MI10050 *赤平アカヒラ稲荷神社先祓舞
 
無形民俗文化財
 
 岩手県安代町の兄川稲荷神社から伝えられたといわれ、アニガマイ、アニガオドリと もいわれる。昭和20年頃一時中断したが、同54年に古老たちの指導により、復元された。
 赤平稲荷神社の例祭である8月15日、神輿渡御に先だって、神社境内で「二ツ打ち」 が演じられる。渡御が始まると「五ツ打ち」が舞われ、続いて神輿は別当宅、御旅所の 台座に安置され、その前で「れーろ」以下の舞12種が演じられる。
 笛、太鼓、手平鉦テビラガネの囃子ハヤシにあわせて演じられる舞は、賑やかでテンポが 早く、手数テカズも多く軽快であり、近隣集落の先祓舞のなかでも最も原形を保っている といわれている。小憩の後、赤平、蛇沢ヘビサワ、熊沢クマザワの3集落を巡回して、再び別 当宅、次いで神社へと戻り、奉納を終える。
 
[先祓舞]
[八幡平地区の神様を訪ねて「03 熊沢老人クラブ区域内の神様(赤平稲荷神社)」]

[次へ進む]  [文化財]