十四日 「お盆の茶会(献茶の儀)」 於宮司宅
近くの親類が生家である宮司宅に集まり、祖霊神を拝礼し、お盆の茶会を行います。
終わって料理を戴きながら先祖霊を偲びます。
十六日 「送り盆・盆踊り」 松舘地区中央広場
この日、お墓の供え物や飾り物を片付けます。家の霊前も片付けます。お供え物は、
大川へ流したりします。
〈郷内行事 − 仏送り〉
この日に仏送りをします。一部の地区では、二十一日の朝に送り火を焚いて送る処が
あります。
これが終わると精進も解け、魚を食べてもよいとされます。
盆踊りの太鼓打ちや踊りの練習は、数日前から始まります。
当日夜、青年会主催による「盆踊り大会」が行われます。氏子からの寄付金によって
賞品を揃え、老若男女が踊りや唄を競い合います。
〈郷内行事 − 盆踊り〉
十三日から二十日までは祖霊の供養と五穀豊穣を祈念して、どこの地区でも盆踊りを
します。
@八幡平地区
盆踊りは自分の村で踊るだけでなく、近隣との交流を深めるため相互に太鼓を担ぎ、
踊り手を連れて応援に行きます。
A花輪地区
各集落毎に、寺の境内や広場なで行います。
B十和田地区
毛馬内盆踊りは国の重要無形文化財に指定されており、踊りが優雅なことで有名です。
服装は一般には男は黒紋付に水色の蹴出ケダし、女は襦袢に鴾色トキイロの蹴出し、江戸褄
エドヅマ訪問着を着て踊ります。
芦名沢は太鼓の色数(曲の種類)が豊富であり、草木では行進のとき高張提灯を立て
てシカジャケと云う打ち方で進み、踊りが終わるとケノクダリ(街道下り)を叩きなが
ら帰ります。
関連リンク[盆踊り] [十和田八幡平観光物産協会「お祭り(毛馬内盆踊り・大湯大太鼓)」]
[文化財 「MI10038 毛馬内盆踊り」「MI10039 大湯大太鼓」]
〈伝統行事 − 神明社祭典〉
谷内部落ではこのは日神明社の祭典です。前夜に神明社から神輿を担ぎ出して、村中
を廻り、八坂神社に納めます。
当日午前、八坂神社で一夜明かした神輿を担ぎ出し、村中を廻って神明社に納めます。
奉納舞として、先払舞が舞われます。
午後は三時頃から延命寺の前で盆踊りが始まり、歌ったり踊ったりして未明まで続く
ことがあります。
関連リンク[天照皇御祖神社(神明社)] [先払舞(長嶺八幡神社)]
十九日 〈伝統行事 − 川原稲荷神社祭典〉
大里部落ではこの日は川原稲荷神社の祭典です。神輿行列が先払舞を先頭に、部落内
を練り歩きます。夜は境内で青年会主催の盆踊りがあります。
二十日頃 〈郷内行事 − 二十日盆〉
送り火を焚いて仏送りする処もあります。
花輪の神明社と幸稲荷神社の合同祭典は、毎年八月十六日から二十日まで行われます。
中でも十九・二十日は各町内から絢爛豪華な祭屋台が出揃い、三味線・笛・太鼓・鉦に
よる花輪囃子が演じられ、踊りも出て祭りは大いに賑わいます。
関連リンク[花輪ばやし(幸稲荷神社)]
二十五日 「天神講の儀」
この日は、松舘菅原神社の氏子による天神講の儀を執り行います。
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