バナー2005年5月22日号
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各種審議会を公開
「市民オンブズ小矢部」に市が回答


 小矢部市は5月17日、「市民オンブズ小矢部」(美谷克己代表)に対して、市が設置する各種審議会を公開すると回答しました。去る3月に「市民オンブズ小矢部」が市に申し入れていたものです。
 今年1月に開かれた上水道審議会に、ある市民が「傍聴したい」と申し込んだにもかかわらず、「傍聴に関する規定がない」との口実で傍聴を拒んだことがありました。(『赤旗読者通信』2月6日付で報道)
 この事件がきっかけで「市民オンブズ小矢部」の申し入れとなったものです。
 当局の説明によれば、「小矢部市審議会等の設置及び運営に関する要綱」を制定し、今後各種審議会は公開することにしたこと、例外的に公開できないものについてはその理由を明かにすることにしたこと、各種審議会委員については公募委員を2名以上にすることなどです。
 公開の方法は、誰にでもできるだけ自由に傍聴を認めること、会議録を市役所1階や総合保健福祉センター、津沢コミュニティープラザなどで閲覧できるようにすること、インターネットで公表することなどです。
 また市民の意見をより多く反映させるために、各種審議会の答申などに対して、市民意見を公募し、それに回答するなどのやり方(パブリックコメント制度)も取り入れたいと述べました。
 回答を受け取った「市民オンブズ小矢部」の代表らは「満額回答ですね」、「私が傍聴を申し込んだのは、市の方針の結論だけでなく、どのような経過でそれが決められるかを知りたいからだった」とその感想を市の担当者に伝えていました。

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