YU10002 旧鹿角郡公会堂 1棟
 
鹿角市指定有形文化財(建造物)
平成3年3月26日指定
所在地 鹿角市花輪字中花輪114-2
所有者 鹿角市

 鹿角郡公会堂は、大正5年(1916)9月に大正天皇御大礼記念として新築された。木 造平屋建、柾葺マサブキの、鹿角では珍しい洋風建築であった。床面積542u、300人収容の ステージ付ホールの他3室があった。
 建物本体ホール部分の大屋根は半切妻、両端と中央玄関の突き出したところは急勾配 の三角屋根で、下見板貼りの壁、上げ下げ窓など、洋風のデザインを凝らしている。ま た、中央玄関部分の柱頭には植物の葉か花が開いたような木彫模様が施されている。
 郡内文化の殿堂として、各種の行事や催し会場として使用されてきたが、戦後は花輪 公民館のホールとして地域の文化、教育活動の中心施設としてその役割を果たしてきた。 その後、昭和57年からは、民俗資料1500点を展示、公開する資料室として利用されてい る。
 
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