<未定稿> ◇貝塚 貝塚:古代人が捨てた貝殻が層をなして積もった遺跡。日本では縄文時代に属するものが代表的で、貝殻のほかに鳥獣や魚の骨、土器・石器・骨角器などを含み、人骨も発掘されている(goo辞書)。 貝塚:古代の人類のゴミ捨て場のうち当時の人々が捨てた貝殻が積み重なったもののことである。貝塚には、貝殻や獣や魚の骨など食料の残滓だけでなく、破損した土器や石器、骨角器などの道具類、さらには焼土や灰なども一緒に捨てられている。貝塚は、それらの中の貝殻が占めている堆積層を指すのが普通である。ただし、純粋に貝殻だけで堆積層をつくっている貝塚もみられる(Wikipedia)。 と説明されている。 筆者は、実地に案内していただいた貝塚は、二ツ森貝塚(青森県七戸町)だけで、田小屋野貝塚(青森県つがる市)については、近くまで数回足を運んだが、確認できなかった。その他の貝塚については、博物館などの模造、あるいは各種書籍による知識しかないが、次のような疑問を持っている。 貝塚は、「ゴミ捨て場」であった、と云うことであるが、縄文人は、貝だけを食べていたのだろうか。 @貝塚になるほど、沢山の人々が居住し、かつ主として貝だけを食べていたのか。 A縄文人は、貝殻だけを特別扱いして、貝殻の捨て場を特定の場所に限定していたのか。 B貝の身を、たとえば佃煮とか、干物に加工する専門の工場があり、貝殻だけの捨て場にしたのか。 別の考えも浮かぶ。 @貝が沢山(集中的に)生息している海底が、地殻の変動で陸地化し、貝の層として堆積したのか。 A海流の影響で、入り江などに貝殻が打ち上げられ、堆積したのか。 Bそのように堆積した貝塚の中から、装飾品などに利用される貝殻だけを拾う(収集する)ために、縄文人がその貝塚に立ち入り、そのついでに、用済みのゴミや諸道具を捨てたのか。 |