KI10062 唐傘松カラカサマツ 1本
 
鹿角市指定天然記念物
昭和53年2月22日指定
所在地 鹿角市八幡平字湯瀬堰根口48
所有者 湯瀬温泉会
 
 国道282号線を湯瀬ユゼから花輪へ向かって800米程のところにアカマツの大木がある。 枝の広がりが東西約20米、南北約19米と、ほぼ円形で、傘を広げたような形から「唐傘 松」と呼ばれるようになり、その景観は湯瀬名勝の一つになっている。
 幹の高さ4米程のところから上は、短い間隔で太い枝分かれがあり、次々と細かく枝 分かれしていくと共に曲がりくねりが伴って、全体として見事なマンジュウ型になって いる。付近のアカマツと比較して、明らかに特異に樹形であるが、成因についてはよく わかっていない。自然が作り上げた素晴らしい芸術といえよう。
 樹高約17米、目通り幹囲約3.4米、推定樹齢250年以上とされる。道路工事の影響で、 樹勢の衰えが心配されたが、地元の人々の適切な管理によって勢いを盛り返してきてい る。
 
[鹿角物語「14唐傘松」]

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