平成11年2月 | 懐かしい廃屋 | |||||||||||||||
私のホームページには、阿蘇の山並がよく出てきます。四季折々いつ見てもあきない風景です。 |
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平成11年の冬、始めてゆっくり周りを眺めた時、南郷谷の「南阿蘇」を流れる白川を境として、遥かに広がる白水村(現南阿蘇村)白川水源地区と、その彼方に阿蘇五岳の第一峰「根子岳」の天狗岩が望めました。学生時代仲間と共に一本のザイルに命を託し、根子岳西峰の尾根と岸壁を何度となくアタックした時、がっちりと握った岩の割れ目に咲く、可憐な濃紫色の「りんどう」の花に、青春のロマンを分かちあった若き日々が蘇えリました。荒れ果てた廃屋の横に立つ「柿の木」の下に腰をおろし、目前に広がる「里山の原風景」は鮮烈な印象でした。 |
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地元の方のお世話で訪ねた地は、約10年来の廃屋。持ち主の方は熊本市内在住とのことで、年に数回草刈りに来られる程度で、生い茂るヨシズ竹に囲まれ、家にたどり着くにもままならぬ状態でした。 |
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周りのがらくたを片づけや、草を刈り整地しました。廃屋が姿を現しました。
何とか復元しようと思いながらも、やはり放置された10年の歳月には、 大工さんもなすすべがありませんでした。残念ながら解体。 左の木が柿木です。とんがり柿の甘柿ですが、 実りの時期にはすっかり皆の人気者になりました。(平成11年5月) |
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解体整地の様子はこちらをご覧ください。
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