神様の戸籍調べ
 
三十六 神皇産霊神カミムスビノカミ
 
戸籍簿
 御本籍地 高天原
  神皇産霊神 ― 少彦名命
          天御食持命
          天道根命
          天神玉神
          生魂命
          伎佐具比売命
          宇武岐比売命
                            (旧事本紀、古語拾遺)
 
 造化の三神の一にましまし、独りにて高天原タカマガハラに出で来ましたる神様なるも、亦
独りにて多くの神々を作り給ふた。そも天地の悉くがこの神々の御末ならぬはないと言
はれてゐる。蓋し、カミと云ふのは敬称であって、高皇産霊神タカミムスビノカミの高に対して
称へるのである。ムスと云ふのは生育又は生成の義であって、天地の最初に生れ出で給
ひしと云ふ意である。
 御子様の中で、少彦名命スクナヒコナノミコトは、大国主命オホクニヌシノミコトと共に日本の経営に御尽
力なされた方であって、その他の御子達にも偉らい方々が多い。
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