、風の塔へ。
リザードフライのギラが怖かったが、あっさりと風のマント入手。
帰り道でマンドリルに殺られたということは内緒。
次は、ムーンブルクのほこらを超えてルプガナへ。
ここでの船移動は比較的楽だ。防具のおかげで、海の敵とも渡り合える。
ルプガナまでの道中が多少きつかったが(何度か死んだが)無事到着できた。
これで船がまともに使える(一応、ルールに則るということで)。
さっそく、多少無理してでも金の鍵やガイアの鎧、ロトの装備を調えることに。
海の敵が予想以上に手強い。眠らされたら終わりだ。
一応、ルプガナで仕入れた魔よけの鈴がメドーサボールのラリホーを防いでくれるが、
海牛の甘い息と痛恨の一撃は恐怖としかいいようがない。
痺れクラゲの群にも、運が悪いと殺られる。
しかし、基本的に運と気合いがあれば何とかなる(?)ので、
レベル14でロトの剣入手。足手まといがいない分、かえって楽な気がする。
デルコンダルのキラータイガーを倒し(1対1は小説版を連想していい感じ)、月の紋章入手。
ここから先は、光の剣や力の盾。まともに金を稼ごうと思ったが、
すぐ全滅して一向にたまらないので、、
あまり使いたくなかったが「いかずちの杖転がし」で稼ぐことにする。
しかし、牢屋の鍵を買うための金稼ぎにもこんなに手こずるとは…海は恐ろしい。
2/15 水の羽衣を求めて
久しぶりにローレシアに戻り、地獄の使いと戦う。
薬草でバリアのダメージを回復すれば楽勝。
復活の呪文を聞いて再戦闘、再入手。2本売却し、自分用に1本キープ。
これで痺れクラゲの群も(先制で眠らされなければ)1ターンで掃除できる。
ペルポイに到着し、力の盾と光の剣を入手。
光の剣のマヌーサは微妙だが、力の盾のベホイミは非常に嬉しい。
それと、いかずちの杖をキープすれば銀の鍵は要らなくなる。
っていうか、銀の鍵ってこれ以外に使い道がなかったのか…
次は水の羽衣の入手を目指す。
持ち物に限りがあるので、先に水門を開いておくことにする。
村を目前にしてヒババンゴの痛恨の一撃に倒れたときには泣きそうになった。
数度目の挑戦で何とか到達し、水門を開く。これで交通の便がよくなった
そして聖なる織機を。問題はバリア地帯をいかに切り抜けるかだ。
現在の最大HPは70。4歩しか歩けない。
ここは、鍵や鈴を捨ててでも薬草を買い込むしかない。
(このゲームの薬草、密かにベホイミ級の回復量を誇る。シリーズ最強ではなかろうか)
どうせ金の鍵はこの町で拾えるし。というわけで、HPぎりぎりで織機入手。
帰りは棺桶で。ああ、金の鍵回収がめんどくさい。
雨露の糸は問題なく入手。現在のアイテム欄は、
光の剣、ガイアの鎧、力の盾、ロトの兜、雷の杖、聖なる織り機、雨露の糸、金の鍵。
うーん、ぎりぎり。最後まで持つかな。
それはさておき、テパについて素材を渡す。一度中断して再開。
さあ、いよいよ念願の水の羽衣だ。
ドンモハメは「その娘さんがいいじゃろう」等と呆けたことを言っている。
それはほっといてさっそく装備…と思ったが、無い。水の羽衣が無い!
まさか本当に、「その娘さん」に渡してしまったのだろうか。
試しに、ラーの鏡を入手し、ムーンブルクの王女を仲間にしてみると…
案の定彼女が持っていた。恐るべしドンモハメ。
さっそく奪い取って自分で装備。この状態で復活の呪文を取って再開すると、
哀れ、王女は再び犬に戻ってしまう。一人旅再開だ。
(サマルトリア王子無しでの王女の存在は不正なため、呪文に反映されない)
一時的にせよ王女を仲間にしたんだから反則だ、といわれるかも知れないが、
彼女は預かり所のような存在ということで、大目に見ていただきたい。
さて、この水の羽衣、防御力だけならガイアの鎧と同じだが、
炎、呪文のダメージ半減という素晴らしすぎる効果を持つ。
苦労してでも手に入れる価値はあるだろう。
とりあえず腕試しに地下牢のベビルと戦ってみたが、
ベギラマが10そこらのダメージに抑えられたため楽勝。水の紋章入手。
また、弱ダメージ床無効も、海底火山で必ずや役に立つだろう。
2/17 爆進!
