ちょっとしたニュース    
         2001年10〜12月編


・立浪(中日)が契約更改。
 立浪和義内野手(中日)は12月28日に現状維持の推定1億9000万円で3年契約を結びました。今季の成績は139試合で打率.292、9本塁打、65打点、6盗塁でした。

・清原(巨人)、小久保(ダイエー)、秋山(ダイエー)が契約更改。
 清原和博内野手(巨人)は12月27日に1億5000万円アップの推定4億5000万円プラス出来高払いの4年契約で契約更改しました。今季の成績は134試合で打率.298、29本塁打、121打点、0盗塁でした。
 小久保裕紀内野手(ダイエー)は12月27日に6000万円アップの推定2億4000万円で契約更改しました。今季の成績は138試合で打率.290、44本塁打、123打点、6盗塁でした。
 秋山幸二外野手(ダイエー)は12月27日に現状維持の推定1億5000万円で契約更改しました。今季の成績は82試合で打率.286、11本塁打、32打点、1盗塁でした。

・谷繁(横浜)が中日へ入団。
 FA宣言していた谷繁元信捕手(横浜)は中日への移籍が決まり、12月27日に4年10億円で契約しました。中日での背番号は「7」の予定。今季の成績は137試合で打率.262、20本塁打、70打点、4盗塁。通算成績は1417試合で4044打数1002安打の打率.248、103本塁打、462打点、20盗塁。

・中村(近鉄)、清水(巨人)が契約更改。
 中村紀洋内野手(近鉄)は12月26日に2億円アップの推定5億円プラス出来高払い1億円で契約更改しました。今季の成績は140試合で打率.320、46本塁打、132打点で2年連続の打点王、3盗塁でした。
 清水隆行外野手(巨人)は12月26日に800万円アップの推定1億800万円で契約更改しました。今季の成績は126試合で打率.324、7本塁打、29打点、8盗塁でした。

・松井(巨人)が契約更改。
 松井秀喜外野手(巨人)は12月25日に1億1000万円アップの推定6億1000万円で契約更改をしました。これは00年シーズンにおけるイチロー(オリックス)の5億3000万円を上回る日本プロ野球史上最高額。今季の成績は140試合で打率.333で首位打者、36本塁打、104打点、3盗塁でした。

・松井(西武)、仁志(巨人)が契約更改。
 松井稼頭央内野手(西武)は12月21日に500万円アップの推定2億5500万円で契約更改をしました。今季の成績は140試合で打率.308、24本塁打、76打点、26盗塁でした。
 仁志敏久内野手(巨人)は12月21日に2000万円アップの推定1億8000万円で契約更改をしました。今季の成績は140試合で打率.273、20本塁打、59打点、20盗塁でした。

・片岡(日本ハム)が阪神入りを表明。
 FA宣言していた片岡篤史内野手(日本ハム)は12月20日に都内のホテルで記者会見して、阪神タイガースへの入団の意思を明らかにしました。今季の成績は106試合で打率.254、16本塁打、62打点、1盗塁。通算成績は10年間で1193試合、打率.277、136本塁打、595打点、32盗塁。

・高橋由(巨人)、柴原(ダイエー)が契約更改。
 高橋由伸外野手(巨人)は12月20日に8000万円アップの推定2億円で契約更改をしました。来季が入団5年目の高橋由は6年目で2億に乗せたイチロー(オリックス)と松井(巨人)を抜く最速の2億円到達。今季の成績は140試合で打率.302、27本塁打、85打点、3盗塁でした。
  柴原洋外野手(ダイエー)は12月20日に1000万円アップの推定1億2000万円で契約更改をしました。今季の成績は139試合で打率.302、7本塁打、49打点、8盗塁でした。

・鈴木尚(横浜)が契約更改。
 鈴木尚典外野手(横浜)は12月17日に現状維持の推定1億8000万円で2年契約2年目の契約更改をしました。今季の成績は122試合で打率.315、6本塁打、57打点、15盗塁でした。

・新庄(メッツ)がトレード。
 ニューヨーク・メッツは12月16日(現地時間)に新庄剛志外野手がデシー・レラフォード内野手と共に交換トレードでサンフランシスコ・ジャイアンツに移籍すると発表しました。交換相手は左腕のショーン・エステス投手で2対1のトレードとなりました。今季の成績は新庄選手が123試合で打率.268、10本塁打、56打点。レラフォード内野手が120試合で打率.302、8本塁打、36打点。エステス投手が27試合で9勝8敗、防御率4.02。

・野村(広島)が契約更改。
 野村謙二郎内野手(広島)は12月14日に500万円ダウンの推定1億7000万円で契約更改しました。今季の成績は117試合で打率.273、9本塁打、53打点、7盗塁でした

