26f 蜻蛉一覧
 
マイコアカネ トンボ科
 体長34o,後翅長24o,成熟♂の顔面は美しい蒼白色,平地や丘陵地の池沼に発生,
 成虫期は6月下旬〜10月下旬,北海道〜九州に分布
マサキルリモントンボ モノサシトンボ科
 体長47o,後翅長23o,リュウキュウルリモントンボに似る,♂の地色は帯黄色の淡
 青色,第2側縫線ソクホウセンの黒条は極めて顕著,山間の渓流に発生,成虫期は5月下旬〜
 10月,石垣島と西表島の特産亜種
マダラナニワトンボ トンボ科
 体長35o,後翅長25o,ナニワトンボに似る,♂の眉斑ビハンは幅広く,額の上端に達
 する(白粉を帯びない),丘陵地の浅い池に発生,成虫期は6月中旬〜10月下旬,山形
 ・新潟・長野・石川・岐阜・愛知・三重・京都・大坂・和歌山・兵庫・岡山・広島の
 各府県で知られる日本固有種
マダラヤンマ ヤンマ科
 体長62o,後翅長45o,小型の美しいヤンマ,♂は成熟すると淡青色となる,平地の
 フトイやヨシなどの挺水テイスイ植物の多い開けた池沼に発生,成虫期は7月下旬〜10月で
 よく空中の一点に停滞飛翔する,北海道から本州長野・石川県にかけて散点的に分布
マユタテアカネ トンボ科
 体長35o,後翅長29o,♂♀とも顔面に明瞭な眉斑ビハンがある,平地や丘陵地の湿地
 や池沼に発生,成虫期は6月中旬〜11月下旬,北海道〜九州,対馬,種子島,屋久島に
 分布
マルタンヤンマ ヤンマ科
 体長70〜75o,後翅長46〜50o,未熟な♂♀の地色は黄色で広い濃褐色斑があり,成
 熟すると♂は藍色,♀は黄緑色となり,翅ハネは全体に褐色を帯びる,平地の周囲に木
 立を持った池沼に発生,成虫期は5月下旬〜9月中旬で黄昏飛翔性が強い,本州関東地
 方以西〜九州,種子島に分布
マンシュウイトトンボ イトトンボ科
 体長34o,後翅長21o,アオモンイトトンボに似る,♂の尾部の上付属器を横から見
 ると四角形,利尻島と北海道頭部の池沼の草間に分布
ミナミトンボ エゾトンボ科
 体長46o,後翅長32o,リュウキュウトンボによく似るが,小型で体の黄色紋がより
 発達する,丘陵地の木立に囲まれた池や渓流に発生,成虫期は5〜9月,宮崎県,種子
 島,屋久島,トカラ列島中之島,石垣島,西表島に知られる
ミナミヤンマ オニヤンマ科
 体長75〜80o,後翅長50〜58o,山間の渓流に発生,成虫期は5〜7月でときに群飛す
 る,本亜種は四国南部,九州南部から徳之島にかけて分布(原名亜種カラスヤンマは
 沖縄本島北部に分布,亜種アサトカラスヤンマは慶良間島に分布)
ミヤジマトンボ トンボ科
 体長47o,後翅長36o,地色は黄褐色で黒条がある,♂は成熟すると黒化し白粉で覆
 われる,シオカラトンボに似るが腹部はやや細身,海辺の湿地に発生,成虫期は6月下
 旬〜8月下旬,広島県宮島の山白浦にのみ特産
ミヤマアカネ トンボ科
 体長34o,後翅長27o,胸側の黒条は退化し腿節タイセツ下面は黄色となる,翅の縁紋の
 内側に幅広い褐色の帯がある,♂は成熟すると赤化する,丘陵地又は山地の湿田や湿
 原の緩流に発生,成虫期は6月下旬〜11月,北海道〜九州に分布
ミヤマカワトンボ カワトンボ科
 体長65o,後翅長47o,翅は一様に赤褐色,低山地の渓流に発生,成虫期は5月下旬〜
 9月,北海道(知床五湖と南部),本州〜九州に分布する日本固有種
ミヤマサナエ サナエトンボ科
 体長50〜55o,後翅長31〜33o,中型のサナエトンボで,後肢コウシの腿節タイセツが非常に
 長く,下側に剛針列がある,大河の下流域で発生し,羽化後山中に入り,稜線や山頂
 近くで生活,成虫期は6月上旬〜9月上旬,本州〜九州に分布
ミルンヤンマ ヤンマ科
 体長70〜75o,後翅長45〜50o,中型のヤンマ,黒色の地に黄斑オウハンがある,山地の
 渓流に発生,成虫期は6月上旬〜10月中旬で黄昏タソガレレ飛翔をする,本州〜九州,種子
 島,屋久島,奄美大島,徳之島に分布する日本固有種
ムカシトンボ ムカシトンボ科
 体長50o,後翅長29o,一見サナエトンボに似る,幼虫は産地の渓流に限って棲息,
 成虫期は4月下旬〜6月中旬,北海道〜九州まで広く分布する日本固有種
ムカシヤンマ ムカシヤンマ科
 体長70o,後翅長47o,サナエトンボに似るが縁紋は細くて長い,幼虫は泥土や湿地
 の蘚苔類中に孔を掘って生活,成虫期は4月中旬〜7月下旬で渓流付近を飛翔,本州,
 九州に分布
ムスジイトトンボ イトトンボ科
 体長29o,後翅長16o,♂の眼後紋ガンコウモンは小さく,腹部背面第10節にX形の黒斑コク
 ハンがある,海岸に近い平地の池沼に発生,成虫期は5〜10月,本州関東地方以西の太平
 洋岸〜九州,南西諸島に分布
ムツアカネ トンボ科
 体長30o,後翅長25o,胸側の2黒条が繋がり,腹部腹面は黒色,♂は成熟すると全体
 に黒色となる,湿原中の池沼に発生,成虫期は8月上旬〜9月下旬,北海道〜本州(局
 限)の山岳地帯に分布
メガネサナエ サナエトンボ科
 体長60〜67o,後翅長35〜38o,大型のサナエトンボで,ナゴヤサナエ・オオサカサ
 ナエに似る,腹部第7節背面中央の黄紋が楔クサビ形に後方へ流れる,湖や大河の下流域
 に発生,成虫期は7月上旬〜9月中旬,本州の特産種
モイワサナエ サナエトンボ科(ダビドサナエ属)
 体長38〜43o,後翅長24〜29o,第1側縫線ソクホウセンは気門キモンの上で細くなって途切れ,
 ♂の尾部上付属器は釘抜き形,山地の細流に発生,成虫期は5〜7月,原名亜種は北海
 道〜長野県にかけての東日本に分布(亜種ヒラサナエは丹波山地から中国山地東半に,
 亜種ヒロシマサナエは広島県八幡高原に分布)する日本固有種
モートンイトトンボ イトトンボ科
 体長25o,後翅長15o,♂の眼後紋ガンコウモンは半月形,体の後半は橙赤色,平地や丘陵
 地の湿地や水田に発生,成虫期は5〜9月,北海道南部〜九州に分布,粟島,佐渡に知
 られる
モノサシトンボ モノサシトンボ科
 体長42o,後翅長25o,♂の地色は黄緑色,腹部第3〜7節の基部が淡色でいわゆる物
 差し状となり,脛節ケイセツは僅かに広がり白色,平地,低山地の樹木に囲まれた水草の
 多い池沼に発生,成虫期は5〜8月,北海道〜九州まで広く分布
[次へ進んで下さい]