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憲法を暮らしに生かし みんなが輝く社会 平和な日本を
日本高齢者大会in富山
第28回日本高齢者大会in富山が9月12、13日に富山市で開かれました。
「まちから村からの連帯で 一人ぼっちの高齢者をなくそう」「憲法を暮らしにいかし みんなが輝く社会 平和な日本を」を掲げ、2日間で全国から延べ5200名の参加が学び、交流しました。小矢部市をはじめ県内の各市町村が後援しました。最終日の全大会では八尾高校の生徒たちによる「越中おわら節」が披露され、参加者も踊りの輪に加わり、楽しみました(写真)。
小矢部市内からの参加者の
感想を紹介します
☆ 高齢者ばかりの大会に来たのは初めてですが、みんな元気ですね。(Mさん)
☆ 沖縄の伊波洋一さん(元宜野湾市長)の話で新しい発見があった。
尖閣諸島の問題を理由に宮古島や石垣島など南西諸島に自衛隊の基地をつくる計画が進められているが、これは台湾防衛のためにアメリカが10年以上前から狙っていたことだ。アメリカは、中国海軍艦船が南西諸島の公海上を通って太平洋へ進出するのを阻止するために、沖縄に自衛隊の地対艦ミサイル部隊を展開する訓練や、南西諸島に陸上自衛隊の有事即応部隊を配備する計画を進めている。
この訓練をしている陸上自衛隊のPRビデオを見せられて、日本が戦場とされる危険がわかった。アメリカの中国包囲戦略のために「集団的自衛権の行使」が必須とされたのだ。(Sさん)
☆ 「富山学 万葉集と大伴家持」に参加した。カタクリのことを「かたかご」というのは、平安朝のころの越中方言で、大伴家持が「もののふの八十乙女らが汲みまがふ 寺井の上のかたかごの花」と詠み込んだという。
高岡万葉博物館の坂本信幸館長のお話は面白かった。当時は、お寺の井戸が娘子供の水汲みで大繁盛したらしい。介護だ、消費税だ、年金だ、という中の「清涼剤」であった。(Hさん)
☆ 学習講座「アベノミクスと庶民の暮らし」(山家悠紀夫講師)に参加した。アベノミクスの前年(2012年)と比較した、「景気」「雇用」「物価」「サラリーマン世帯」の分析では、景気はさほど良くなっていない、暮らしは反って厳しくなっている。良くなっているのは株価だけ。「第3 の矢」は大企業が世界で一番活動しやすい国にするもの。これは、日本経済と人々の暮らしを壊す毒矢である。現に企業収益が増えても賃金は下がり、正規雇用者は減少した(企業の経常利益は、28兆円から49兆円、21兆円の増。雇用者の平均年収は、470万円から410万円、60万円の減。正規雇用者数3812万人から3340万人、472万人の減。1997年と2012年の比較)
賃上げ、社会保障制度の拡充が日本経済再生にとってカギといえる。そのためには、安倍内閣の政策をやめさ、正規雇用をふやし、最低賃金を上げる。安倍内閣の早期退陣・打倒こそ日本経済の再生とくらし改善のキーポイントであるという確信を一層深めた。(Yさん)
☆ 「富山学 高齢社会における有効な温泉利用法」に参加した。富山県には良い温泉が多い。温泉で健康になれると聞いた。ぬるめのお湯に長くつかることで血圧も下がる。温泉巡りをしたくなった(Sさん)
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