剣なしゼルダの秘密



最近ファミコン版のゼルダの伝説で、普通のプレイではない独自の遊び方が自分の中で流行っているのですがその中で、剣を一切取らず、ラスボスのガノンの部屋まで行くという通称「剣なしゼルダ」と言う特に難しい遊び方があります。その遊び方の元となった資料と思われるものが偶然にも私の手元にあったので、今回はそれを紹介したいと思います。



私が持っているファミコン雑誌に「ファミコン必勝本」(1冊だけ)と言うのがあります。もうかなり前の雑誌ですよ。何せ私が小学低学年の頃のファミコン雑誌ですから。多分私が捨てずにそのまま取っておいてあるファミコン雑誌の中では一番古いと思います。すでに表紙はボロボロ、というか破れてなくなってしまっていますが、中身の方は部分的に多少破れているものの、とりあえずは保存状態が比較的良好なので読む事は出来るんですけどね。

で、表紙が破れてしまっているので、詳しく何時発行されたかちょっと分かりませんけど、そのファミコン必勝本内に載っている特集タイトルや色々な情報を見てみると、多分1986年の5月頃に発行されたものだと思います。ちなみに「魔界村」や「ドラゴンクエスト」、「グラディウス」なんかが特集されてました(笑)。

そのファミコン必勝本の1コーナーに、「バグボーイ情報局」と言うのがあるんですけど、まあ読者投稿型のコーナーでして、ファミコンの裏技や面白プレイなど、そんな感じのものを紹介していくコーナーです。ファミマガで言えば「ウル技」みたいなものでしょうか。

そのバグボーイ情報局にて、剣なしゼルダの情報が載せてありました。


※注意 以下に掲載してある画像をクリックすると大きな画像が見れます。

←これがその噂の剣なしゼルダの詳細が書かれているコーナー(笑)。ちょっと左のページが破れてしまってセロテープで補修してますが、ツッコミを入れない方向でお願いします(笑)。
→全4ページにわたって剣なしゼルダの情報が掲載されてました。左ページの真ん中よりちょい下には変なリンクのイラストが載ってます(笑)。
←「ごいんきょがカーネーションをムネに飾って出社した日に、ゼルダの伝説のディスクが送られてきた。それはなんと剣を持たずに裏(アナザー)ワールドまでクリアしているディスクだったのだっ!!」

と、画像右側のエメラルド色をした枠にそう書いてあります。投稿者はわざわざそのクリアしたデータが入ったゼルダをファミ必編集部に送ったみたいですね。

ちなみに投稿者は当時九州にお住まいのお二方のようです。名前は本名で書いてあったので、念のために伏せておきます。
→このコーナーで紹介された技は3段階で評価され、その技ごとに右の画像の3つのネズミマークがつけられる。今回の剣なしゼルダでは一番良い「でかした」マーク。一番上に載せた画像にちゃんと赤の「でかした」マークが。


とまあ、こんな感じで4ページにわたって詳しい攻略の仕方や注意点など載せてありました。まったくすごいですね、これを編み出した人は(笑)。多分この投稿がなかったら、全国に剣なしゼルダという超絶プレイは流行らなかったかも知れませんね。


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