由 緒 慶長年間南部重左衛門の創立という言い伝えがある。 正徳六年旧領主にて再興され、昔より尾去沢鉱山の産土神として祀られ、明治六年村 社に列せられる。同四十年一月神饌幣帛料供進神社に指定せられ、同四十四年尾去沢の 各聚落にあった無格社九社を合併し、昭和七年神社名を村社両社山神社と改称した。 本神社は大正十四年四月十九日全焼したため、鎮座地を三ツ矢元山より尾去沢地内に 移転した。その際跡地を同神社末社境内地(飛地境内地)として小祀を建て、地元の旧 田郡地区の人々百戸で祭事を続けていたが、昭和十六年六月六日氏子の人々が旧元山神 社の祭典を執行し、この際氏子の一人であった佐藤某氏の寄進で現在地を購入し、現地 に神社を建て「元山神社」と名付けて崇敬をし、祭事を続けて現在に至っている。 [画像表示] [碑文] [地図上の位置→]