文責:倉島
ここでは、わかりにくいディベート専門用語を説明します。ディベートに使われても、日常語や意味がすぐわかるもの(例えば「論題」)は省略してあります。
列挙して述べるとき、それぞれの項目に番号をつけて述べる手法。
「メリットは三つあります。一つ目は、........になるということです。二つ目は、.......」
列挙して述べるときに、各項目に小見出しをつけて述べる手法。
直訳は「新しい議論」だが、ディベートでは特にことわらない限り、反駁に入ってからの新しい議論(立論では述べられなかった論点)を持ち出す反則を意味する。
プランは実行されるものとする仮定。ディベートでは、プランを実行すべきかどうかを議論するものであり、プランが実行されるかどうかは論点とはならない。たとえば、「日本は大統領性を導入すべし」という論題でディベートする場合、大統領性を導入すべきかどうかを論ずるのであって、そのために必要な憲法改正が実行されるかどうかを論じる必要はない。必要な法整備に関しては「フィアットがかかっている」と呼ばれる。
相手の持ち出したメリット(デメリット)を、別の理由によりデメリット(メリット)に転換してしまう手法
現状を変えなければならないことを証明する責任。主として、肯定側が負う。ただし、否定側がカウンタープランを出してきた場合には、否定側も立証責任を負う。
立証された議論に対して反駁しなければならない責任。つまり、議論をかみ合わせなければならない責任。主として、否定側が負う。ただし、否定側がカウンタープランを出してきた場合には、その論点に対しては、肯定側も反証責任を負う。
肯定側が論題を正しく理解して、支持していること。
下記の5主要争点で論題の是非を議論するディベートの方式。
メリット/デメリットの大きさの比較だけで優劣を競うディベートの方式。
ジャッジをするために議論の流れを書きとめる紙。論点を縦に時間軸を横にとる。
プランから生じるメリット/デメリットを、発生課程とともに表示した図。準備の段階で、ブレーンストーミング的に作成すると、議論の整理に役立つ。