05 手づくり葉書
手づくり葉書 資料:東京都八王子市消費者センター
手づくりのオリジナル葉書を作ってみませんか。
牛乳パックなどは,良質のパルプが使われています。
飲用後は捨てないで貯めておき,葉書やしおりの原料にしましょう。
誰にでも,そして家庭で簡単にできる趣味の「紙スキ」です。
年賀状や暑中見舞にいかがでしょうか。
T 用意するもの
1 牛乳パックの類
2 パックを浸しておくバケツ
3 アク抜きに使うソーダ(植物性粉石鹸でもいいです)
4 電気ミキサー
5 プランター :台所の水切りのようなもの
6 スキ枠2個 :紙スキ木枠(寸法は別掲)
7 すだれ :のり巻きに使うようなもの
8 さらし布 :葉書(寸法は別掲)より大きい目(16p×26p位)
9 はかり :1g〜15g程度が測れるもの
10 計量カップ :500t程度の大きさ
11 日本手ぬぐい
12 板 :日本手ぬぐい程度の大きさ
13 押し板 :同上
14 タオル
15 割り箸
16 アイロン
17 水のり(洗濯のり,キーピングでもいいです)
18 清水
U 手順
1 パックの裏表のビニールを剥がします。あらかじめパックをしめらせた後,素手
でパックを引き裂いてから剥ぐとうまくできます。
2 ビニールを剥した紙の部分(パルプ)を,アク抜き剤(植物性粉石鹸など)を溶
かした温湯の中に24時間程度浸しておきます。
3 アク抜きしたパルプをよく水洗いし,1p角程度に細かくちぎります。
4 ちぎったパルプと清水をミキサーに入れてよくかき混ぜます。
5 ミキサーしたパルプを絞って水を切り,パルプ10gと,清水500tとを混ぜてパル
プ液をつくります。
6 プランターの中に,割り箸,スキ枠,すだれ,さらし布,スキ枠を下部から順に
並べます(別掲)。
7 次にプランターの中に,水のりを溶かした水を入れます(別掲)。
8 パルプ液をスキ枠(別掲)の中に注ぎ込みます。
9 注ぎ込んだパルプ液の表面をよく均し,また四隅もまんべんなく行きわたるよう
にします。
10 ころあいを見計らって,プランターからスキ枠ごとパルプを取り上げ,水を切り
ます。
11 板の上に日本手ぬぐいを敷きます。
12 スキ枠取り除いて,すだれごと持ち上げ,日本手ぬぐいの上に固くなったスキパ
ルプを移します。
13 スキパルプの上にタオルをあて,押し板で押して水気を切り,そして陰干しをし
ます。
14 スキパルプから乾いたさらし布を剥し,アイロンをかければ出来上がりです。
15 牛乳パック1個で,葉書5枚作れます。
なお,上記8・9のとき,花びら,紅葉,色紙(イロガミ)などを浮かべるとオリジ
ナルなものになります。
V 葉書の寸法
区 別 通常はがき 往復はがき
用紙の大きさ 長辺14〜15p 長辺18〜21.4p
短辺9〜10.7p 短辺14〜15p
紙質・厚さ 官製葉書と同等以上 同左
1枚の重さ 2g〜6g 4g〜12g
表面の色彩 白色,又は淡色 同左
表示 「郵便はがき」 「郵便往復はがき」
又はこれに相当する文字 又はこれに相当する文字
郵便番号記入枠 官製葉書の例による 同左
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