・谷(オリックス)、初芝(ロッテ)、古田(ヤクルト)、石井琢(横浜)が契約更改。
 谷佳知外野手(オリックス)は12月13日に6000万円アップの推定1億4000万円で契約更改しました。今季の成績は136試合で打率.325、13本塁打、79打点、27盗塁でした。
 初芝清内野手(ロッテ)は12月13日に3000万円ダウンの推定7000万円プラス出来高払いで契約更改しました。今季の成績は117試合で打率.253、16本塁打、61打点、0盗塁でした。
 また、古田敦也捕手(ヤクルト)は12月13日に、現状維持の推定2億円で5年契約の4年目となる契約を更改しました。今季の成績は121試合で打率.324、15本塁打、66打点、1盗塁でした。石井琢朗内野手(横浜)も同日、現状維持の推定2億5000万円で3年契約の2年目となる契約を更改しました。今季の成績は140試合で打率.295、8本塁打、36打点、26盗塁でした。

・小坂(ロッテ)、高木大(西武)が契約更改。
 小坂誠内野手(ロッテ)は12月12日に3000万円アップの推定1億円で契約更改しました。今季の成績は140試合で打率.262、1本塁打、35打点、32盗塁でした。
 高木大成内野手(西武)は12月12日に1800万円ダウンの推定7000万円で契約更改しました。今季の成績は67試合で打率.208、4本塁打、18打点、5盗塁でした。

・2002年春季オープン戦の日程発表。
 12月11日に来季の春季オープン戦日程が発表されました。2月23日(土)に開幕して3月25日(月)まで109試合(2001年より10試合増)が行われる予定です。北海道では初めてとなるオープン戦も札幌ドームで3試合予定されています。試合開始時間は来年1月16日に発表予定となっています。序盤の日程は以下の通り。

2/23(土) 中日-日本ハム(北谷) 阪神-西武(安芸) 横浜-ヤクルト(宜野湾)    
2/24(日) 巨人-近鉄(宮崎) 西武-阪神(春野) 広島-ロッテ(都城) 日本ハム-横浜(名護) ヤクルト-中日(浦添)
2/26(火) オリックス-横浜(宮古)        
3/1(金) 巨人-中日(熊本)        
3/2(土) オリックス-阪神(神戸) 広島-西武(福山) 日本ハム-ヤクルト(鳴門) ダイエー-巨人(福岡ド) ロッテ-中日(鹿児島)
3/3(日) 阪神-オリックス(倉敷) 広島-西武(広島) 日本ハム-ヤクルト(高松) 巨人-ダイエー(福岡ド) ロッテ-中日(鹿児島)

・堀(ロッテ)が契約更改。
 堀幸一内野手(ロッテ)は12月11日に4500万円ダウンの推定6000万円プラス出来高払いで契約更改しました。今季の成績は83試合で打率.223、4本塁打、17打点、6盗塁でした。

・前田(広島)が契約更改。
 前田智徳外野手(広島)は12月10日に2000万円ダウンの推定1億7000万円で契約更改しました。今季の成績は27試合で打率.296、0本塁打、7打点、0盗塁でした。

・江藤(巨人)、城島(ダイエー)、福浦(ロッテ)が契約更改。
 江藤智内野手(巨人)は12月7日に4000万円アップの推定2億4000万円で契約更改しました。今季の成績は134試合で打率.285、30本塁打、87打点、9盗塁でした。
 城島健司捕手(ダイエー)は12月7日に5500万円アップの推定2億3500万円で契約更改しました。今季の成績は140試合で打率.258、31本塁打、95打点、9盗塁でした。
 福浦和也内野手(ロッテ)は12月7日に5400万円アップの推定1億800万円+タイトル料500万円で契約更改しました。今季の成績は120試合で打率.346(首位打者)、18本塁打、67打点、0盗塁でした。

・小笠原(日本ハム)が契約更改。
 小笠原道大内野手(日本ハム)は12月4日に7000万円アップの推定1億8000万円で契約更改しました。今季の成績は140試合で打率.339、32本塁打、86打点、1盗塁でした。

・田中幸(日本ハム)が契約更改。
 田中幸雄内野手(日本ハム)は12月3日に年俸変動制の3年契約を結び、現状維持の推定1億4000万円で契約更改しました。今季の成績は139試合で打率.255、20本塁打、77打点、2盗塁でした。

・金子(日本ハム)が契約更改。
 金子誠内野手(日本ハム)は11月27日に800万円アップの推定7000万円で契約更改しました。今季の成績は140試合で打率.253、8本塁打、56打点、9盗塁でした。

・イチロー(マリナーズ)がMVP受賞。
 11月20日(現地時間)に2001年度MLBアメリカン・リーグのMVPがイチロー外野手(マリナーズ)に決定しました。1位票28票のうち11票を獲得してトータル289ポイント。8ポイント差の接戦ながらジアンビー(アスレチックス)を抑えてのMVP受賞です。新人王とのダブルタイトルは1975年のフレッド・リン(レッドソックス)に次ぐ史上2人目。

  選手名(所属) ポイント(1位票)     選手名(所属) ポイント
1 ICHIRO(SEA) 289ポイント(11票)   6 A.Rodriguez(TEX) 141ポイント
2 J.Giambi(OAK) 281ポイント(8票)   7 J.Thome(CLE) 107ポイント
3 B.Boone(SEA) 259ポイント(7票)   8 R.Clemens(NYY) 67ポイント
4 R.Alomer(CLE) 165ポイント(2票)   9 M.Ramirez(BOS) 50ポイント
5 J.Gonzalez(CLE) 156ポイント   10 D.Jeter(NYY) 42ポイント

