佐野 恵太(さの けいた)

 広島・広陵高から明治大を経て16年ドラフト9位で横浜DeNAベイスターズに入団。大学時代は3年秋・4年春とベストナイン2度。
 プロ1年目はファームで77試合に出場し62安打の打率.255ながら、11本塁打・35打点はチーム二冠。一軍では21打数2安打の打率.095とプロの壁に苦戦した。翌18年は一軍で73試合と出場機会を大幅に増やし、5ホーマーを含む29安打を放った。

 3年目の19年は59安打で打率.295と準レギュラー級へと成長。この年は代打でも打率.344と好成績を残した。そして20年は海外移籍した筒香選手の後を受け、主将で4番打者の大役を任される。この年は20本塁打を含む132安打で、打率.328をマークして首位打者に輝き、見事に期待に応える活躍だった。
 21年も2年連続3割打者で全試合に出場し、初のオールスター出場も果たした。22年は10試合に欠場しながら、最多安打のタイトルを獲得。3年連続3割に2度目のベストナインとリーグを代表するバッターとなった。

 3シーズン好調が続いたが、23年はシーズンを通じて打撃の調子が上がらなかった。打率.264と連続3割は3年で途切れ、13本塁打・65打点も2020年以降ではワーストの数字に終わった。

 首位打者1回(20)、最多安打1回(22)。ベストナイン1度(20、22)。オールスター出場3度(21〜23)。1994年11月28日生まれ。右投げ左打ち。

年度別打撃成績(赤字はその年のリーグ最多記録)
    試合 打数 得点 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四死球 三振 打率(順位)
17 DeNA 18 21 1 2 1 0 0 3 1 0 0 0 3 5 .095
18 DeNA 73 126 6 29 4 0 5 48 14 1 0 1 3 26 .230
19 DeNA 89 200 23 59 10 0 5 84 33 0 0 0 15 39 .295
20 DeNA 106 402 48 132 20 1 20 214 69 0 0 3 46 58 .328(1位)
21 DeNA 143 545 73 165 34 2 17 254 72 0 0 4 66 73 .303(6位)
22 DeNA 133 526 63 161 29 1 22 258 72 2 0 1 47 57 .306(3位)
23 DeNA 141 560 67 148 26 2 13 217 65 0 0 3 50 77 .264(16位)
                                 
7年 703 2380 281 696 124 6 82 1078 326 3 0 12 230 335 .292