第三二番
『霜いくたび おけどかれざる 松が枝の ときわの色の うつくしきかな』
運勢【 吉 】
なにごとにも心動かず常業ジョウギョウを守ってゆくときは おもいがけぬ幸をうることあ
り いろいろと迷うときは人にたぶらかされて身のおき所にも苦しみます
○願望ネガイゴト 心長くして騒がね ○争事アラソイ 静かにすればよし
ば時いたりて叶う ○恋愛レンアイ 今の人が最上迷うな
○待人マチビト 来てもおそい ○転居ヤウツリ よろしからず
○失物ウセモノ 出る低いところ ○出産オサン よろし安心すべし
○旅行タビダチ 利なしひかえよ ○病気ヤマイ 心長く保養せよ
○商売アキナイ 利少し物価定らず ○縁談エンダン 人のことばに迷わ
○学問ガクモン 努力すればよろし ず心を定めよ吉
○相場ソウバ 変動激し要心せよ
神の教『なやむ思いを祈りにかえて、すがれひとすじ神様に』
病ヤマイにかゝって、病を苦にすれば、病はますます悪くなる、医療を施こした上は、其平
癒ヘイユを神様に御願いするがよい、病気ばかりではない人力ジンリョクを尽した上は、何事も
も思いなやまず、神様に御祈りする、なやむ苦悩を祈願にかえる、なやむ隙ヒマに御祈り
する