・イチロー(マリナーズ)が新人王獲得。
 11月12日(現地時間)にMLBアメリカン・リーグの2001年度新人王が、イチロー外野手(マリナーズ)に決定しました。全米記者協会所属の28人の記者投票で、1位票を28票中27票集めて138ポイント獲得。2位サバティア投手(インディアンス)の73ポイントを大きく引き離しての受賞となりました。2001年のイチロー選手の成績は157試合で692打数242安打の打率.350。加えて56盗塁で、首位打者と盗塁王のタイトルを獲得しています。

・ゴールデングラブ賞発表。
 11月8日に2001年度のゴールデングラブ賞の受賞者が発表されました。18人中14人までが連続受賞。高橋(巨人)は入団以来4年連続、松坂(西武)は同3年連続の受賞となりました。

野口茂樹(中日) 投手 松坂大輔(西武) 3年連続3度目
古田敦也(ヤクルト) 3年連続9度目 捕手 城島健司(ダイエー) 3年連続3度目
R・ペタジーニ(ヤクルト) 2年連続2度目 一塁手 小笠原道大(日本ハム) 3年連続3度目
仁志敏久(巨人) 3年連続3度目 二塁手 井口資仁(ダイエー)
岩村明憲(ヤクルト) 2年連続2度目 三塁手 中村紀洋(近鉄) 3年連続3度目
宮本慎也(ヤクルト) 3年連続4度目 遊撃手 小坂誠(ロッテ) 3年連続3度目
高橋由伸(巨人) 4年連続4度目 外野手 田口壮(オリックス) 2年連続5度目
松井秀喜(巨人) 2年連続2度目 外野手 柴原洋(ダイエー) 2年連続2度目
赤星憲広(阪神) 外野手 谷佳知(オリックス)

・セントラル・リーグの来季の日程発表。
 11月6日にパ・リーグの2002年度公式戦日程が発表されました。開幕日は3月30日(土)で、8年ぶりにセ・パ同日開幕となりました。今季優勝のヤクルトと3位の横浜は、それぞれビジターでスタート。これは開幕戦開催地を各地に振り分ける為の措置で、今季のAクラスによる開幕権の行使は2003年度に持ち越されるとの事。サッカーW杯で日本の試合が予定されている6月4日・9日・14日はパ・リーグと同様に試合が組まれていません。地方試合は今季より7試合減の52試合の予定。

1節      
3月30日(土) 巨人−阪神(東京ド) 中日−ヤクルト(ナゴヤド) 広島−横浜(広島)
3月31日(日) 巨人−阪神(東京ド) 中日−ヤクルト(ナゴヤド) 広島−横浜(広島)
2節      
4月1日(月)      
4月2日(火) ヤクルト−広島(神宮) 横浜−阪神(横浜) 中日−巨人(ナゴヤド)
4月3日(水) ヤクルト−広島(神宮) 横浜−阪神(横浜) 中日−巨人(ナゴヤド)
4月4日(木) ヤクルト−広島(神宮) 横浜−阪神(横浜) 中日−巨人(ナゴヤド)
4月5日(金) ヤクルト−阪神(神宮) 横浜−巨人(横浜) 広島−中日(広島)
4月6日(土) ヤクルト−阪神(神宮) 横浜−巨人(横浜) 広島−中日(広島)
4月7日(日) ヤクルト−阪神(神宮) 横浜−巨人(横浜) 広島−中日(広島)

・若松監督(ヤクルト)に正力松太郎賞。
 10月31日に、プロ野球界の功労者に贈られる正力松太郎賞の受賞者が、若松勉監督(ヤクルト)に決定しました。ヤクルトを4年ぶりの日本一に導いた功績が評価されたもの。ヤクルトでは78年の広岡達朗監督、93年の野村克也監督、97年の古田敦也捕手に次ぐ4人目の受賞。

・片岡(日本ハム)、谷繁(横浜)がFA宣言。
 片岡篤史内野手(日本ハム)と谷繁元信捕手(横浜)は10月31日に所属球団へFA権行使の文書を提出しました。今季の成績は片岡選手が106試合で打率.254、16本塁打、62打点。谷繁選手が137試合で打率.262、20本塁打、70打点でした。

・田口(オリックス)、FA宣言。
 田口壮外野手(オリックス)は10月29日に球団へFA権行使の文書を提出しました。今季の成績は134試合で打率.280、8本塁打、42打点でした。

・清原(巨人)、残留へ。
 FA宣言しての移籍があるのか注目されていた清原和博内野手(巨人)は、10月27日に都内のジムで会見。「FA権を行使せずに残留して、巨人で野球人生を終わりたい。家族とも相談して残留が一番いい道だと思った。原監督にも今朝伝えました。」と語り、巨人への残留を明言。宣言残留でない理由として、「FA権を振り回したと思われるのは嫌だった」と語りました。

