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りんどう

「谷人たちの美術館」での「りんどう花房」
紹介のページはこちらです

 阿蘇で希少種に指定されている野草は、主に北南外輪山の牧野や原野などに生息し保護植物として、保護地域を指定して厳しく監視されています。ほとんどと言っていいほど「大陸系遺存植物」です。
 採取に当たっては保護地区には入らないようくれぐれも注意しましょう。

 久木野の平野部でもごく普通に見られるスミレ、フデリドウ、アマナ、ニリンソウに野菊やゲンノショウコなど、阿蘇は「野の花」の宝庫です。

 近所の奥様が、「うちのクヌギ林の土手に可愛い花がいっぱい咲いていますよ。草刈りする前に採りに来ませんか」とお誘いの声がかかります。「ニリンソウ」でした。押し花にして、お礼に小さな額に入れて差し上げると、その可憐さにビックリされます。刈り取られる運命でしたが、見事に蘇りました。

りんどうの押し花は、「原色そのままだ」と言われる定評も、周りの環境に恵まれてるからだす。

花の採取について

 押し花も最近は新しい技術も開発され、すっかり進歩しましたが、可憐な野の花の優しさを生かしてあげる、
主にそんな作品を目指しています。

 花はつぼみから咲いて散るまでの時間がありますが、
咲いている間はいつでも押していいと言うものではありません。押す時期のタイミングがあります。
そして何よりも来年も咲いてくれる事を考えて絶やすことなく採取は必要最少限度にとどめましょう。

久木野押し花教室 サンルームにて

出張教室も行っています
久木野押し花教室  新築のロッジにて

保育園の先生方の押し花講習会

ペンションの奥様達の押し花教室

 
昨年の「谷人たちの美術館」りんどうの会場です。 駐車スペースは10台可。
作品展示会場「ほんにゃら山荘」
お客様には、ベランダやガーデンでゆっくりくつろいでいただきました。
南郷谷を眺めながら、喫茶の美味しいコーヒーも好評でした。

 阿蘇を訪ねて、可憐な野の花にふと目が付くと、摘んで持ち帰りたいのは心情ですが、それが保護地区の希少種で、保護委員の方に厳しく指導を受けた、(ひどい時は社会的制裁も)という話を聞いた事があります。最近は希少種でも実生より育てたものが販売されています。稀少価値の野生種は、やはりその原野でしか育たない種類が多いものです。大切に保護しましょう。