症状に効く
〔シ〕
 
腎臓炎
 △小豆の煮汁には尿を通じる効があり、煮汁に塩は入れず、砂糖少々を入れる。…腎
盂炎・脚気・淋病にも…
 △たにしの殻を去り、生の肉をすりつぶして、小麦粉(又はそば粉)を混ぜたものを
和紙などに延ばし、へそを中心としたあたりに貼りつける。乾いたら何度も取り替える。
 
腎臓病
 △黒豆と小豆を同量ずつ混ぜて、焙烙ホウロクなどでよく炒ったものを、水5に対して1
の割合で酢を入れて煎じ、半量になったものをお茶代わりに飲む。四、五日でむくみが
とれる。
 △とうもろこし二合に、水一升加えて、半量になるまで煎じ、これを湯呑み茶碗に一
杯ずつ、毎日三、四回飲む。…強心・膀胱炎にも…
 △とうもろこしの頭部の赤茶色になったひげを煎じて飲む。…強心・膀胱炎にも…
 △とうもろこしの赤茶色のひげを黒焼きにし、それを粉末にして飲む。…強心・膀胱炎
にも…
 △じゃがいもの芽をとり、皮ごとすりおろして布で漉す(生汁)。この生汁を一日三
回、空腹時にコップ半杯ずつ服用する。
 又はじゃがいも五個を皮ごと薄切りにし、たまねぎ一個も薄切りにして土鍋に入れ、
三合弱の水を加えて半量なるまで弱火で煮詰め、塩で薄く味付けする(スープ)。この
スープを一日三回、空腹時にコップ二杯ずつ飲むとよい。
…高血圧・胃潰瘍・十二指腸潰瘍・糖尿病・貧血・喘息・下痢・結核にも…
 △なずなの全草を陰干しし、その煎じ汁をお茶代わりに飲む。…高血圧・止血にも…
 △ほうれんそうをおひたしなどにして常食する。…貧血・消化不良・便秘にも…
 △みょうがを天日で乾燥させ、これを適宜に煎じて服用すれば、大効がある。
 △びわの葉療法とは、びわの葉に含まれている成分を、皮膚を通して体内に浸透させ
て治療するものである。
 その方法は、
 @びわの厚い葉(冬葉がよい)を乾いた布で葉の表裏をよくふく。
 A二枚の葉の表面を火であぶってから合わせ、14回ほどこすり合わせる。
 B一枚ずつを両手に持って、下腹部を、一ヶ所を10回ほど強く押してはこすり、位置
を変えては入念に繰り返す。この間、新しい葉に二〜三回取り替える。
 C次は背中の背骨の両側を上から下へと押したりこすったりする。
 D更に肩、腰部、臀部などへと移る。個の間、葉を数回取り替える。
 E最後に、病気の個所に葉療法する。
 この方法は、皮膚病や、ガンにも効くと云われている。
…心臓・肝臓・胃病にも…
 △りんごを芯とともに突きつぶして、その汁を飲むとよい。また、りんごを皮ごと薄
切りにして、これを陰干しにしておき、煎じて飲むと大効がある。…下痢にも…
 △すいかは果肉のほかに、種もの腎臓病に効く。すいかの種一合に水四合を煎じ、日
に幾度となく飲むと、むくみが減じてくる。
 △あわびを酒蒸し、塩蒸し、刺身などで食べるとよい。…視力にも…
 △しいたけの煎じ汁を飲むとよい。…心臓病・糖尿病にも…
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