・MVP、新人王決まる。
 10月27日に2001年度の両リーグMVP、新人王、ベストナインが発表されました。セ・リーグMVPはロベルト・ペタジーニ内野手(ヤクルト)が初受賞。39本塁打で2度目の本塁打王、127打点で初の打点王を獲得するなど、チームの主砲として4年ぶりの優勝に大きく貢献した活躍が評価されました。パ・リーグMVPはタフィ・ローズ外野手(近鉄)で、こちらも初受賞。日本タイ記録の55本塁打で2度目の本塁打王獲得。さらに得点と塁打のリーグ記録を更新し、またタイトルは逃したものの131打点をマークして12年ぶりの優勝の原動力となりました。
 新人王はセ・リーグが赤星憲広外野手(阪神)で、152票を集めました。39盗塁で、リーグ初の新人盗塁王となり、また打率も.292と好成績でした。パ・リーグは大久保勝信投手(オリックス)が140票中83票を集めて受賞。53試合で7勝5敗14セーブ、防御率2.68の好成績でした。

 ベストナインは以下の通りとなっています(青字はタイトル)。

<セ・リーグ ベストナイン>
投手 藤井秀悟(ヤクルト) 111票 14勝8敗 防御率3.17 124奪三振
捕手 古田敦也(ヤクルト) 3年連続8度目 181票 打率.324 15本塁打 66打点 1盗塁
一塁手 R・ペタジーニ(ヤクルト) 3年連続3度目 171票 打率.322 39本塁打 127打点 4盗塁
二塁手 E・ディアス(広島) 131票 打率.304 32本塁打 85打点 5盗塁
三塁手 江藤智(巨人) 2年連続7度目 110票 打率.285 30本塁打 87打点 9盗塁
遊撃手 石井琢朗(横浜) 5年連続5度目 94票 打率.295 8本塁打 36打点 26盗塁
外野手 松井秀喜(巨人) 7年連続7度目 186票 打率.333 36本塁打 104打点 3盗塁
外野手 稲葉篤紀(ヤクルト) 155票 打率.311 25本塁打 90打点 5盗塁
外野手 金本知憲(広島) 2年連続3度目 125票 打率.314 25本塁打 93打点 19盗塁

<パ・リーグ ベストナイン>
投手 松坂大輔(西武) 3年連続3度目 98票 15勝15敗 防御率3.60 214奪三振
捕手 城島健司(ダイエー) 3年連続3度目 131票 打率.258 31本塁打 95打点 9盗塁
一塁手 小笠原道大(日本ハム) 2年ぶり2度目 60票 打率.339 32本塁打 86打点 1盗塁
二塁手 井口資仁(ダイエー) 109票 打率.261 30本塁打 97打点 44盗塁
三塁手 中村紀洋(近鉄) 3年連続4度目 134票 打率.320 46本塁打 132打点 3盗塁
遊撃手 松井稼頭央(西武) 5年連続5度目 130票 打率.308 24本塁打 76打点 26盗塁
外野手 T・ローズ(近鉄) 2年ぶり3度目 134票 打率.327 55本塁打 131打点 9盗塁
外野手 谷佳知(オリックス) 2年ぶり2度目 120票 打率.325 13本塁打 79打点 27盗塁
外野手 礒部公一(近鉄) 109票 打率.320 17本塁打 95打点 7盗塁
指名打者 F・ボーリック(ロッテ) 50票 打率.279 31本塁打 101打点 1盗塁

・今後の球界スケジュール
 11/1(木)〜1/23(水) マスターズ・リーグ開催(東京ドーム他)
 11/3(土) パ・リーグ東西対抗戦(静岡草薙・12時)
 11/4(日) 出身地別東西対抗戦(東京ドーム)
 11/6(火)〜18(日) 第34回野球ワールドカップ(台湾)
 11/19(月) ドラフト会議

・ FAスケジュール。
 今年のFA関連スケジュールは以下の通りです。
10/26(金)〜11/5(月) FA有資格者は権利行使の場合は文書により球団へ通知。
11/6(火) 各球団は午後1時までにコミッショナーへ通知。午後3時にFA宣言した選手名が公示される。
11/7(水)〜1/31(木) 交渉期間。国内12球団及び海外球団との交渉が可能。期間内に契約がまとまらない選手は自由契約選手として公示されます。

・日本シリーズ第5戦。
 10月25日に行われた2001年度日本シリーズ第5戦は4-2でヤクルトスワローズが勝ち、4年ぶり5度目の日本一となりました。
試合は近鉄・パウエル、ヤクルト・ホッジスの先発で始まりました。ヤクルトはパウエルの立ち上がりを攻めて、初回に稲葉のタイムリーと岩村の2点タイムリーで計3点を先行。さらに4回裏にも稲葉がタイムリーツーベースを放ち、4-0とリードを広げます。近鉄は5回に二死満塁のチャンスをつかみ、ここでローズがセンター前にゴロで抜ける2点タイムリー。2点差に詰め寄りますが、以後はヤクルトの継投に反撃の芽を摘まれ、結局序盤のリードを守ったヤクルトが4-2で逃げ切りました。

