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法華経

◆23.薬王菩薩本事品
昔、日月浄明徳仏という仏さまと、法華経を供養するために、自らの身をもやした菩薩がいました。名を一切衆生喜見菩薩といいます。その光明は宇宙のすみずみまでおよび、千二百歳の長きにわたり輝き続けました。この菩薩は修行の功徳でやがて、仏さまから法華経を付嘱され、教え説き弘めることを託されました。さらに数々の塔を建てて供養をし、さらに自分の臂を燃やして供養しました。人々は菩薩の両臂の消えるのを悲しみました。ところが菩薩は「仏に両臂を供養した功徳によって、金色の身を得られた。」と言ってもとの姿にもどりました。そしてこの喜見菩薩がいまの薬王菩薩なのです。

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