鹿友会誌(抄)
「第二十二冊」
△亡友追悼録
○鹿友会賛成員 小田島由義翁
本会賛成員小田島由義翁、予て二豎の冒す所となり、御里花輪に於て療養につとめら れしも、薬石其効なく大正九年九月二十九日忽焉として逝かる。翁の如き一郷の 先輩を亡ふは、真に悼惜に堪へず。茲に其古稀を超ゆるの閲歴及人格の一端を録し、翁 の高風を追憶せん。
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