 MVPは14打数7安打3打点、打率.500の古田敦也捕手(ヤクルト)で、97年以来2度目の受賞。ヤクルトのチーム打率.317(161打数51安打)は97年ヤクルトの.312(173打数54安打)を更新する、5試合シリーズの新記録。この他28得点も51年巨人の26得点を、13二塁打も99年ダイエーの10二塁打を、18長打も88年西武の17長打を、27打点も51年巨人の26打点を、5死球も65年・73年巨人の4死球を更新する、それぞれ5試合シリーズの新記録。26四球は71年阪急と並ぶ5試合シリーズのタイ記録。
 宮本の5犠打は96年川相昌弘(巨人)の4犠打を更新する5試合シリーズの新記録。ラミレスの2死球は65年王貞治(巨人)と97年古田敦也(ヤクルト)に次ぐ、5試合シリーズ3人目のタイ記録。高津は自己の持つ通算最多セーブを8、通算最多セーブポイントを10と伸ばしました。

 近鉄のシリーズ合計26安打は5試合シリーズでは73年南海・88年中日の30安打を下回る最少記録。152打数も88年中日・96年オリックスの154打数を下回る最少記録。152打数26安打のチーム打率.171も73年南海の.185(162打数30安打)を下回る最低記録。
 ローズの7打点は71年末次民夫(巨人)と並ぶ、また2盗塁死は71年福本豊(阪急)・88年北村照文(西武)と並ぶ、それぞれ5試合シリーズのタイ記録。
 

大阪近鉄 000 020 000 2
ヤクルト 300 100 00X 4

・日本シリーズ第4戦。
 10月24日に行われた2001年度日本シリーズ第4戦は2-1でヤクルトスワローズが勝ち、対戦成績はヤクルトの3勝1敗となりました。
試合は近鉄・前川、ヤクルト・前田の両サウスポーの先発で始まりました。近鉄が初回に一死2塁のチャンスをつかみますが、大村が牽制で刺され無得点。ヤクルトも2回裏に一死1・2塁としますが併殺で逸機。

 試合が動いたのは4回表。この回先頭のローズがバックスクリーンに飛び込む2号ソロを放ち、4試合目で初めて近鉄が先取点を奪いました。しかし、ヤクルトは5回裏に宮本が二死2塁からセンター前タイムリーを放ち同点。さらに7回には代打・副島がレフトスタンドへライナーで打ち込む勝ち越しソロ。結局この1点を守り切り、最後は守護神・高津が3人で締めて2-1でヤクルトが逃げ切りました。

 副島の代打本塁打は00年第1戦のニエベス(ダイエー)以来でシリーズ史上28本目。高津は自己の持つ通算最多セーブを7と伸ばし、通算セーブポイントでも9として東尾修(西武)を抜き、歴代単独1位となりました。

大阪近鉄 000 100 000 1
ヤクルト 000 010 10X 2

・日本シリーズ第3戦。
 10月23日に行われた2001年度日本シリーズ第3戦は9-2でヤクルトスワローズが勝ち、対戦成績はヤクルトの2勝1敗となりました。
試合は近鉄・バーグマン、ヤクルト・入来の先発で始まり、初回にヤクルトが稲葉の犠牲フライと古田のタイムリーで2点を先制。ヤクルトは3試合連続の先取点。その後、4回まで両チームとも無安打が続きましたが、近鉄は5回に初安打の中村を二塁に置いて代打・川口がタイムリー。ようやく1点を返します。

 1点差にした近鉄でしたが、この日は継投が裏目。4回を被安打1のバーグマンに代打を出した為、5回裏から香田がマウンドに上がりましたが、真中に2試合連続2号2ランを許し、さらに走者を残して降板。代わった3番手の左腕・関口も左のペタジーニ、岩村にそれぞれタイムリーツーベースを浴び、この回ヤクルトは合計4点を挙げて6-1と近鉄を突き放します。

 6回裏も関口が続投しますが、ペタジーニの2点タイムリー、古田のタイムリーで3失点。ヤクルトのリードは8点に広がり、試合を決定付けました。近鉄は7回に代打・鷹野のタイムリーで1点を返すのが精一杯。5回と7回に2安打ずつの計4安打という貧打では大敗もやむなしというところ。

大阪近鉄 000 010 100 2
ヤクルト 200 043 00X 9

・日本シリーズ第2戦。
 10月21日に行われた2001年度日本シリーズ第2戦は9-6で大阪近鉄バファローズが勝ち、対戦成績は1勝1敗となりました。
試合はヤクルト・藤井、近鉄・岩隈の両2年生投手の先発で始まり、2回表にヤクルトが土橋のショート内野安打で1点先制。3回には稲葉のタイムリー二塁打に続き満塁のチャンスを作り岩隈をKO。代わった関口から岩村の押し出し死球でこの回合計2点。4回にも真中のソロ本塁打で4-0と、序盤は前日に続いてヤクルトペース。
 沈黙を続ける近鉄打線に火を付けたのは、やはり4番の中村。4回裏にレフトスタンドへ1号ソロで13イニング目のシリーズ初得点。しかし、ヤクルトは5回に前川の暴投で1点を加え、その裏近鉄がローズの犠飛で再度3点差にすると、6回表にペタジーニがシリーズ初安打となるタイムリーで6-2と三度4点差に広げます。