さて、強力な装備が手に入ったので、そろそろイベントを進めるか。
まずは大灯台。ここは楽勝。
名物のドラゴンフライも、水の羽衣の前では雑魚。
迷いつつも、星の紋章入手。グレムリンが楽勝だったことは言うまでもない。
続いて満月の塔。ここも苦戦はしなかった。
ただ、行くまでの道中で首狩り族に殺られかけたりもしたが、
塔の内部はさほど怖くなく、むしろ経験値稼ぎの場所でもあった。
月のかけらを取るにあたり、しばらく使わない牢屋の鍵を捨てることに。
そして海底火山。ここも思ったほどきつくはない。
マグマも水の羽衣のおかげで無視できるし。
さすがにキラータイガー4匹(光の剣なんて当てにできない)や、ブラッドハンドの群にはかなわないが、
それ以外は回復を怠らなければ、運悪く眠らされない限り負ける要素はない。
ただ、邪神の像の宝箱の上に乗った瞬間に出てきたメタルハンターの、
痛恨の一撃で葬られたときには声も出なかったが。
いよいよロンダルキア。まさかレベル22で来れるとは。3人の時と変わらないぞ。
いかにあとの2人が足手まといかローレシアの王子が強いかがわかる。
ここに入るには牢屋の鍵が必要になるので、いかずちの杖を手放す。
入る前に、バリアのダメージを回復するため洞窟周辺の雑魚戦で力の盾を使っておく。
(ここで首狩り族の群が現れると回復どころかベラヌールに強制送還されるが)
まずは1階。「落とし穴は1ブロックの右上にしかない法則」を知っていれば難なく通過。
一応地下に降り、命の紋章を拾っておく。腐った死体の毒攻撃ウザすぎ。
2階の階段は「3つ目」。3階は、まずロトの鎧を探すことに。
ちなみに、このあたりの敵はまだ楽勝の部類にはいる。
(回復を忘れると、ベビル4匹に苦戦したりするが)
強敵はほぼ単体で出てくるし、メタル系もたまに出現するのでいい稼ぎ場所だ。
迷いながらも、なんとかロトの鎧に到着。
ここで、水の羽衣と涙の別れである。
防御力は5上がり、すべてのダメージ床を無効にするが、
炎、呪文耐性は水の羽衣に劣る。まぁ、仕方ないか。
さらに先へ進み、5階の落とし穴地獄。ここも、落とし穴の法則を知っていれば楽勝だが、
稲妻の剣のためにワザと落ちる。そういえば、初プレイの時、
右上からシラミ潰しに探したので、見つかるまでものすごい時間がかかったという思い出が。
それはさておき、左下の落とし穴に落ち、稲妻の剣入手。
さっそく光の剣を捨てて装備。強い。バーサーカーも一撃だ。
調子に乗って先に進む。地獄の無限ループ地帯まで来た。
ここで、出てきたドラゴンに殺される。30ダメージだぁ!?
ここは、鍛えてきてから出直すしかなさそうだ。
2/17 突撃!ロンダルキア!!
とりあえず、ロンダルキア洞窟3階ではぐれメタルを狩りまくり、レベル25ぐらいにする。
ドラゴン4匹とかとは戦おうとせず、逃げの一手でいく。
無限ループは攻略本(スーファミ版のVジャンプの)で切り抜ける。ヘタレとでも何とでも言え。
とにかく、数度目の挑戦で死ぬ思いで洞窟突破。雪原が目にまぶしい。
ほこらまでの道中で数度サイクロプスの群に襲われたが、すべて一発で逃げ切れるという幸運。
ほこらへ到達した時点でのレベルは26。うーん、やればできるもんだ。
次の仕事はレベルアップ。ただ、ここらの敵は糧にするにはいささか強すぎるので、
「いなぶさの剣」を作ることにする。このときのために、予め魔よけの鈴を捨てて隼の剣を買っておいた。
神殿への道中で勝てそうな敵は、ギガンテス1体とか、ブリザードの群ぐらい。
あとはひたすら逃げる。ここらあたりの敵は、強さの割に逃げやすいというのが救い。
特にアークデーモンなんてかなりとろくさい。
(というかこのゲーム、敵の強さと逃げやすさは関係ない?)
何とかたどり着き、いなぶさ生成。感動的な破壊力だ。
ここらあたりの敵はほぼ互角に戦える。よってすぐ経験値がたまる。
レベルが上がるたびに、いなぶさを作り直さなければならないので多少面倒だが。
ちなみにレベルアップは、ロンダルキア北西部がいい感じ。
このあたりにはテパ周辺の敵も出てくるので、余裕を持って回復できる。
油断すると首狩り族やブラッドハンドにやられたりもするが…
とにかくレベルを上げ続け、30に達した。キリがいいので、ダメもとでハーゴンに挑むことに。
ルビスの守りを取ってないので、一度下界におり、ロトの兜を捨てて入手。
(捨てても、レベルが上がるまではその防御力は維持される)
全滅を利用してロンダルキアに帰還する。
(数度死にながらも)ハーゴン神殿にたどり着いた。神殿内の敵はたいしたこと無いのだが、
中ボスであるアトラスが非常に強い。相手の攻撃は2ターン耐えられず、
こちらのダメージもいなぶさで数十ポイントだ。このままでは勝てない。
レベルを上げるか、はかぶさにするか、デフォルト破壊の剣で会心ねらいか…
2/18 決戦!!!
