0202b 茶花一覧(野の花・山の花@ 続き)
 
スイセン(水仙) ヒガンバナ科 開花期12〜3月 多年草
 暖地の海岸に近い草地に生え,広く栽培され,地下に球状の鱗茎があって繁殖します。
 葉は細長い線形で質厚く,4〜6枚が平たく重なっています。
 冬に葉の間から高さ20〜30pの花茎を出し,先端に3〜7個の白色で清楚な花を付け
 ます。花は中央に盃状の黄色い副花冠があり,花筒部は緑黄色です。
 
ススキ(薄,カヤとも) イネ科 開花期8〜10月 多年草
 各地の山野に生え,高さ1m以上で,短い根茎に多数の葉が叢生して大きな株になりま
 す。
 葉は互生,線形で細長く,中央に太い脈が目立ち,縁には鋭い鋸歯があってざらつき
 ます。
 秋に花茎の先端に10〜20本位の黄褐色の花穂が出ます。
 
スノキ(酢の木,コウメとも) ツツジ科 開花期5〜6月 落葉低木
 本州中部地方以西に生え,多数分枝して高さは2m位です。
 葉は短い柄があって互生し,楕円状卵形又は長卵形で,縁に鋸歯があります。
 初夏に前年の枝の葉腋に総状花序を出し,緑白色の花が2,3個下垂して咲きますが,
 時には赤褐色を帯びます。
 果実は小さな球形で黒色に熟します。
 
スルガテンナンショウ(駿河天南星) サトイモ科 開花期4〜5月 多年草
 東海地方に自生するためこの名があり,高さ40〜60pです。テンナンショウの仲間で
 すが,茎に紫褐色の斑点があり,2枚の葉のうち1枚は大きく,1枚は極端に小さく,
 小葉は5〜15の鳥足状に付きます。
 春に葉と共に葉間から花茎が伸びて仏焔包を付け,包は淡緑色のものが多く,舷部は
 彎曲して長く尖ります。花序の先は豆状に膨らんでいます。
 
スルガラン(駿河蘭) ラン科 開花期9〜10月 多年草
 中国の原産で,観賞用として暖地で栽培されています。
 葉は根元から出て,長さ30〜60pで広線形です。
 夏から秋に葉の間から長い花茎を出し,黄緑色又は紅緑色の芳香のある花が7,8個
 咲きます。
 このスルガランは,静岡県(駿河国)には自生しません。
 
セトノジギク(瀬戸野路菊) キク科 開花期10〜11月 多年草
 瀬戸内海沿岸に生えるノジギクの一種で,茎は基部から倒れ,上部は斜上して多く分
 枝し,高さ60〜90pです。
 葉は羽状に中裂し,裂片は少数の鋸歯のある卵形です。一般のノジギクより質が薄く
 ひ弱な感じです。
 秋に舌状花が白,管状花が黄色で,径3p以上の頭花が散房状に咲きます。
 
センダン(楝,オオチとも) センダン科 開花期5〜6月 落葉高木
 本州伊豆半島以西の暖地の山地などに自生していますが,庭にも植えられ,高さ7m位
 です。
 葉は互生し,2,3回羽状複葉で大形,小葉は卵形で先が尖り,縁に鈍鋸歯がありま
 す。
 初夏に若枝の先に大きな集散花序を多数付けて,淡紫色の小花が咲きます。
 花後の黄色い楕円形の核果は,葉が落ちても枝に残っています。
 
センリョウ(千両) センリョウ科 開花期6〜7月 常緑低木
 中部地方以南の山林の樹下に生え,茎は株立ちし,高さ50〜80pです。
 葉は対生し,滑らかで艶のある鮮緑色で,卵状長楕円形又は披針状長楕円形で先端は
 尖り,半ばから上には波状の鋸歯があります。
 夏に茎頂に白緑色の細花が複穂状花序に咲きます。
 花後に小さな球果ができて冬に赤色に熟し,稀に黄色に熟すものもあります。
 
ソウタンムクゲ(宗旦木槿,ソコベニ・ヒノマルとも) アオイ科 開花期7〜9月 落葉低木
 ムクゲの一品種です。
 花の中央の底部が紅色のものを,関西では宗旦が好んだことから"ソウタンムクゲ",
 関東では中央が赤いところから"ソコベニ",園芸界では"ヒノマル"と呼んでいます。
 
ソシンロウバイ(素心臘梅) ロウバイ科 開花期1〜2月 落葉低木
 中国原産で観賞用に栽培され,幹は叢生してよく分枝し,高さ3〜4mです。
 葉は対生し,卵形で先が尖っています。
 早春に葉に先がけ,蝋細工のような黄色で光沢のある花を付け,芳香があります。
 花被の内側が赤紫色になるものはロウバイです。
 花托が生長した果実は長卵形で,内部に1〜4個の痩果があります。

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