 点を返すと取り返される嫌な展開になりつつあった近鉄ですが、6回裏大村のタイムリーで藤井をKOすると、2番手島田の代わりばなを水口が痛撃。レフトスタンドぎりぎりに飛び込む1号同点3ランで試合は6-6と振り出しに戻ります。勢いに乗った近鉄は8回裏にローズが五十嵐からライトスタンドに勝ち越し3ランを放ち、9回は守護神・大塚が3人で抑えて9-6で逃げ切りました。

 ヤクルトの5イニング連続得点は1試合の記録としては、過去4度ある4イニング連続を更新するシリーズ新記録。

ヤクルト 012 111 000 6
大阪近鉄 000 114 03X 9

・日本シリーズ第1戦。
 10月20日に行われた2001年度日本シリーズ第1戦は7-0でヤクルトスワローズが勝ちました。
試合はヤクルト・石井一、近鉄・パウエルの先発で始まり、2回表にヤクルトが二塁打の古田を置いて、続く岩村のタイムリーでまず1点を先制。パウエルはその後、3回・4回・5回と毎回ヒットのランナーを出しながらも後続を断って来ましたが、6回ついにつかまります。一死一・二塁からラミレスに左中間スタンドへ特大の3ランを浴び、4-0となり試合はヤクルトペース。
ヤクルト・石井一は速球と変化球のコンビネーションが良く、時折四球は出すものの、7回一死まで近鉄打線をノーヒットに抑え、結局8回を1安打12奪三振の快投。ヤクルトは8回に古田の1号ソロ、9回には真中の2点タイムリーツーベースで着々と加点し、結局7-0で初戦を快勝しました。

 近鉄の1安打は過去15度ある1試合2安打を下回る、チーム最少安打のシリーズ新記録。28打数1安打のゲーム打率.036は、69年第2戦に巨人が記録した32打数2安打の.063を下回るゲーム最低打率の新記録。ゲーム塁打1も過去8度ある塁打2を下回る新記録。両チーム合計21三振(近鉄12・ヤクルト9)は00年第1戦(巨人12・ダイエー9の計21)と並ぶ9イニングでの最多タイ記録。

ヤクルト 010 003 012 7
大阪近鉄 000 000 000 0

・パシフィック・リーグの来季の日程発表。
 10月16日にパ・リーグの2002年度公式戦日程が発表されました。開幕日は3月30日(土)で、2年連続の3月開幕。2節までの日程は以下の通り。来期も「マンデー・パリーグ」は継続。サッカーW杯で日本の試合が予定されている6月4日・9日・14日は試合が組まれていません。また、5月14・15日には台湾でダイエー−オリックス戦が予定されています。オールスターは7月12日(金)に東京ドームで第1戦、13日(土)に松山で第2戦が予定されています。

1節      
3月30日(土) 西武−ロッテ(札幌ド) 近鉄−オリックス(大阪ド) ダイエー−日本ハム(福岡ド)
3月31日(日) 西武−ロッテ(札幌ド) 近鉄−オリックス(大阪ド) ダイエー−日本ハム(福岡ド)
2節      
4月1日(月)   近鉄−西武(大阪ド) ダイエー−ロッテ(福岡ド)
4月2日(火) 日本ハム−オリックス(東京ド) 近鉄−西武(大阪ド) ダイエー−ロッテ(北九州)
4月3日(水) 日本ハム−オリックス(東京ド) 近鉄−西武(大阪ド) ダイエー−ロッテ(福岡ド)
4月4日(木) 日本ハム−オリックス(東京ド)    
4月5日(金)      
4月6日(土) 日本ハム−西武(東京ド) ロッテ−近鉄(千葉) オリックス−ダイエー(神戸)
4月7日(日) 日本ハム−西武(東京ド) ロッテ−近鉄(千葉) オリックス−ダイエー(神戸)

・セントラル・リーグ全日程終了。
 2001年度のセントラル・リーグ公式戦は10月12日で全日程を終了しました。野手部門の個人タイトルは以下のように決定しています。松井選手は初の首位打者でも、史上16人目の打撃3部門タイトル経験者となりました。ペタジーニ選手は本塁打・打点の二冠ですが、これはチーム初の出来事。12球団でこれまでこの2部門の同時獲得者がいなかったのはヤクルトだけでした。また、赤星選手は1946年河西俊雄(近畿)以来、55年ぶり2人目の新人盗塁王。
 なお、全試合出場者は9名で松井秀喜(巨人)が8年連続8度目、金本知憲(広島)が3年連続3度目、佐伯貴弘(横浜)が初、高橋由伸(巨人)が2年連続2度目、石井琢朗(横浜)が7年ぶり2度目、仁志敏久(巨人)が2年連続2度目、東出輝裕(広島)が初、井端弘和(中日)が初。

首位打者 松井秀喜(巨人) .333
本塁打王 ロベルト・ペタジーニ(ヤクルト) 39本 2年ぶり2度目
打点王 ロベルト・ペタジーニ(ヤクルト) 127打点
盗塁王 赤星憲広(阪神) 39盗塁
最多安打 石井琢朗(横浜) 171安打 3年ぶり2度目
最高出塁率 ロベルト・ペタジーニ(ヤクルト) .463 2年ぶり2度目

