3種類(しゅるい)のドードーがいた、モーリシャス島、レユニオン島、
ロドリゲス島に住んでいました。
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ドードー絵
 
モーリシャスドードー

大きさは七面鳥(しちめんちょう)ほど、アヒルよりおおきい。おもさは25キログラム、羽(はね)はあるが飛(と)ぶことはできません。あたまは帽子(ぼうし)かヘルメットをかぶったように見えます。

嘴(くちばし)はがんじょうで、さきが曲(ま)がっています。このくちばしで果実(かじつ)の皮をはぎとり、なかの実(み)を食(た)べたのです。

ドードーは飛(と)べず、人を見たことがないために人(ひと)をおそれず、かんたんに捕(つ)まえることが出来たのです。食料(しょくりょう)や楽(たの)しみの狩(か)りのため殺されました。また、人(ひと)がもちこんだ猿(さる)やネズミなどにより卵(たまご)がたべられました。

ドードーが発見(はっけん)されてから、わずか100年を越(こ)えずに絶滅(ぜつめつ)しました。氷河時代(ひょうがじだい)以前(いぜん)から、小さな島で平和(へいわ)にくらしていたドードーは地球の上(うえ)から姿(すがた)を消(け)したのです
有名なドードー絵
レユニオンドードー
モーリシャスドードーとおおきさは同じくらいだが、ほっそりとしており、色も白く、白ドードーともいわれる。

レユニオン島は火山島(かざんとう)らしく、3000メートルを超(こ)える山がある。平(たい)らなモーリシャス島と違(ちが)い、山々(やまやま)がつらなる自然(しぜん)のうつくしい島です。
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イラスト レユニオンの風景 ロドリゲスドードー
ひとりもの」と言われるように、群れをなすことはなかったようだ。くちばしも短(みじか)く、足(あし)や首(くび)もながく、つばさには不思議(ふしぎ)な 骨(ほね)がでている。他のドードーとは別の種類(しゅるい)ではないかといわれる。

ロドリゲス島は小さく、全長(ぜんちょう)は16キロメートルほどしかない。昔(むかし)のふんいきが残(のこ)っている。
レユニオンドードー
ロドリゲスドードー レユニオンドードー
絶滅年代(ぜつめつしねんだい)
モーリシャスドードーは1681年。レユニオンドードーは1746年。ロドリゲスドードーは1763年から1790年のどこか……。

マスカリン諸島(しょとう)は、私たちが考える諸島(しま)とちがい、おたがいの島は遠くはなれており、孤島(ことう)といっても良いぐらいだ。そのため、ドードーは各島で独自(どくじ)に進化したらしく、たがいに特長(とくちょう)が違います。
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参考本編……モーリシャスドードーレユニオンドードーロドリゲスドードー。
 ハトの系統樹 いろいろなドードーの絵(第三章)
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