KI10068 下川原シタカワラのトゲウオ生息地 鹿角市指定天然記念物 昭和52年2月4日指定 所在地 鹿角市花輪字赤川 所有者 下川原自治会 下川原のトゲウオ(トヨミ)生息地は、面積約280u、最大深度50pの「く」の字形の 細長い沼である。東方から潅漑溝カンガイコウを通って大堰オオゼキの水が流入するほか、沼底 から相当量の湧水(水温13℃、昭和49年)があって、生息環境を支えている。しかし、 最近はミゾソバ・セリ・ネコノメソウ・ヤナギスブタ・セキショウ等が密生し、ウキク サも漂って水面をおおっている上、周辺からヨシが著しく繁茂して陸地化を促進し、沼 を狭めてきている。現在、トヨミの生息は確認されているが、今後の生息環境の悪化が 憂慮される。 [地図上の位置→] [トヨミの生息地] |