・宮本(ヤクルト)が年間犠打の日本新記録。
 宮本慎也内野手(ヤクルト)は10月12日の対広島28回戦(神宮)で、4回裏の第3打席に横山投手から今季67個目の犠打を記録して、91年川相昌弘(巨人)の66犠打を抜く年間犠打の日本新記録を達成しました。

<年間犠打・ベスト5>
  選手名(当時の所属) 記録(出場試合数) 年度
1 宮本慎也内野手(ヤクルト) 67犠打(125試合) 2001年
2 川相昌弘(巨人) 66犠打(126試合) 1991年
3 川相昌弘(巨人) 58犠打(94試合) 1990年
4 和田豊(阪神) 56犠打(127試合) 1988年
4 川相昌弘(巨人) 56犠打(126試合) 1996年

・町田(広島)が通算4本目の代打満塁ホームラン。
 町田康嗣郎外野手(広島)は10月11日の対ヤクルト27回戦(神宮)で、8回裏に前田投手から代打で9号満塁ホームランを放ちました。これは町田選手自身、95年9月10日対中日25回戦・96年4月21日対ヤクルト3回戦、98年7月1日対横浜13回戦に次ぐ通算4本目の代打満塁ホームランで、藤井康雄(オリックス)と並ぶ日本タイ記録。
 また、これで通算代打本塁打は15本となり、歴代5位タイ記録。

<通算代打本塁打・ベスト5>
  選手名(最終所属) 記録 備考
1 高井保弘(阪急) 27本 日本記録及びパ・リーグ記録
2 大島康徳(日本ハム) 20本 中日で16本、セ・リーグ記録
3 淡口憲治(近鉄) 17本  
4 川又米利(中日) 16本 セ・リーグ記録
5 河村健一郎(阪急) 15本  
5 町田康嗣郎(広島) 15本 うち満塁本塁打4本

・谷繁(横浜)が1000本安打。
 谷繁元信捕手(横浜)は10月9日の対中日27回戦(横浜)で、3回裏の第2打席に朝倉投手から今季115安打目となるセンター前ヒットを放ち、史上208人目の通算1000本安打を達成しました。初安打は89年4月11日の対広島1回戦(横浜)で、8回裏に川口投手から代打でレフト前ヒットして記録。
 10月9日現在の通算成績は1416試合、4040打数1000安打、打率.248、103本塁打、462打点、20盗塁。

・イチロー(マリナーズ)が首位打者と盗塁王獲得。
 イチロー外野手(マリナーズ)は10月7日(現地時間)に今季最終戦を終え、692打数241安打の打率.350でアメリカン・リーグの首位打者を獲得しました。また、この日1盗塁を決めて通算56盗塁となり、こちらも単独1位でのタイトル獲得が決定しました。首位打者と盗塁王の二冠は1949年のジャッキー・ロビンソン(ドジャース)以来でメジャー52年ぶりの快挙です。
 また、イチローの年間242安打はシーズン安打記録の歴代9位でした。さらに、この試合の安打で安打試合数が135となり、これは大リーグタイ記録。

<大リーグ・年間安打数ベスト10>
  選手名(当時の所属) 記録 年度   選手名(当時の所属) 記録 年度
1 G・シスラー(ブラウンズ) 257安打 1920年 7 T・カッブ(タイガース) 248安打 1911年
2 L・オドール(フィリーズ) 254安打 1929年 8 G・シスラー(ブラウンズ) 246安打 1922年
2 B・テリー(ジャイアンツ) 254安打 1930年 9 イチロー(マリナーズ) 242安打 2001年
4 A・シモンズ(アスレチックス) 253安打 1925年 10 H・マニュシュ(ブラウンズ) 241安打 1928年
5 R・ホーンスビー(カージナルス) 250安打 1922年 10 B・ハーマン(ロビンズ) 241安打 1930年
5 C・クライン(フィリーズ) 250安打 1930年        

・鈴木尚(横浜)が一軍登録。
 鈴木尚典外野手(横浜)は10月8日に一軍登録されました。9月22日の広島戦て左手首を痛め、同月25日に登録抹消されていました。

・山崎(中日)が1000試合出場。
 山崎武司内野手(中日)は10月6日の対広島28回戦(広島)で、9回裏から一塁守備に付いて史上376人目の1000試合出場を達成しました。初出場は89年9月7日の対広島19回戦(広島)で、9回表に代打出場して記録。
 10月6日現在の通算成績は1000試合、3044打数824安打、打率.271、182本塁打、521打点、7盗塁。

・野村(広島)が150号本塁打。
 野村謙二郎内野手(広島)は10月6日の対中日28回戦(広島)で、4回裏の第2打席に小笠原投手から今季第7号ソロを放ち、史上119人目の通算150号本塁打を達成しました。初本塁打は90年4月15日の対巨人2回戦(広島)で、3回裏に宮本投手から記録。
 10月6日現在の通算成績は1531試合、5962打数1722安打、打率.289、150本塁打、646打点、244盗塁。

