0302 文言一覧3
                 文言一覧                            09.02.02
 
[タ]
大徳不踰閑 小徳出入可也   大徳タイトクは閑ノリを踰コえず。小徳ショウトクは出入シュツニュウし
               て可なり(論語)
 
泰而不驕           泰ユタカにして驕オゴらず(論語)
 
殆辱近耻 タイジョクキンチ  はずかしめにちかづき はぢにちかづき
     君の寵愛を得て、高ぶるときには、高位の身になるほど人に妬まれ、耻辱に
     近づくこと多し(千字文)
 
惟仁者能好人 能悪人     ただ仁者ジンシャのみ能ヨく人を好み、能く人を悪ニクむ
 (論語)
 
譬如為山 未成一簣 止吾止也 譬タトえば山をつくるがごとし。 いまだ一簣イッキを成ナ
               さざるも、止むはわれが止むるなり(論語)
 
誰能出不由戸 何莫由斯道也  誰タレかよく、出イずるに戸コに由ヨらざらん。何ナンぞこの
               道に由ること莫ナきや(論語)
 
耽讀翫市 タンドククワンシ  よむことにふけり いちにもてあそび
     外に出でゝは、其むかし王氏が書肆ショシの店頭にて、書籍を讀むに耽りたるご
     とくありて(千字文)
 
男效才良 ダンカウサイリャウ  をとこは さいりゃうにならふ
     男子は、才能と善良とを手本として、これにならひ、假にもよからぬ道に入
     るべからずと戒しむ(千字文)
 
知者楽水 仁者楽山 知者動  知者チシャは水を楽しみ、仁者ジンシャは山を楽しむ。知者
 仁者静           は動ドウ、仁者は静セイなり(論語)
 
知之為知之 不知為不知 是知 これを知るをこれを知るとなし、知らざるを知らずと
 也             なす。これ知るなり(論語)
 
知之者不如好之者 好之者不如 これを知る者はこれを好む者にしかず。これを好む者
 楽之者           はこれを楽しむ者にしかず(論語)
 
知其不可而為之       その不可なることを知りて、しかもこれをなす(論語)
 
知及之 仁不能守之 雖得之必 知チはこれに及ぶも、仁ジンこれを守る能アタわざれば、
 失之            これを得ウるといえども必ずこれを失う(論語)
 
知過必改 チクワヒッカイ  あやまちをしれば かならずあらたむ
     人は誰も過ちなきを保しがたければ、若し過ちありと知るときは必ず速かに
     改めずばならぬこと(千字文)
 
逐物意移 チクブツイイ  ものをおへば こゝろばせうつる
     事物の變遷を見て、それに惑ふて動くものは意志も常に變移して定まらず、
     到底支持する所なし(千字文)
 
嫡後嗣續 チャクコウシゾク  ちゃくこうしぞく
     嫡とは、長子即ち總領の子にて、父母の後をうけつぐ者、嗣續は祖先を大切
     にし血統を嗣ぐ(千字文)
 
中人以下 不可以語上也    中人チュウジン以下は、もって上カミを語ツぐべからざるなり
 (論語)
 
中庸之為徳也 其至矣乎    中庸チュウヨウの徳たるや、それ至れるかな(論語)
 
忠告而善道之 不可則止 無自 忠告してこれを善動ゼンドウし、不可なれば止む。自ら
 辱焉            辱ハズカシめらるることなかれ(論語)
 
忠則盡命 チュウソクジンメイ  ちゅうはすなはち いのちをつくす
     忠とは我が身命を抛ナゲウちて、君命を重んじ、忠實に献身的に、其一身一家
     を顧みず奉仕するを云ふ(千字文)
 
鳥獣不可与同群也 吾非斯人之 鳥獣チョウジュウは与トモに群ムレを同じくすべからず。われこ
 徒与而誰与         の人の徒トと与トモにするにあらずして誰タレと与トモにせん
 (論語)
 
聴訟君猶人也 必也使無訟乎  訟ウッタえを聴くは、われなお人のごとし。必ずや訟えな
               からしめんか(論語)
 
朝聞道 夕死可矣              朝アシタに道を聞かば、夕ユウベに死すとも可なり(論語)
 
寵増抗極 チョウソウカウキョク  いつくしみませば あらかひいたる
     君の寵愛が増すときには、極めて高ぶるものなり、能く其程度を守るべきな
     り(千字文)
 
沈黙寂寥 チンモクセキレウ  ちんもくせきれう
     世間に交際するにも、ことば少なくして沈黙することを守り、ものしづかに
     天を樂しむをよしとす(千字文)
 
陳根委翳 チンコンヰエイ  ふるきねは すたれなへ
     陳根はふるき根のことにて、委翳は、しぼみすたるゝなり。こりは、秋のさ
     びしき景にて(千字文)
 
適口充腸 テキコウジウチャウ  くちにかなひ ちゃうにみつ
     飲食は、口に適ふ食を取れば足る。又、腹に滿つれば可なり。必しも美食を
     爲すに及ばず(千字文)
 
天下之無道也久矣 天将以夫子 天下の道なきや久し。天まさに夫子フウシをもって木鐸
 為木鐸                      ボクタクとなさんとす(論語)
 
天下有道則見 無道則隠    天下に道あるときは見アラわれ、道なければ隠カクる(論
 語)
 
天下有道則庶人不議      天下に道あれば庶人ショジンは議ギせず(論語)
 
天何言哉 四時行焉 百物生焉 天テン何ナニをか言うや。四時シジ行なわれ、百物ヒャクブツ生
 天何言哉          ショウず。天何をか言うや(論語)
 
天地玄黄 テンチゲンクワウ  あめつちは くろくきに
     天は玄,地は黄にて、玄は赤黒き色、黄は黄なる色なり。此四言は天文上天
     地の色を示せしなり(千字文)
 
顛沛匪虧 テンパイヒキ  てんぱいにも かけず
     顛沛とは、物の顛タオるゝ間、すこしの間なり。其の間にても、節義廉退の志
     を虧くべからず(千字文)
[次へ進んで下さい]