03 神拝詞集 第二輯シュウ
 
            神拝詞集 第二輯シュウ
 
              参考:神社本庁発行「神拝詞集」(昭和37年5月25日)
 
 一字一句をかみしめて心からお唱へ致しませう
 
一 祓詞
 
かけまくもかしこき祓戸大神ハラヘドノオホカミたち 身も心もすがすがしく 祓へ給ひ 清め
給へ 祓へ給ひ 清め給へ
                    愛媛県新居浜市浮島 八幡神社宮司久米申
 
二 神拝祈願詞
 
祓へ給ひ 清め給へ(三度)
天津神国津神八百万の大神等守り給へ 幸サキハへ給へと 恐み恐みも白す
                  岐阜県高山市岩井町 岩井神社宮司田中善兵衛
 
三 日拝詞
 
限りなき恵みを垂れて守ります 我が大神の御心に副ひ奉らんと 今日も亦新たに 己
オノレをつつしみて 世のため 身のため 人のため 雄々しく 楽しく労イタツきつとめん 
守り給へ 幸サキハへ給へ
                 神奈川県秦野市西秦野町 八幡神社宮司村上正平
 
四 祈念詞
 
とほかみえみため はらひたまへきよめたまへ さきみたまくしみたま 守りたまへ 
幸へたまへ(ありがとうございます ありがとうございます ありがとうございます・・
・・・・ 何度でも繰り返す)
                  岐阜県中津川市中津川 恵那神社宮司梅村源一
 
五 毎朝拝詞
 
天つ神地クニつ神
みおやの神たち
 けふひと日 力のかぎり
 はげみまつり つとめまつらむ
 みそなはしあななひたまへ
                     富山県礪波市杉木 日吉神社宮司林耕之
 
六 毎夕又は事後拝詞
 
天つ神 地つ神
 みおやの神たち
 霊ミタマの栄フヤを謝(ゐや)びまつり辱カタジケナみまつる
                     富山県礪波市杉木 日吉神社宮司林耕之
 
七 神前拝詞オトナヘノコトバ
 
掛卷くも畏カシコき 天神アマツカミ地祇クニツカミ 八百万神ヤホヨロヅノカミ祖霊魂等マタユカリフカキミタマタチ 現
世ウツシヨの此身が無意識シラズシラズの中ウチに 過アヤマち犯ヲカせる総ての罪穢ツミケガレをも祓ひ清
め給ひて 今日も亦純真スナホなる誠心マゴコロに立ち返カヘらせ給ひ 一日ヒトヒ一日ヒトヒを楽し
く無事安穏アンノンに 護り導き給へ あや畏カシコ あや畏カシコ
                               広島県安佐郡支部
 
八 神拝詞
 
天地の大本の御親の神と仰ぎ奉る天照大神のいのちを受けて 我等地上に青人草として 
生きとし栄ゆ ああ畏し 神のみいづ この幸福をかしこみまつり 万事皆はらからな
るを悟る 故に自然はいとし なつかし まして人は尊し このことわりを神の御声と
仰ぎなば 憎しみは愛に変り 人々の争は消え 世は常に明るく楽しく 東西の平和は
天日の如く明かなるべし 慕ひまつる我が大神よ 世界の平和をことよさし給へ 守り
給へ 幸サキハへ給へ
                 神奈川県秦野市西秦野町 八幡神社宮司村上正平
 
九 神拝詞
 
掛卷くも畏き大神等タチの大前オホマヘに恐み恐みも白さく
大神等の高く尊き御恩頼ミタマノフユに依り 平タヒラけく安ヤスラけく有アリ経フる事を嬉ウレしみ忝
カタジケなみ 日ヒに異ケに拝ヲロガみ奉る事の状サマを 美ウマらに聞食キコシメし相アヒ諾ウヅナひ給ひ
て 今も往先ユクサキも弥益イヤマシに御霊ミタマ幸サキはひ給ひて 天下アメガシタ国といふ国のなべ
て 人といふ人の悉コトゴト 有りと有る物 皆安く穏オダヒに 立栄タチサカエしめ給ひ 些イサ
サカも内ウチより起こる災害(わざわゐ)無く 外より入り来る禍事マガゴト無く 依さし給
へる職業ナリハヒは怠らじと 身を修め心を励まし 人と有る可き理コトワリの随々マニマニ 幸サキ
く真幸マサキく在らしめ給ひて 病ヤマしき事なく 煩ワヅラハしき事なく 家門イヘカド高く広
く 弥栄イヤサカエに立栄タチサカエしめ給へと 恐み恐みも白マヲす
                      広島市基町 広敷く護国神社佐藤宇助
 
十 神拝詞(児童)
 
二どおじぎして 二ど手をうって もう一どおじぎして
「かみさま きょうも ありがとう」
                     岐阜市長森 手力雄神社宮司大野継之助
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