・ペタジーニ(ヤクルト)が年間四死球の球団新記録。
 ロベルト・ペタジーニ内野手(ヤクルト)は10月6日の対横浜26回戦(横浜)で、1回表の第1打席に野村投手から今季124個目の四死球となる四球を選び、99年に自らが記録した123四死球を抜く年間四死球の球団新記録を達成しました。

・パシフィック・リーグ全日程終了。
 2001年度のパシフィック・リーグ公式戦は10月5日で全日程を終了しました。野手部門の個人タイトルは以下のように決定しています。ローズ選手(近鉄)の55本塁打はパ・リーグ新記録で日本タイ記録。小笠原選手(日本ハム)の195安打は歴代2位の記録。
 なお、全試合出場者は9名で小笠原道大(日本ハム)が3年連続3度目、タフィ・ローズ(近鉄)が2年連続4度目、礒部公一(近鉄)が初、中村紀洋(近鉄)が2年ぶり2度目、松井稼頭央(西武)が6年連続6度目、小坂誠(ロッテ)が2年連続3度目、井口資仁(ダイエー)が3年ぶり2度目、城島健司(ダイエー)が2年ぶり2度目、金子誠(日本ハム)が2年ぶり2度目。

首位打者 福浦和也(ロッテ) .346
本塁打王 タフィ・ローズ(近鉄) 55本 2年ぶり2度目
打点王 中村紀洋(近鉄) 132打点 2年連続2度目
盗塁王 井口資仁(ダイエー) 44盗塁
最多安打 小笠原道大(日本ハム) 195安打 2年連続2度目
最高出塁率 中村紀洋(近鉄) .434

・谷(オリックス)が通算700安打。
 谷佳知外野手(オリックス)は10月5日の対近鉄28回戦(神戸)で、1回裏の第1打席に岩隈投手から今季176安打目となるヒットを放ち、通算700安打を達成しました。初安打は97年5月25日の対ロッテ7回戦(千葉)で記録。
 10月5日現在の通算成績は637試合、2393打数702安打、打率.293、44本塁打、292打点、80盗塁。

・井口(ダイエー)が30本塁打・40盗塁。
 井口資仁内野手(ダイエー)は10月3日の対オリックス28回戦(神戸)で、6回表の第3打席にヤーナル投手から今季30号2ランを放ち、44盗塁と合わせて史上3人目の「年間30本塁打・40盗塁」を達成しました。
63年張本勲(東映)の33本塁打・41盗塁、90年秋山幸二(西武)の35本塁打・51盗塁に次ぐ記録。

 また、ダイエーでは小久保裕紀44本・松中信彦36本・城島健司31本に続き4人目の30本塁打で、これはパ・リーグ初でプロ野球史上4度目の30本塁打カルテットとでした。

<30本塁打4人以上のチーム>
選手名・本数 チーム 年度
山本浩二44本、ギャレット40本、ライトル33本、衣笠祥雄30本 広島 1978年
宇野勝37本、谷沢健一34本、モッカ31本、大島康徳30本 中日 1984年
バース54本、掛布雅之40本、岡田彰布35本、真弓明信34本 阪神 1985年
小久保裕紀44本、松中信彦36本、城島健司31本、井口資仁30本 ダイエー 2001年

・谷繁(横浜)が通算100号本塁打。
 谷繁元信捕手(横浜)は10月3日の対広島27回戦(広島)で、2回表の第1打席に高橋投手から今季17号2ランを放ち、史上217人目の通算100号本塁打を達成しました。初本塁打は89年5月27日の対ヤクルト9回戦(柏崎)で5回表に尾花投手から記録。
 10月3日現在の通算成績は1410試合、4018打数992安打、打率.247、100本塁打、457打点、20盗塁。

・9月の打者部門月間MVP。
 10月3日に両リーグから9月の月間MVPが発表されました。パ・リーグは松中信彦内野手(ダイエー)で、22試合に80打数35安打、打率.438、5本塁打、28打点という成績で初受賞。
 セ・リーグは松井秀喜外野手(巨人)で、21試合に68打数26安打、打率.382、11本塁打、21打点の成績で98年5月以来、5度目の受賞。

・仁志(巨人)が年間打数のセ・リーグ新記録。
 仁志敏久内野手(巨人)は10月1日の対阪神28回戦(甲子園)で5打数を記録。今季通算597打数として、50年金山次郎(松竹)の594打数(137試合)を抜く年間打数のセ・リーグ新記録を達成しました。日本記録は63年広瀬淑功(南海)の626打数(149試合)。

・小笠原(日本ハム)が年間塁打の球団新記録。
 小笠原道大内野手(日本ハム)は10月1日の対西武28回戦(西武ドーム)で、7回表の第4打席に石井投手から今季332塁打目を記録する二塁打を放ち、70年大杉勝男の330塁打を抜く年間塁打の球団新記録を達成しました。

・宮本(ヤクルト)が年間60犠打。
 宮本慎也内野手(ヤクルト)は10月1日の対広島26回戦(広島)で、1回表の第1打席に犠打を記録して史上2人目の年間60犠打を達成しました。日本記録は91年川相昌弘(巨人)の66犠打。