ひし
(1)ヒシ科の一年生水草。各地の沼や池に群生。茎は水中を伸びて各節に
細根を生じる。葉は菱形で、葉柄はふくれて空気を含み、水面に浮く。
夏、白色四弁の花が咲く。果実はかたい殻でおおわれ両側に鋭いとげがある。
食用となる。〔「菱の花」は [季]夏。「菱の実」は [季]秋〕
(2)家紋の一。菱形を組み合わせたもの。松皮菱・割菱(武田菱)・三階菱など。
(3)武器の一。鉄製で菱の実形に作り、先端をとがらせたもので、
地上や河中に立てたり、まいたりして敵の進入を妨げる。車菱(くるまびし)。
出典:goo 辞書
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