とにかく、壁はアトラスだ。奴に勝つには今以上の攻撃力は必須。
はかぶさの剣を作ることにする。アイテムがいっぱいだと、敵がアイテムを落とさなくなるので、
何か捨てなければならない。が、いなぶさ状態の時に稲妻の剣を捨てれば何の問題もない。
ギガンテスを数匹倒して、あっさりと破壊の剣を入手。
さっそくはかぶさを作ってみたが、まだアトラスには勝てず。レベルアップに励む。
レベル36になったところで挑戦。
1ターン目の攻撃を耐え抜く。そして、2ターン目にこちらが先制攻撃して見事勝利!
次はバズズだ。こいつはザラキに当たらなければ雑魚といえる。
力の盾でHPを回復してから、余裕の勝利。
そしてベリアル。能力的にはアトラスよりも強いものの、
ダメージの小さい炎を吐くなどの隙もあり、アトラスよりも楽に撃破。
いよいよハーゴンである。ベホマとラリホーを連発してくれたおかげで、
殆どダメージを受けずに勝利。続くシドーも、
打撃攻撃を全然しなかったので、3ターンであっさり撃破。拍子抜け。
少し笑えたのは、シドーを倒した瞬間(まだ戦闘画面が残っている状態)に、
サマルトリア王子とムーンブルク王女が召喚されたこと。
あとは、普通と何の変わりないエンディングを迎えるのであった。
ところで、このとき最後に記録した復活の呪文はレベル35の時。
せっかくだからレベル50まで上げようとして再開しようとしたら、
その呪文が間違っていたので鬱になった。
前日に記録したレベル31まで戻されるのか…
2/20 デルコンダルにて
せっかくだから、レベル50まで上げておく。
レベルアップスポットとしてはハーゴン神殿がいい感じ。
数時間の後、レベルが50になった。
ここで挑戦するのは、ドラクエ2最強のバグ技、デルコンダル決戦である。
いなぶさを作って、旅の扉から下って、デルコンダルで呪文を聞き、いざ出陣!
いまだに海上に出てくる幽霊から逃げられないのにやや鬱になりながらも進む。
ロンダルキアへの洞窟は楽勝。敵は、下手に逃げるより戦った方が安全。特にドラゴンの群は。
もしかしたらと思い、ロンダルキア大地で聖水を使ってみたが、
敵は封印されなかったので地道に進むことに。
ここでの敵は、なんと言ってもブリザードである。以前なら少し前のほこらに戻されるだけだったが、
今回死んだらデルコンダルまで戻される。最優先で倒すように努めたが、2回ほど死んだ。
何とかハーゴン神殿に。内部は、ギガンテスの痛恨が怖いものの、
これといった即死攻撃がないので安心。3馬鹿トリオ(違)は既に倒してあるので出現しない。
HP200をキープしながら、ハーゴンの部屋へ。
ハーゴンは相変わらずベホマばかり。一度ラリホーが効いて焦ったが、
すぐに起きたため問題なく倒せた。シドー戦はワザと負ける。
これでデルコンダルに戻った。轟音とともにシドー再出現!
実はデルコンダル決戦は初めてだったりする。
それはさておき、攻撃力が上がっていたので、2ターンで葬ることができた。
この前のように、声(ローラ姫?)とともに仲間が召喚される。
ここからがすごい。画面が乱れた塔のような所に飛ばされた。
キャラのステータスや持ち物もめちゃくちゃになっている。
それに、HPが残っているのにローレシアの王子が死んでいる。
最大HPは800超えているし、防具は重複装備してるし…
適当な階段にはいると、どこかの洞窟の外壁部分に。
一歩動くとと落とし穴に落ち、なぜか湖の洞窟前へ。
後は普通のエンディングだ。相変わらず死んでいるが。
ローレシアの王様に話しかけると、棺桶がなぜかサマルトリアの王子に。
先頭も彼なので、2人に増えたことになる。かなり不思議。
王様の最後の言葉も、死人がいるため赤文字だ。これはかなりシュールなものがある。
最後の「THE END」も赤くなることを期待したが、これは白かった。残念。
さて、これで一人旅は完結した。
振り返ってみての感想「思っていたより楽」。
何というか、自分は「ドラクエ2はシリーズ最難関。それを一人!?無理に決まってる」
というような先入観がかなり強かった。
しかし実際やってみると、ローレシアの王子の驚異的な強さの前では、
普通に3人の時の冒険とあまり変わらなかった。
もちろん、一撃死や眠りには泣かされたが、それさえ切り抜けられれば、
仲間のことを気にしなくていいのでかえって楽だ。
皆さんも、ぜひ一度一人旅を!
ドラクエ2最大の敵である復活の呪文も、最大27文字とかなり少な目だし(笑)。
最後に、「ドラクエ2一人旅」という遊び方を提唱してくださった
CyberVampireの編集長、まえしなさんに篤くお礼を申し上げます。
くるる ぶいひ つてざご ごぽと ぱうぺ ごのもや なるよ せぼぐ じ |