06 天麩羅「旬」の食材
△初夏
ハモ(〜初冬)
アオリイカ(〜夏)
大葉・穂紫蘇:葉先までシャキッとしたものを選ぶ。衣は付け過ぎないようにする。
絹莢豌豆:特有の甘味と歯当たりが爽やかで,筋を取り,萼ガクの部分を切り揃える。
ピーマン(〜夏):肉厚の大振りのものを選ぶ。
△夏
アナゴ(マアナゴ):鮮度の良いものを選ぶ。背開きの一本揚げにする。
メゴチ(ノドクサリ・アイノドクサリ・ネズミゴチ):体長15pで丸く太って脂の載っているものを選
ぶ。皮は普通剥くが,剥かないで独特の味わいを楽しむこともある。
車エビ(サイマキとは1・2年子を云い18〜25gの中位のもの)(〜秋):活けのものを選ぶ。
コマキ(サイマキより小さいもの)は主として掻き揚げにする。
アワビ:11月頃の産卵期を控えた夏が旬である。刺身よりも天麩羅にすると旨味が更
に増す。
マダコ
南瓜:水分が少なく果皮の硬いものを選ぶ。薄く切って衣揚げや素揚げにする。
玉葱:輪切りにして串を刺す。小海老などとの掻き揚げにも良い。揚げ過ぎない。
国産アスパラガス(春〜夏):真っ直ぐ伸びて穂が良く締まっているものを選ぶ。独特の
香りと歯触りを楽しむ。
いんげん:衣揚げでも素揚げでも良い。
とうもろこし:掻き揚げにする。ベビーコーンはそのまま衣揚げにする。
おくら(〜秋):開花後数日経った若い果実(5〜6p)を選ぶ。鮮やかな緑色を損な
わないように揚げる。
△初秋
小茄子(夏〜秋):黒っぽい紫色が冴え,艶と弾力があり,蔕ヘタの刺が尖っているも
のを選び,また切り口の白いものが良い。
△秋
ハゼ(〜冬):肉質は淡泊な白身で,丸々と肥えたものを選ぶ。旬を外すと身が痩せ
て水っぽくなる。
コウイカ(スミイカ):イカの身は水分が多く含まれているので,打ち粉をして衣を
付ける。揚げ過ぎると硬くなる。
ヨシエビ(スエビ・シラサ):20g前後のものを選ぶ。車エビよりサッパリしている。
ヒラメ(〜冬)・ホタテ(〜冬)・ハマグリ(〜早春)
ししとうがらし(シシトウ・アオトウ):蔕ヘタを切ってから洗うと中に水が溜まるので注意する。
薄衣で揚げ,又は串に刺して揚げる。
葱(〜冬):茎(軟白部)が白く締まっているものを選ぶ。掻き揚げにすると独特の
強い香りと甘味,歯触りが楽しめる。
薩摩芋(〜初冬):太めで色艶が良く肌が滑らかなものを選ぶ。厚めに皮を剥き,輪
切りにして衣揚げ,又は千切りにして掻き揚げにする。
ジャガイモ:水に晒してアクを抜き,輪切りの衣揚げか,千切りの掻き揚げにする。
銀杏(〜初冬):殻は先の尖った方を包丁の背で叩くと容易く割れる。幾つか串に刺
して衣揚げにする。
豪州産アスパラガス(〜冬)
しめじ(アイシメジ・シロシメジ)(〜初冬):茸類は揚げ過ぎると歯触りが悪くなり,香りも飛
ぶ。
紫しめじ:薄衣揚げか,素揚げにする。味が良く歯当たりも魅力である。
ひらたけ:単独の衣揚げにして味と香りを楽しむ。
くりたけ:茎の歯当たりがよく,風味も生かす。
松茸(〜初冬):笠が多少開き柄の太いものを選ぶ。衣揚げにして香りの高さを楽し
む。
舞茸(〜初冬)
△初冬
タラ白子(〜冬)・タイラガイ(〜冬)
春菊(〜冬)
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