03c 乃木神社由緒記
一、神社の沿革
年号 沿 革
大正 元年 九月十三日乃木将軍御夫妻殉死。東京市長阪谷芳郎男爵、乃木将軍を敬
慕せる人々を糾合して中央乃木会を組織。
〃 五年 乃木将軍生前の忠節に対し、正二位を贈与される。
青山墓地へ策命使の参向あり。
〃 六年 財団法人中央乃木会設立、神社創立と旧邸保存の母胎となる。
〃 八年 三月三日神社創立を申請し、五月八日許可される。五月二十五日旧乃木
邸の隣地(木戸侯爵邸の一部及民地)を購入し、御鎮座の地(現在地)
とする。
〃 十二年 十一月一日御鎮座祭を執行。摂政宮殿下より特に御菓子料下賜。
十一月三日秩父宮殿下、閑院若宮殿下御参拝。
〃 十三年 八月二十九日府社に列せられる。
昭和 七年 九月十三日御鎮座十年祭当日、天皇陛下特に御菓子料下賜。
〃 十八年 十月二十九日御鎮座二十年祭に聖上陛下より御供物料下賜。
〃 二十年 五月二十五日の東京大空襲により、社務所を残し、本殿以下社殿焼失。
〃 二十三年 仮本殿竣工(現摂社正松神社本殿)。
〃 二十六年 十月一日儀式殿竣工。
〃 二十九年 五月一日茶室「忘筌」(大徳寺孤蓬庵国宝茶席の写)建設。
〃 三十七年 現在の本殿以下社殿竣工、御祭神五十年祭執行。
天皇陛下より、特に祭粢料下賜せらる。
境内に摂社正松神社勧請、また末社赤坂王子稲荷神社を勧請。
〃 三十八年 乃木神社崇敬会を組織。
〃 三十九年 十月三日函館乃木神社、東京乃木神社の飛地境内神社として認可。
〃 四十三年 二月十一日乃木会館竣工。
〃 四十四年 四月十八日乃木神社洗心会を組織。
〃 四十七年 乃木神社崇敬会、洗心会を合体し中央乃木会設立。
御祭神六十年祭執行。
一、祭 日
例大祭 九月十三日
大祭前日祭 九月十二日
大祭後日祭 九月十四日
崇敬者大祭 四月十三日前後の吉日
月次祭 毎月一日・十三日
その他の恒例祭
一月 一日 歳旦祭
三日 元始祭
七日 献書祭・開運和合祈願祭
十四日 凱旋記念祭
十五日 成人祭
二月 節分 節分祭
十一日 紀元祭
十七日 祈年祭
初午 初午祭
三月 三日 雛祭
春分の日 春分祭
四月 三日 神武天皇祭
二十九日 天長祭・勧学祭
六月 三十日 大祓式
七月 七日 七夕祭
三十日 明治天皇祭
九月秋分の日 秋分祭
十月 十七日 神嘗祭当日祭
三十一日 正松神社祭
〃 祖霊舎祭
十一月 一日 鎮座記念祭
三日 明治祭
十五日 七五三祭
二十三日 新嘗祭
十二月二十五日 大正天皇祭
三十一日 大祓式
〃 除夜祭
〃 お焚上祭
一、鎮座地
東京都港区赤坂八丁目十一番地二十七号
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