△誰のための哲学か 「或る人問う」 そのような思想哲学に接するとき、「盲人摸象」ことが思い出されるね。 |
「盲人摸象」とは、「盲人が象を触る」と云うことである。 数人の盲人が一堂に会して、一体「象」とはどんなモノなのか知ろうとした。 まず一人目の盲人は象牙を触って、「象とは、大根のようなものじゃ!」と言 った。 二人目は耳を触って、「象とは、大きなウチワみたいだね!」と言った。 三人目は足を触って、「象とは、太い柱だよ!」と言った。 四人目は胴体を触って、「どうやら象は、壁みたいですよ。」と言った。 五人目は尻尾を触って、「い〜や、象はまるで蛇そっくりだよ!」と言った。 彼等は延々と議論を続け、皆自分の主張が正しいと譲らなかったのである。 「盲人摸象」は、物事の一側面しか観察せず、全体像や本質を理解しない人を 比喩するときに用いる。 |
「我は想う」 先生も、人民も、我々も、この中の一人の見方にのみ固執したくないものだ ね。 |
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