GLN(GREEN & LUCKY NET)からこんにちは
[家庭のお祭り]

 
[先祖霊考 二]
 
 お正月の年神様、春のお田植え行事と秋の収穫感謝祭、春と秋のお彼岸、お盆の精霊 など、生活に密接し、また重要な年中行事には、必ず先祖霊が主役になります。
 このうち、彼岸と盆の行事は、仏教と習合したものです。しかし、霊魂は地元から離 れて、遠い遠い極楽浄土へは行かないのです。先祖霊は、すぐそばの、生まれ故郷の小 高い山に留まっておられるのです。
 
 先祖霊は、家の中に滞在しておられる間は、家の人々はあたかも「先祖霊(=神様) は人間の姿をしておられる」ものとして、いろいろともてなします。
 
 なお、「先祖霊(祖霊神・祖先神・祖霊)」とは、人が亡くなってから数十年(33年 或いは50年)経過して、神様になった霊魂のことです。
 「精霊」とは、人が亡くなってから日が浅く、まだこの世に未練などがあり、神にな らないでいる霊魂のことです。
 
@お正月
 お正月の年神様は、実は先祖霊であると云われています。
 門松を飾ったり、注連縄を張ったりして年神様をお迎えし、、また神前には、鏡餅や 神酒、初物などをお供えします。
 お正月中は毎日、神前にご馳走を供え、拝礼した後はそのご馳走や神酒をお下げして、 家族みんなで戴きます。
 
 この年神様は、遠方からお出での神様と云うより、ごく近い所がいらっしゃった親し いお方と云う風に感じられ、また、神様への接し方にも、あまり緊張感がありません。
 
A豊作祈願
 お正月を過ぎると、豊作を祈ってお田植え行事が行われます。
 
[詳細探訪](一月の行事)
 
 田植え時期になりますと、田圃の水口に御幣を立てて依り代とし、田の神(又は山神 様)をお招きして、秋まで見守ってもらうのです。
 また神棚には、早苗などをお供えして、豊作祈願のお祭りをします。
 
B春彼岸
 春彼岸には、迎え火や送り火を焚いて、先祖霊をお迎えする地域もあります。
 墓前にお供え物をして、、拝礼(供養)します。
 
[詳細探訪](三月の行事)
 
Cお盆
 お盆にも、迎え火や送り火を焚く地域もあります。
 お盆中は、御霊舎(又は仏壇)に数々のお供えものをして、拝礼(供養)します。
 
[詳細探訪](八月の行事)
 
D秋彼岸
 墓前にお供え物をして、、拝礼(供養)します。
 
E収穫感謝
 秋には、神棚に初物をお供えして収穫感謝のお祭りをし、田の神にお帰りになってい ただきます。
 
[先祖霊考 三]
  次へ進む   バック   想問集成