大山 悠輔(おおやま ゆうすけ)

 茨城・つくば秀英高から白鴎大を経て16年ドラフト1位で阪神タイガースに入団。1年目は75試合で7本塁打を含む47安打を放ち、打率.237。翌18年は規定打席には届かなかったものの、11本塁打に打率.274と成長を見せた。特に9月16日のDeNA戦では1イニング2ホーマーを含む6打数6安打7打点の大活躍だった。
 19年は全試合出場を果たしレギュラー定着。139安打・14本塁打・76打点と各部門で自己ベストの数字を残した。

 20年は120試合制ながら28本塁打(リーグ2位タイ)・85打点(リーグ3位)と、自己ベストを更新。打率も.288と前年を大きく上回り、頼れる4番打者へと成長した。21年は怪我による離脱もあり、14試合に欠場したが2年連続20本塁打と気を吐いた。
 22年は3年連続20本塁打に自己最多の87打点と引き続き中軸打者としての働きを見せ、オールスター初出場も果たした。23年はシーズンを通して4番に定着し、2度目の全試合出場。打率.288ながら自己最多の148安打に加え104四死球とよく出塁し、出塁率1位のタイトルを獲得。チームの38年ぶり日本一に大きく貢献し、ベストナイン・ゴールデングラブに選出された。

 18年9月16日の対DeNA戦で1イニング2本塁打とセ・リーグタイ記録の1試合6安打。

 最高出塁率1回(23)。ベストナイン1度(23)、ゴールデングラブ1度(23)受賞。オールスター出場2回(22、23)。1994年12月19日生まれ。右投げ右打ち。

年度別打撃成績(赤字はその年のリーグ最多記録)
    試合 打数 得点 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四死球 三振 打率(順位)
17 阪神 75 198 25 47 10 2 7 82 38 2 1 1 21 41 .237
18 阪神 117 347 48 95 19 4 11 155 48 5 1 2 28 54 .274
19 阪神 143 538 52 139 33 1 14 216 76 3 1 4 44 98 .258(26位)
20 阪神 116 423 66 122 21 5 28 237 85 1 1 1 46 96 .288(11位)
21 阪神 129 466 55 121 23 2 21 211 71 2 0 7 39 89 .260(23位)
22 阪神 124 439 54 117 18 1 23 206 87 0 1 5 65 103 .267(17位)
23 阪神 143 513 80 148 29 0 19 234 78 3 0 8 104 120 .288(6位)
                                 
7年 847 2924 380 789 153 15 123 1341 483 16 5 28 347 601 .270