鹿友会誌(抄)
「第三十一冊」
 
△御大典奉祝歌   渡邊一治郎
 大君の御稜威いや照る東の わが国がらをとはに祝はめ
 高みくらのぼらす年の喜びを しるしとめけり今日の日記へ
 とつくにのみかども民もわが国の 御代の栄をことほぐ佳き日
 山里のふせやの軒に大典を ことほぐ御旗ひるがへりけり
 秋晴の沖に浮きたる艨艟は 礼砲打ちてみのりことほぐ

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